知らない男から電話「真美子の夫です。会いたい。身分証明書持参してくれ」私「真美なら知っているが」

昨日夜8時位に知らない番号から電話掛ってきて
会社兼用だからお客さんかな?と思って電話に出た。

そしたら知らない男の人から電話で
「俺さんですね?」って言われれ
「はい」と答えた。

当然仕事の話だと思ってたんだが
いきなり
「真美子(仮名)の夫です、もうご存知ですよね?」と…

俺は正直に言うが既婚者と交際したことはない!!!!

回答は「え?は?ええ?誰?」だった。
旦那さんらしき人は「日曜日に会えませんか?」だった。
8月24日、明日だな…

俺には身に覚えがない!
真美子と言う人は知らないが真美なら知ってる。
3か月前に郊外の居酒屋で会って、
タクシーで送った時にLINEを交換した。

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真美が暇なときに誘われて飲んだりした。
相手からは既婚のきの字も出てない。
スペックは俺は30歳、真美は28歳と言っていた。

彼氏に振られてヤケ酒飲んでるんだぁ~と話しかけられ
それからの関係。
旦那さんからの電話ではいくら説明しても
「とにかく会いたい」の1点張り。

相談したい事なんだが
この場合俺はアウトなんだろうか?
それとも、物的証拠というか
既婚なのに未婚と偽っていた事が
証明できればいいんだろうか?
その場合どう証明する事が出来るのだろうか?

という事なんだが、知恵をお借りしたい。

そして、そもそも日曜日に
旦那さんらしき人に会いに行く必要はあるのだろうか?
電話では一応わかりましたと答えたんだが…
レコーダーとか持ってった方が良いかな、
身分証明書含めて家に置いていっても
電話番号知ってるって事は
会社から自宅まで下調べ済って事だよね。

メシウマ案件なんだろうけど、
まさか自分がこんな目に合うとか

さっき電話で日曜日午後に会う事になったよ。

旦那の言っていた事
・私は一人で行く。弁護士は連れて行かない。
・証拠等を確認したい。
場合によっては社会的責任を取ってくれ
・それからLINEとかメールとか
私に会う前に連絡はしないで欲しい。
・身分証明書を持ってきてほしい、
当然こちらも身分を明かす

こちらの言い分。
・会えば判るが、そもそも真美子なんて人は知らない。
真美なら知ってる
・美人局でない証拠が何処にもない
、友人を連れて行く(相手:了解した
・レコーダーを用意していいか?
(相手:構わない、当方も用意していく

あと、LINEの遣り取りで「未婚」とは書いていない。
俺が「酷い元彼を忘れる為にも新しい彼氏作らなきゃね」
ってのはあった。
11時の相談して、今2時前。
その間に真美からLINEは一度だけ「元気~?」
それ以外は来ていない所を見ると
真美は旦那と俺が会う事を知らないか美人局か…

とにかく、日曜にファミレスで話し合いしてくる。
これからメモとレコーダ買ってくるわ、

一応報告しまっす!
日曜日の午後約束通りファミレスで会ってきた。
こちらは友人Aと一緒。
「おまえ厄介な問題に巻き込まれたんじゃね?」と
イヤイヤだが同行してもらった。

Uの字のテーブルで真ん中に俺、
対面同士でAと旦那さん。
もっと893っぽい人かと思ってたら
ひょろい人で俺より一つ年上。

丁寧な挨拶後本題へ。
お互いICレコーダを机の真ん中に出す。

旦那さんの提示してきた証拠と言い分
・俺とのLINEの遣り取り
・俺と真美の写真
(びっくりしたのはすげー映りが鮮明で
夜なのに赤外線カメラみたいに綺麗だった)
・以上の証拠をもってこれはどういう事か?という質問

もう汗びっしょり。
着地点が見つからない話し合いで緊張がMAX。
何回もコーラ飲む。

俺の言い分
・そもそも真美は知っているが真美子は知らない。
・経緯はこのメモを読んでくれ
(キョドってテンパって絶対上手く説明できないので
事前に紙に箇条書きにしていった)
・既婚者とは知らなかった、
彼氏と酷い別れ方をしたと言っていた。
・その証拠がそのLINEです!

