大した体験ではありませんが・・・
昔、血が足りない時代がありました。
緊急手術の場合など、親戚縁者子供の同級生、
あちらこちらに声をかけて、個人で集めるのです。
私が勤務中の小さな個人設計事務所に、
そこの従業員に電話連絡が有りました。
その方の弟の生まれたばかりの、
赤ちゃんの血を健康な血に全部入れ替える必要がある。
そこで、勤務者にB型は居ないか?
私が適し健康で何度も献血しているので、
福岡市から久留米市の病院まで行くことになりました。
私は血を交換しても失敗した場合の、
再度輸血用の予備員でした。
そこで、深夜2時まで待機です。
さっさと400ccだろうと、600ccだろうと、
出して早く帰りたいなー。
全血の入れ替えは上手く行き、やっと帰れました。
・・・病院で待つのは辛い事。
帰りは一緒に来た兄さんとタクシーで帰りました。
それから、約3ヶ月後の日曜日に、
突然その弟さん夫婦2人で赤ちゃんを、
私住まいまで連れて来られました。
健康で何の問題なく育っていました。
記憶に鮮明に残っています。
地球上に住んでいる人は現代医療がなければ、
人口は今の半分になるそうです。それを実感した体験でした。
お礼に整髪料セットを頂きましたが、髪が乱れていたのかな。
その後の体験では、
母が胃がんの手術の為輸血していただいたり
献血センターの所長から
「100回記念には、盾に記名入りのいいもの貰えますよ。」
と誘惑されたり
献血しに来られている善意の方々の雰囲気にて、
もう240回の献血になりました。
年金世代で、月2回の成分献血は、日本に30人居るかな?