交換留学で来た嫁に ひたすら日本語で話しかけるという嫌がらせをしたが、帰国する時には「連絡ずるがらぁ~」

昔交換留学で来た嫁に
ひたすら日本語で話しかけるという
嫌がらせにも見えることをした
最初は困った顔をしてた嫁も、帰るときには泣きながら
「連絡ずるがらぁ~」と抱きついて来るまでになった
大学でもこっちに来て近くに住み、
そしてそのまま就職して帰らなくなったw

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嫁は高校のときに交換留学で三ヶ月ほどこっちに来てたドイツ人
物珍しさの人波が去った頃日本語で普通に話しかけた
一応日本語の勉強はして来たみたいだけど
当然理解が追いつかなくて困惑顔だったので
「言葉そのものが分からなくても状況や身振り手振りや
表情やニュアンスで伝わるものだから、
俺は日本語で君はドイツ語で喋ろう。
どうしても伝えなきゃいけないことは辞書を片手に英語でやりとりするようにしよう」
と片言の英語で伝えたら嫁は頷いてくれて、
そっから日本語とドイツ語でやりとりしてる不思議な二人になった

最初は二人とも??状態でそのことに笑ったりもしてたけど、
一週間もすれば本当にある程度伝わるようになる
言葉の意味は分からなくても言いたい事は伝わるし、
特に嫁は日本語の勉強もしてたのでこっちの言いたい事を
汲み取ってくれるからコミュニケーションは普通に取れた
教師や周りもいつのまにか俺を頼るようになり、
嫁も回りに伝えるのに俺を使うようになり、何か担当みたいな立ち位置に
学校以外でもみんなで遊んだり二人で遊んだりと
仲良く過ごしたので、帰るときには泣きながら抱きついてきた
泣いてる嫁を抱きしめ返しつつ頭撫でながら
「胸がスゲェぞぉ!!」と思ったのは今でも内緒w

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その後PCでメールのやり取りをしながら
進学先を聞かれて答えると「私もそこに行く!」と言い出し、本当に来た
その頃にはもう嫁は日本語ペラペラで、
住むトコ決めたりするのに一緒に来日した嫁両親との通訳をしてくれたりしてた
一緒に観光地巡りながら美味しいスイーツで嫁父と意気投合して、
嫁と嫁母と嫁弟には呆れられたりもした
嫁父に「日本は安全な国だから大丈夫だとは思うけど、
慣れない国での暮らしだから良くしてやって欲しい」と頼まれて了承
でも嫁はちょっと顔赤かったし文句言ってたから
本当はもうちょっと違うこと言ってたんだと思うが、
未だに教えてくれないから今度直接聞こうと思ってる

一緒に過ごした大学生活も終わる頃
「そういえば卒業したらどうするの?」と聞くと「こっちで就職するよ」と言われ
「へー、どこに行くの?」と聞いたら
「ここで、永久就職する」と顔を真っ赤にしながら言われた
俺は院に行くつもりだったので、じゃあ具体的に
いつどのタイミングで結婚しようかーとか言うと
「暫くは私が働いてあなたを養うつもりだから、
出来るだけ早く結婚しよう。
私は私が困ってると一緒になって困ってくれるあなたが好きなの、
だから私もあなたと一緒に困ることにするの」
と言われて、彼女が卒業後直ぐに結婚して一緒に住むことになった
結局ウチの親も学費と仕送りは就職まで続けてくれたし、
嫁の親も一番お金がない時期だからって助けてくれて
お金に困ることはなかったけどね

今は就職して子供も産まれたから嫁両親に
見せに行こうと思うって言ったら嫁父から
「こっちはもう安全じゃないし、赤ちゃんつれて長旅はつらいからこっちから行くよ。
美味しいスイーツの店を調べておいてくれ」
と言われ
「それは既に完璧です。いつでも食べきれないくらい一緒に回れますよ」
と返したら嫁にも嫁母にも怒られたけど、
会う度にやるから絶対にスイーツめぐりはやると思う、というか楽しみにしてる
嫁父の「俺が死んだらお菓子で出来た棺に入れて
パフェ型の墓を建ててくれ」はぜひとも叶えてあげたい名言だw

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