10分間位旦那さんは無言で俺のメモを見ていた。
それには出会いから今現在に至るまで、
嘘なく書いてある。

旦那さんの襟の汗が滲んでくる。
俺も旦那さんも汗だく。
Aは言い合いになったら止めてくれと言ってあるので
携帯いじりに夢中。

こちらとしては、
もう二度と会わないし、LINEもブロックする。
旦那さんとしては、連絡は取らないでほしい。
けれど離婚協議になったら私に協力をお願いしたい。
謝礼も払う。と言われた。

この度は申し訳ありませんでした。と頭を下げたが
やはり納得はしていない模様。
そしたら鞄からレポート用紙を取り出すと
今日の話し合いの要点を書くのでサインしてほしいとの事。

それから30分、これでいいですか?とか
ここが違いますとか言いながら
真美が真美子と名乗って、
既婚なのに未婚と偽装し俺と交際した。
当事者(俺氏)は真美が真美子とも知らず、
さらに未婚であるとの認識であった。
〇年〇月〇日 どこどこにて作成。サイン。立会人友人A。

こんな感じだった。

俺もAも居た堪れなくなった。
いくら事情を知らないにしても
自分の妻の交際相手が目の前にいても
旦那さんはぐっと我慢して歯を食いしばっていた。

俺は心底申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
謝っても罪が消える訳じゃないが何回も何回も謝り倒した。
旦那さんは「あなたは悪くない」と言ってくれるが
俺自身もう訳が分からなくなっていた。パニックだった。

次にお金の問題が出てくるんだろうと思い、身構えた。
「慰謝料とか言うつもりはないですよ」とフっと笑った。
正直に言う。マジで俺はホッとした。

「今回の件、詳しい事はまだ言えませんが、
俺氏だけじゃないですから」と旦那さんは笑った。
真美は俺には真美、他の人には真美江、
また他の人には真美未、真美代と使い分けていた。

旦那さんは今回の調査用の電話番号とメルアド、
LINEを提示してきた。
これ以降はこの回線で連絡取合いましょうとの事。

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俺は回想していた。真美との会話を。
真美は確かに男の扱いは上手かった。

会話も今思うと決して既婚だと悟らせない様にしていた。
彼氏にDVされて、子供が望めなくなり、
彼にストーカーまがいの事を繰り返され
精神的におかしくなり引っ越してきたと言っていた。

「彼氏は真美さんのどこが好きだったんですかねー?」
なんて聞いたとき
「あいつは私じゃなく、女という存在が好きなだけだよ」
なんて言っていた。

でも、もう惜しいとは思わない。
正体を知った後はただただ恐怖だった。
彼女からすれば俺は遊ぶための友達の一人なんだと。
騙したな!と怒れる気分も確かにあった
が、目の前の旦那さんを見ると
そんな気分は一瞬で消え失せた。

時計を見るともう4時を回っていた。
旦那さんは「ここは僕が払っておくよ」と言うと
俺達に帰る様促した。
放心状態の俺をAが引っ張ってってくれた。

車に乗り、Aと話す。
Aは慰謝料とか言われなくて良かったな!
と喜んでいたのに加え
お前にも責任があるんだから、
あの人に協力しろ!と強く言われた。

席を立つ際にICレコーダを回収し、
旦那さんに最後に挨拶をする。
そのまま車でファミレス駐車場を出た。

驚いたのは旦那さんの席に新たな男が座り、
ペコペコしている姿だった。
Aに家まで送りつけて貰い、夕飯も食わずに眠った。
疲れが出た様で、熱まで出た。
この数日間なんだったんだ?
という想いが未だに抜けない。
今日は自分が抜け殻の様だ。

いくら知らなかったとは言え、
自分がした事に凄く嫌悪感があり
取り返しのつかない事なんだと実感した。
一応昨日の報告でした。

8/24に旦那さんと話し合って、その後音沙汰無かったんだけど
8月末の平日にまた呼び出された。

今度は公的な人を前に宣誓?みたいな事をした。
友人Aには協力しろ!と言われていたので
今回は腹括って一人で重たい脚をなんとか前に出し
ファミレスじゃない事務所へ向かう。

