地元の隣県に引っ越したら新しい家の町内に偶然高校時代の同級生がいたので高校時代に嫌がらせをされ私は

旦那の転勤で私の地元の隣県に引っ越したら
新しい家の町内に偶然高校時代の同級生がいた。

個性的な濃い顔立ちとキラキラネームで間違いない。

私の方は結婚してありふれた苗字に変わってるし、
当時よりかなり痩せたから相手には気付かれてない。

ま、地元からこんなに離れての偶然があるとは思ってないだろうし。
でも私の方は忘れない。

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高校の時、通りすがりに突然煙草を握らされて、
先生に見つかり危うく停学になりかけた。
仲間じゃないと疑いは晴れたけど、
面白がってキャッキャキャッキャ笑ってたこと。
妊娠して中絶費用のカンパ用の缶を回してきて
1円も入れずに次に回したら机に唾を吐かれたこと。
嫌な思い出は山ほどある。

でも再会して少し気分良かったのは、
閑静な住宅街の中でも
屋根瓦から雑草が生えてるような一際みすぼらしい家屋で、
ガレージに止めてある車も
元の色が褪せて錆びも出てるようなものだった。

子供も制服から底辺高と分かった。
旦那は最初父親かと勘違いしたほどの高齢男性だった。

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たまにすれ違っても、いつもおどおどした感じで
髪も肌も艶がなく手入れがされてない。

錆びた郵便ポストに書かれたキラキラネームと
黒子がなかったら絶対気付かなかったと思う。

それだけで溜飲を下げればいいんだろうけど、
やっぱり高校時代のことを許せなくて
次の転勤辞令が出て引っ越す時に、
大して近所付き合いがなかったにも関わらず
引越しの挨拶に行った。

いつもは引越しの挨拶なんて、
引越してきた時だけだし前任地の銘菓を持っていくんだけど
わざと500円分のクオカードに「ご挨拶」と書いて渡した。
手元のそれを見た時に一瞬浮かんだ嬉しそうな顔。

「2年間、(旧姓)さんの姿を見るの楽しかったです。
高校時代とはずいぶん変わりましたね。私、(旧姓)です^^」

と言ったあとの鳩豆顔を見て、
やっと復讐できた気分だった。

あの流れで受け取ったクオカードを
どんな気持ちで使うんだろうと思うと、更に楽しい。
やっと高校時代の忌まわしい思い出を忘れられそうだ。

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