武勇伝した自覚はないんだが、結果的にそうなった?スレチかも
小学校高学年の頃、何故かいじめの標的になった。
ある日登校したら、下駄箱に雑草が詰め込まれていて、
上履きがなくなっていた。
当時、顔以外高スペックという妙な自覚と自信に満ち溢れていた私は、
悲しむどころか「おぉ!いじめだ!」と妙に感心した。
ちなみに、上履きは昇降口の掃除用具入れに入ってた。
すぐ見つかった。
教室に入ろうとしたら、いつも開きっぱなしのドアが閉まってる。
黒板消しが挟まってた。
落としたら片付け大変そうだったので、反対側から入った。
後ろから教室入ったら、仕掛け人っぽい女子グループが
みんなドアを注視してたのが面白かったので、黙って入った。
机の上に、牛乳瓶にタンポポが生けられていた。
綺麗だったけど、勉強の邪魔なのでロッカーの上に動かした。
黒板消しは先生が引っかかって、朝から学級会になった。
「私さんがやりました」と仕掛け人っぽい一人が言った。
先生「私、お前がやったのか!?」(ドス聞いた声で)
私「そうなんですか?」
先生「お、お前がやったのか?」(うろたえて)
私「違います」
先生「そ、そうか…」
この後みんな机に伏せて、手を上げさせられた。
それで学級会は終わった。
当時の私は顔以外高スペックだった。当時身長160cm。
テストで100点以外とったことなかったし、
作文とか自由研究で賞状ガッツガッツもらって
祖父母から小遣い荒稼ぎしてて、学級委員長、
学年委員長、行事の実行委員長やってた。
要するに、早熟な女子、発育のいい優等生だった。
兄と父から柔道教わってて、非常に小生意気で利発な子だった。
休みに入って、仕掛け人達が私のほうをワザと見ながら
ニヤニヤしだした。
「くさい」「でくのぼう」「おとこおんな」みたいな、
思いつく限りの暴言を吐いてクスクス笑ってた
(この頃はキモイって言葉なかったなぁ)
ある一人がこっちに近寄ってきて、危ないもの触るみたいに
机に出してた筆箱を床になぎ倒して、「勇者w」「すげぇw感染してない??」とかやってた。
私が教室から出た瞬間、なんだか歓声が上がってた。
職員室に行ったら、うっかり担任がいるのを見落としてしまって、
何故か学年主任の先生(厳しくて有名)が目に入ったので、
誤解がないように説明した。
その場で担任も呼ばれ、学年主任も交え、
クラスでまた学級会。細かいことは忘れたが、
仕掛け人たちはビビッて泣きじゃくってた。
放課後、仕掛け人たちが突っかかってきた。
すぐ先生にチクんじゃねえよ、チクり魔、明日覚えてろ、
みたいなことを、言葉を変えて入れ替わり立ち代り言ってきたので、
ゆっくりと言い返した。
「やるのはそっちの勝手だけどさ、誰かにどうしたの?
って聞かれたら、私嘘つかないよ?
何考えてるか分からないけど、こういうことして、
一生馬鹿にされるのはあなたたちです。
中学入って、部活とか、やりたいかもしれないけど、
いじめっ子ってだけで、いじめられるよ?
友達できないよ?そんなんじゃ、ちゃんと勉強できないよね?
勉強できなかったら、高校入れるか分からないよね?
高校入れなかったら、どうなるか知ってる?」
優等生が真顔で訥々と語り始めて、
何人かは心配になってきたようだった。
その後は、かなり話を盛って、
「今私をいじめるとお先真っ暗」みたいな話でまとめたと思う。
神妙な顔で、仕掛け人たちは解散していったけど、
誰も私に「ごめん」とは言ってこなかった。
なので、私は彼女らとは接触を避けた。
出席簿の名前飛ばして呼ぶ(学級委員長の役目だった)ように
なっただけだけど、それ以外は普通に過ごした。
何もしないのが逆に堪えたのか、1週間位して、
集団で「許してください」って私に言いにきた。そこにカチンときて
「集まらないと謝りもできないなんて、幼稚園児以下だ!」と叱り飛ばした。
その後はよく覚えてないが、ギャルっぽい集団が散り散りになり、
キャイキャイ騒ぐ姿を見かけなくなった気がする。
何で私が標的になったのかは、後になって気づいたことだが、
当時塾に通っていたんだが、受験組よりも公立行く
私の成績が良かったから逆恨みされたんじゃないかと思う。
それか、男子とも仲良かったんで、グループの中に、
好きな男の子がいた子でもいたのかなぁ。
あの頃の満ち溢れた過剰な自信がなぜ今無いのかと悔やまれる。
進学校(笑)入って燃え尽きて、Eラン大学にギリ合格。
身長は小学校で止まった。顔は今も悪い