ある日突然夫から「ひとりになりたい」と言われてしまいました

同い年のアラフィフ夫婦。
職種は違うけど同じぐらいの年収でやってきた。

子供は若い頃不妊治療をやったけど
諦めて夫婦二人で生きてきました。
同じ趣味(秘湯温泉巡り)に年数回出掛け、
それぞれ別の違った趣味も楽しみ
生活費折半で家事は7:3で私多めなことは、
私が料理や掃除が好きな人間なので特に不満もなく
その代わり年に何度か必要な庭の除草みたいな仕事は
夫が引き受けてくれることで満足していました。
このままずっと仲良く年を重ねていけると思っていたんですが、
ある日突然夫から「ひとりになりたい」と言われてしまいました。

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青天の霹靂で「何故?」としか言えず、
とにかく理由を聞かせてほしいと問い詰めてしまいました。
夫は、全て自分の責任、自分が悪い、自分の弱さ、と繰り返すだけで
それでは納得いかない、「ひとりになりたい」
というのは離婚したいと言うことかと聞くと
「できればそうしたい。残りの人生は自分の好きなように
気を遣わずに生きたい」そうです。
そんなに私に気を遣っていたのかと聞くと、
「気を遣ってたと言うのは少し違う」と言い
暫く考えたあと言われた言葉は
「俺は自分の妻にはひとつ下の道を後ろから付いてきて欲しいタイプ」
と言われました。

銀婚式を終えて、今頃そんなこと言われてもと思いました。
これまで私は、お互いに手を取り合いながら同じペース
でのんびりと進んでいくタイプの夫婦だと思ってたのが
まるっきり私ひとりがそう思ってただけでした。

夫の職場の同僚や、大学時代の友人は、
みんな奥さんが一歩引くタイプなんだそうです。
ちょっとしたものを買うのでも、夫に相談してから決める。
奥さんだけで旅行とかとんでもない。そんなタイプだそうで、
そういう夫婦関係に憧れたそうです。

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私は経済的に対等だと思ってたので、
家電の買い替えとか保険の見直しとか
大きなお金が動くときや冠婚葬祭等以外は自分で判断して
事後報告になることがありました。
友達と旅行にも行きましたが、大体2ヶ月ぐらい前に
宿の手配が出来た時点で
「〇日から〇〇に行ってくるね~」って感じでした。
これまで文句を言われたことは一度もないし、
夫だって友達同士で旅行に行くので
フィフティフィフティだと思っていました。

だったら何故その時言ってくれなかったのか、
今まで一切何も注意されたことも文句言われたこともないのに
今になって突然そんなふうに言われても困るって言うと
「だからおまえは悪くない。全て自分の責任、自分が悪い、
自分の弱さだってさっきから言ってる。責めてはいない」
と言い、「俺の勝手で離婚するんだから財産分与を放棄してもいい。
慰謝料が欲しいならこの家を全てお前名義にしてもいい」
と言われ、そこまでして私と別れたいのかと
ものすごくショックを受け、数日仕事を休んで泣いて暮らしました。

が、目一杯泣いたあと「全部貰って別れる!」って決めて、
実際ふたりの預貯金もマンションの半分の名義も貰って別れました。
別れたあと知ったんですが、亡くなった義父から夫への相続が
1000万ぐらいと聞いていたのが桁が違ってました。
それがあったから自由に生きたい方向に気持ちがぶっ飛んだんだと思います。
とは言え、それなら私も遠慮なく貰えるのでかえって良かったと思い、
マンションは売って引越しました。

それから一年経って、元夫からよりを戻せないかと言ってきました。
別れて初めて私との生活の心地よさに気付いたんだそうです。
甘え切っていた。なのにとんでもない勘違いをしていた。
どうか許してほしい。やり直させてください。
なんか色々言っていましたが、
「もう無理だよ。私のほうこそ気持ち離れてるから」って断ったら
「でも俺との生活、幸せだったろ?」だって。
「うん、幸せだったよ。その気持ちを叩き潰しておいて今更何言ってるの?」

何を言われてもよりなんか戻せるわけがない。
人の気持ちをなんだと思ってるのか。
これほど神経わからないを強く感じたことはありません。
長々と失礼しました。

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