俺の嫁との馴れ初めは、夜間の道路警備やってた俺の前に
暴走族だった嫁が豪快に単車ごと滑って来た事のが最初。
あの時は死んだと思ったね実際。
まず出会った当時のスペック

俺 二十歳
警備会社社員(指導教責)
見た目 普通
その他全て普通
コミュ障 バイク好き

嫁 17歳
高校生(ヤンキー)
見た目 かなり美人
暴走族
バイク好き

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ってな感じ。
その日俺は夜勤で国道で片側通行をしていた。
いつも通り捌いていると相方から暴走族接近の無線が入った。
意外かもしれんが危険を回避するため
こういう停止してもらえる見込みが無い輩については事故防止の観点から
例え法的に優先順位が低くても停止させない。

俺はすかさず自分の方向の車に停止してもらい通過するのを待った。
どんどん通過し終わり、最後の1台を確認しようと
(無線で最終のナンバーを聞いて)
振り返った瞬間に最後の1台が転倒し俺の方に滑りながら向かって来た。
俺→無謀にもジャンプを選択→回避失敗
奇跡的にも俺は上がりきらなかった足を引っ掛け転倒しただけだったが、
バイクは停止していた車両に衝突大破。
ライダー(嫁)は投げ出され縁石に衝突。
その後は相方工場業者で二次災害防止。
俺は資格もあったのでライダーの救護を行った。
意識は無く頭部からの出血が酷かったので無理かもしれないと思ってた。
そうこうしてるうちに 救急隊が到着して、
引き渡す時、何故か付いていってあげないといけない気がした。

もちろん映画でもないしそんな義務もないので必要ないのだが、
確かに付いていってあげないといけない気がした。
監督にことわって救急車に乗って病院に行った。
救急車の中で意識は戻ったものの、
病院では直ぐ手術になり、俺が彼女の別状無しを聞いたのは朝方だった。
俺はそれを聞いて安心し、家に帰った。
ここで一旦話は切れる。

再開は三ヶ月後の話だった。
三ヶ月後、俺は同じ現場の夜間に出ていた。
休憩になり、現場の作業員と話していると監督から呼び出された。
行ってみると監督は二人の恐らく親子だろうという男女と話をしていた。
監督に声を掛けると監督よりも先に義父が
「申し訳ありません」
と土下座 あっけにとられて横を見ると
三ヶ月前に見た暴走族の嫁が立っていた。
ごめんなさい。嫁からはそれだけだった。
どうやら事故の時にこの現場の作業員達や警備員のある意味神対応を知って
謝罪に来たということらしい。

でも逆に俺は腹が立った。
気づいてる人もいると思うけど、この時義父と俺は初対面。
つまり病院で俺は義父に会っていないのだ。
時間はあった。
三時間以上は確実にあったのに、
義父は我が娘の危機に直ぐ来なかった。
俺が義父を叱責する間、嫁は黙って聞いていた。
二人が帰る時、嫁から携帯の電話番号を貰った。
どうゆう意味かわからなかったので放置。
用事が有るわけでもないので俺としては当然のこと、
登録さへしてなかった。

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暫くして(でもそんなに空いてない)嫁から電話があった。
勿論誰か判らないのでよそ行きの電話対応。
嫁は電話口でケタケタ笑っていた
ウケるとかなんとか。

俺→イライラしながら誰か尋ねる
嫁→自己紹介
俺→キレる
俺→何用か尋ねる
嫁→泣きながら会って欲しいといわれる。

ってな感じで次の日曜にjフルで会った。

色々話を聞いた。
義父との関係悪化。暴走族が実際楽しかったこと。
バイクのこと。
そして義父を叱責していた俺をカッコいいと思ったこと。
本当に色々な話をした。

結論として、
今日は嫁にしてもらおうと思って来たのだということ。

以下 その後の14番テーブル
俺→断る
嫁→逆ギレ
俺→キレる
嫁→泣く
俺→理由説明
嫁→関係ないとキレる
俺→キレる
嫁→泣く
俺→諭す
嫁→泣く
嫁→泣く
嫁→ごねる
嫁→泣く
嫁→泣く
俺→諦める
俺→条件を出す
嫁→泣きながら納得。

ってな感じでいきなり俺には一応婚約者が出来た。
条件はまずちゃんと卒業すること
成績を上げること(努力をさせるため)
社会を知るためにバイトをすること
暴走族をやめること。
義父とはちゃんと和解すること。
嫁お世辞抜きに頑張った。
バイトを始め、暴走族をやめ、義父とは仲良くなった。
成績は底辺から国立狙えるくらいまで上昇した。
ほんとによく頑張った。

そして卒業式の後、俺が嫁にプロポーズして結婚。
二年後、長女出産。今に至る。

サプライズだったのは嫁が俺には内緒で
俺のいる警備会社に内定を貰っていたこと。

今では隊員の姉貴分として頑張っている。
よくできた良妻賢母である。
俺と嫁との馴れ初めはこんな感じ。
義父は結構すんなりだった。
というかぜひよろしくといった感じだった。

後遺症はないけど、
左即頭部からこめかみにかけてまど傷が残ってる。

族を抜けるというか抜けるまでもなく解散したらしい。
というのは表向き。
警備員の幹部とかになると結構警察と深い関係になることがある。
おれも所轄のその縁で色々工作掛けた。
まぁ手荒なことはしてない。
今でも元チームメイトから年賀状とかが来るし、
会社の社用車の点検整備は元リーダーのいる工場で、
その元リーダーに見てもらってる。

嫁に俺の番号を教えたのは他でもない現場監督
後で勝手に教えんなと言ってやった

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