俺「もっといい女になったらもう一回告白してこい」高校生嫁「はい!その言葉忘れないでくださいね!」

嫁高2の時に俺新任で教師に。
嫁が学生の頃は何とも思わなかったけど、
嫁は着任式で見た時から俺の事がずっと気になってたらしい。
新任教師は若くて高校生と歳も近いから、
ちやほやされる事あるとは聞いていた。
嫁は俺の顔見るたび駆け寄って来て話しかけてくれた。
でも嫁の他にも俺のこといじってくる生徒いたから
その中の1人くらいにしか思ってなかった。

嫁が3年になって進路で悩み始めたとき、
小さい頃からずっと教師になりたいと思っていたことを知った。
そしてなんと俺と同じ大学に行きたいと言い始めた。

スポンサーリンク

当時は「先生と同じ学校で勉強したいの!」
と言ってたが俺は半信半疑だった。
そして嫁は見事俺と同じ大学への進学が決まった。
嫁は大喜び。俺も驚きながらも祝福した。

嫁卒業式の日。式が終わり、
学校玄関前で卒業生と談笑していると女子生徒から
「先生、今すぐ〇〇教室行ってください!じゃないと(嫁)が大変です!」
と言われわけもわからず言われた教室に。
そこには泣いて真っ赤に目を腫らした嫁。

どうした?と聞くと、やっぱり先生の事が好き、
付き合ってもらえないと思うけど
どうしてもこれだけは言って卒業したかった、と涙ながらに言われた。
当時俺には付き合っていた彼女がいたので丁重に断り、
その気持ちがは嬉しかった、立派な教師になれよ、などと言った(と思う)。

最後に嫁に冗談混じりで無事教師になって
もっといい女になったらもう一回告白してこい、と言った。
そしたら可愛い笑顔で「はい!その言葉忘れないでくださいね!」と。
初めて嫁にドキッとしたのはこの時かもしれない。

その後は何も連絡などなく、俺も婚約までしてた彼女に
振られたり転任したりバタバタしていた。

スポンサーリンク

そして4年後。順調に行けば嫁は大学卒業してる。
なんかふと嫁の事が頭をよぎった。こんな子いたな、という感じで。
そしたらその数日後、学校で電話応対してると隣の学区の中学校から電話が。
それが嫁だった。最初はお互いに気付かず電話の最後になって
フルネームで名乗られたところで、「あれ?もしかして(嫁)か?」
と言ったら「あー!先生だったんですかー!」という感じでお互い気づいた。
その日の夜、改めて嫁から電話が。
久しぶりだな、なんて話をして今度飲みに行こうという話になった。

正直、この時は下心がないといえば嘘になるな。
そして飲みに行く当日、嫁の姿を見てびっくりした。
高校時代から10kg近くダイエットしたらしく、
化粧もオシャレも覚え見事に大人の女になっていた。
2人で飲みながらこの4年間こんなことがあったなど色々話した。
仕事の話もした。
そしてそろそろお開きというタイミングで嫁が、
「卒業式の日、先生なんて言ったか覚えてますか?」と聞かれた。

申し訳ないんだが、この時本当に何て言ったか思い出せなかった。
そしたら嫁が「せっかく勉強もオシャレも頑張ったのに!」
と言って、そこでやっと思い出した。
まさか真に受けてるとは思ってもいなかったし、
嫁がそこまで俺のこと想ってくれてるとは思わなかった。
嫁に本気で俺のこと今でも好きなのか?と聞くと、
ちょっと困ったような顔をして、
「大学時代に付き合った人はいたけど、長続きしなくて…。
でも今日先生に会ってやっぱり好きかなって思ったけど、まだ断言できない」
となんとも微妙な回答。

もちろん俺もまだ嫁のこと好きになる前だったから、
じゃあこれから何回かデートしてお互いに確かめようかということでその日はお開き。

その後、お互い忙しくて予定もなかなか合わず半年間ほど友達関係が続き、
クリスマスに俺の方から告白して恋人に。
その2年後のクリスマス、プロポーズして無事承諾してもらえた。
そして入籍したものの、お互いの勤めてる場所の関係で
同棲出来ないまま今に至るわけですが、数ヶ月前嫁の妊娠が発覚。
年始から入る産休と同時に同棲出来ることになったので、
今から俺はルンルン気分。

長々とすまん。嘘みたいな馴れ初めでつまらないかもしれんが、
これが俺の馴れ初め。

スポンサーリンク