アラフォーで独身の友人Aが 宝くじで3億当てたらしいんだ

数年前なんだけど、
アラフォーで独身の友人Aが
宝くじで3億当てたらしいんだ。
危機感がないのか何なのか、
仲の良い友人グループ相手に
世間話の一環のようなノリで話してて
嘘だと思われるのが嫌らしくて
(誰も嘘でしょなんて言ってないのに)
高額当選証明書(?)を、わざわざ見せてくれたりした。

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こう言ってはなんだけど、
大学時代からの付き合いのそのグループの中で
独身はAひとりで
最初のうちは理想が高過ぎて婚期を逃した感じだったけど、
今は結構妥協してても婚活が上手くいかず
わりと人生に悲観してたようなところがあった人で、
そこからの大逆転と思ってるらしく・・・
っていうか実際そう言ってたし、
やたら今日は私の奢りだとか、
タクシーで帰りなよって万札を配ろうとしたりしてた。

もちろん、奢ってもらう理由も
タクシー代を貰う理由もないから断ってたけど、
断るのも別に嫉妬してるわけでもなんでもなく
みんなで集まる時点で財布の中にはお金入れてあるし、
帰りの足のことも考えて行ってるわけで。

そりゃあ確かに宝くじ1等当てたなんて凄いと思うし、
羨ましいって気持ちは確かにある。
でも羨ましいから嫉妬するってのは
ちょっと違うって言うか、
なんかもう金額のレベルが違い過ぎてピンとこない。

と同時に、ペラペラしゃべるAが心配になった。
ちょっと大丈夫なの?って。
Aが言うには、今時は本人確認が厳しいから
盗まれることもないよって笑ってるけど、
そう言う事だけじゃないし。

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Aは仕事もすぐに辞めてしまって、
まずは家を購入するって言って
iPadで候補の物件情報を見せたりしてたんだが、
ひとりで暮らすのに何処の資産家の豪邸なの?
って思うような物件ばかりだった。
「有吉ゼミ」の「〇〇、家を買う」のコーナーで
紹介される中の一番豪華な別荘みたいなあんな感じ。
なんかもう、私たちには現実離れし過ぎてて
「どう?」なんて見せられても「はぁ・・・」って感じで。

私たちの反応が薄すぎるのを嫉妬としか思わないAは、
最終的には自ら私たちとはCOしていった。
COの切欠になったのは、
みんなの忠告をウザがったからなんだけど、
でも言わずにいられなかったんだよね。
3億って今みたいな使い方してたら
老後まで持たないよ?って。

見せられた物件はどれも1億越え。
Aは1億使ってもまだ2億あるって言うけど、
その1億の家の維持費に
どれだけかかるか理解できてなさそう。
このままAの近くにいてAの言動を見てるのが
こちらも結構ストレスだったから
COされたのはかえって良かった。

完全に付き合いを断つ直前には
豪邸を購入して結婚もしていた。
相手の男性がどういう人かは知らない。

私は暇潰しに
不動産物件情報の間取りを見るのが好きなのだけど、
たまに豪邸の間取りを見つけてはAを思い出す。
うまく軌道修正出来ていればいいんだけど。

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