所謂弁護士さんなんだけど、
先日の話から進んで何月何日に何回会ったのか?とか
何日に連絡があって
その時なんと発言したのかと事細かく聞かれる。
その度にビクッっとなりながらも懸命に答える。
汗が凄い。

旦那さんは笑いながら
「そんなにビクビクしないでいいよw」
と言ってくれたがそれが罠の様な気がしてた。
それに、ヘラヘラなんて出来ない。

知らぬ存ぜぬで通したいが、
そうは世間様は許してくれない様だった。

先生からは慰謝料として
旦那さんに100万円払う事を提示された。
頭の中が真っ白になった。
だがその書類の下に「ただし」という文言があり
詳しくは伏せるが要は
「もう関わるな、でも協力して、謝礼も出るよ!」
という様な事が書いてあった。
協力しない、まだ真美と連絡取る、となると
判ってるよね?という脅し半分の文言だった。

かなり高圧的な文章。

俺はこんな文章、会社でも見た事ねぇよ…
なんて考えていた。

汗ダクの俺、クールな先生、半笑いの旦那さん
この三人が対照的で
自分でもなんだよこの状況…と思ってた。

先生から「んで?どうします?」と言われる。
もうね、即答「協力させて頂きます!!」で即答。
その後証拠開示なのか、ファイルと数冊見せられる。
まさか自分の姿が
こんな形で写真に納まるとは思っても見なかった。

この写真を見た旦那さんの心中を察すると
自分がしでかした事なのに
自分自身が気持ち悪く吐き気さえ覚えた

そして、他の三冊のファイルを見せられ
「この人ご存じで?」と言われる。

2人は知らなかったが
一人は真美と出会った居酒屋でも会った事ある
常連客だった。
その人の知っている事を
「言いなさい」じゃなく「吐きなさい」という感の
警察の取り調べ状態。
正直に話した。俺の残る道は正直に誠実にしかない。

そのもう一人の年配のオヤジは、
ゴルフ好きの会社社長(自称)で
車は高級外車で奥さん子供が居て、
会社はどこどこで、家はどこどこで
と俺の知りうる情報を伝えたが、
そんなモノはとっくのとうに調べがついてて
新しい情報は無かったみたいだった。

旦那さんが言う
「君が4人の中で一番新しいみたいだね」
みたいな事を言った。
俺「そうですか…」それしか答えようがない。
他のファイルもそれ相応の写真が収められていた。

先生が「じゃ、答えは出た様なので」と話を打ち切る。
答え?え?なにそれ?状態。
他の三人は既婚と知ってたらしいと言うのを聞いた。
正直、あぶねーーー!やぁべーーー!でも助かった!
というのが偽らない感情だった。

また連絡しますと言われ半ば強制的に事務所を出る。
燦々と照りつける太陽にシャツが乾く頃
自分がどれだけ汗をかいていたか判る、
それほど臭っていた。

そして迎えた9月に入った直ぐの頃、
旦那さんからまた呼び出された。
会社の会議や納品作業があったけれど、
そんなものは放り投げてファミレスに行く。

今までの経過と俺側に真美から連絡は?
という確認だった。

離婚する事。四人のうち、
俺、知らない一人は既婚とは知らなかったという事。
後の二人は既婚と知りつつ俺達よりも遊びまくり
旦那さんを馬鹿にしたメールやLINEを送り合っていた事。
お互い離婚してオヤジ社長と結婚したい趣旨の
証拠もある事。

お互い深々と頭を下げた。これ以上ない位下げた。

真美には正確には判らないけれども
総額600万以上の慰謝料が課せられたが
実家に送還されても、
俺以外の奴らにメールを送りまくってるらしく
旦那さんは笑いながら
「君もいいカモだったんだねぇ」と笑う。

そこには諦めてる男の顔と怒りと哀愁とが入交じった
複雑な顔の旦那さんが居た。

これからも少し連絡をするかも。と言われて
「まぁ君の場合はこれで終わりだね」と言われ
ホッとしたのは事実だった。

今日も仕事だが、手につかない。
ふわふわしてて何にも気力が起きない。
聞いてくれてありがと、一応報告でした。
フェイクてんこ盛りだが許して欲しい

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