学生の頃、毎日プリントを届けて世話をしていた同級生が成人式で「一生恨む!」

もう訳がわからない話

中1の頃に同じクラスになった女の子と友達になった
その子は明るくてフレンドリーだったけど、
今思えば依存体質だった

家庭が荒れてたので仕方なかったかもしれないが
誰とでも仲良くなるけど、
距離なしというか寄りかかれる友達を探してる状態で、
すぐに周りから私以外の人が離れていった

二年の頃に転校生がきたんだけど、
転校生の女子は性格最悪で友達を標的にイジメだした
私も友達として標的にされてたけど、
私は転校生以上にいい性格をしてたので
鼻で笑って過ごしてた

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ところが友達は正面からどんどん攻撃を受けて
あっという間に不登校になり、
同時に依存できるものとして
ネットとMMOにどっぷりハマっていった

友達が不登校になったことで
打っても全く響かない私へのイジメはなくなったが、
そのせいか担任や副担任から
友達の復帰の手伝いをしてくれと言われた

私は薬剤師になりたくて、
日頃学校が終わったら家にすっ飛んで帰り勉強してた
それを担任が逆手に取り、
「部活もしてなくて時間があるのだから、
毎日友達の家にプリントを届けて話し相手になってあげろ」
という
ふざけんなと思ったが、内申をチラつかせて
(オール5とれなくなるぞ、推薦あげないぞと言う脅し)
従わせられた

引き受けたら全力でするのが私の矜持
毎日プリントを持って家まで行き、
小一時間話し相手になった
担任からは勉強を教えてと言われていたが、
相手はずっとノートパソコンに張り付いて離れない
私の目も見ようとしないで、
ゲームのランキングが5位になったとか、
下克上を狙ってるとか、そんな話ばかりをしていた

私がこれまでに持ってきたプリントも課題も
持ってきたときのまま
それでも私は小一時間きっちり話に付き合って帰ってきた

三年生になり、
実力テストを受けて偏差値73をとった私に対し、
友達の偏差値が32で、
その数値の違いをまざまざと見た友達は
虚しさを覚えたらしい
ゲームのキャラを消して
昼過ぎから学校に来るようになった

その時友達に
「私を見捨てないでずっと来てくれたか
ら私は普通の人間であり続けられた」と感謝された
その後友達は中卒で働き始め、私は高校、大学へ進学
そして成人式のとき、友達と再会した
会った瞬間罵倒された

「あんたが私をいじめなかったら、
私は普通の学校生活が送れてたのに!」
私に言われてると思わなくて、
左右キョロキョロしてたら張り手をくらった
「一生恨む!
普通の幸せを手に入れられると思うな!」と泣き叫び、
周りから私がいじめっ子の極悪人の認定をされた

成人式にはいじめっ子もいたけど、
友達はいじめっ子には笑顔で
「久しぶりー!あのときは毎日家までありがとう!」
と近寄っていった
中学の頃にクラスメイトだった男子数人が
「え?逆じゃ?」
「え?毎日プリント持って行ってたの私さんじゃ?」
と困惑してた
いじめっ子も過去のことを後ろめたく思ってたのか
「うんうんどういたしまして」とぎこちなく受け入れていた

式のあとは同窓会があったけど、
会費払ってたがそのまま帰った
多くの元クラスメイトは厄介事はゴメンとばかりに
私をチラチラ横目で見てくるし、
男子の何人かが「気にすることねーよ」と
気を使ってくれるしで
私一人のせいで空気がかなり悪かった
別に失って惜しくない人間関係だったので
バッサリ切ることにした

その後数年たち、
薬剤師をしている私のもとへ友達がきた
隣県に嫁いで働いてたのに本当に偶然だった
派手な髪型とメイクをしていたのに、
身につけているものがボロボロで最初は全く気付かなかった

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私の顔と左手の指輪を見て、
呪詛のようなものを吐いて返っていった
「私にしたことを後悔するならお前が不幸になれ」
と吐き捨てたが耳に残っている

記憶まで改変して可哀想に
友達のよしみとして
一生呪詛の対象でいてあげようと思う

私:
身長150未満のチビ、
昔から背中半分ぐらいまであるロング、
成績はよかった
足に障害有り(器具つけてる)

いじめっ子:
身長170超、
昔からベリーショートで蓮舫みたいな髪型、
成績悪、スポーツ万能
内申なさすぎて高校行くところないと言われてた
18の時、地元のヤクザの息子が
世間話に夜に働いてると情報をくれた
二十歳の成人式の時も夜に働いてた

似ても似つかないどころか容姿は真逆
友達が派手になってたのは
いじめっ子の影響かなと思ってる

学校が荒れてたからね
雑技団みたいなバイクが
校庭に侵入して部活中の生徒追い回したり
入学式や卒業式に爆竹ずっと鳴ってたり
ムカつく教師の車が段差の向こうに放り投げられてたり
フロントガラスにペンキべったりだったり
壁破壊して中の水道管を壊して、
真冬に廊下一週間以上水浸しだったり
窓や扉の破壊は日常茶飯事だった

長年教師してきた人らからは
正直物質的損害のないイジメの方が楽っていう
心情がありありと伝わってた

友達が不登校になったとき担任がまだ若くてさ
呼び出されて個室に鍵かけて二人きりになったと思ったら
「先生のこと、助けて」って泣かれたくらいだし

まぁ担任はまだマシで、その後職員室に呼び出され、
複数の教師に囲まれ
て何でか私が尋問受けるようなことになり
そこで成績を盾に色々約束させられたから、
理不尽な学校だったよ

中3のときに、
小学校456年と同じクラスだった男の子と
同じクラスになったんだけど
彼、中1、2の頃にいじめで不登校だったんだよね

家が近かったから行きしなその男の子の家に寄って
一緒に通学してって教師から頼まれて
小学校の時から優しい男の子だったから
了承して迎えに行ってた

彼も私のことを知ってたから
「私さんが一緒なら怖くない」って
ずーっと私と一緒だったんだけど
不登校って実績があったから、
先生と男の子が報告書みたいなのを
遣り取りしてたんだよね

また不登校にならないように、
何かあったら伝えやすいように
するためのものだったと思うんだけど
何でか私がコメント
(勉強はここが弱い、とか気づいたこと)を書いたりもしてて、
それが記録として手元に残ってる

そこには彼の字で私が友達の家に通ってた実績
たまについて来てたからその日の出来事
(友人宅でゲームに夢中な友人のかわりに
男子に勉強を教えてた)
私がいじめっ子に思い出したように嫌がらせされてたこと
丸一年分の第三者からみた記録が残ってる

一応彼のプライベート満載だから人に見せたことはないけど、
何かあってもそれが動かぬ証拠になってくれると思う

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