縁の寿命

ネットで「縁の寿命」って言葉を見たんだけど、
親子でも縁の寿命ってあるのかな。
とても善人な母にイライラしてしまうようになった。

母はいつもニコニコしていて
明るくて人付き合いがよく陽気で、
みんなに評判がいい人。
人に頼まれたらいやと言わず、友達も多い。

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その友達は毎日うちに来て、
「ここんちにいると家の暖房代かからなくていいわ」と
居間を占領し、お茶を飲みお菓子を食べ、
お昼を食べ、トイレで毎日気張って帰っていく。
光熱費も水道代も食費もケチってるんですね。

母は亡父の弟(叔父)に何度もお金を貸し続けて、
一度も返してもらってない。
大げさじゃなく総額一千万近くになる。

こないだも「60万貸してくれ」って電話が来たから、
私が母のふりをして出て黙って切った。

母と本の話になって
「そういえばあの本どこにしまったの」って訊いたら
宝物の本1~6巻、
友達に貸したら返ってこなくなったんだって。

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今は定年退職したけど働いてる時、
自分用にボーナスで買ったシャネルの口紅、
すごく嬉しそうにしてたのに
忘年会の二人羽織のためにホイホ貸しちゃって、
新品なのに折られてた。
「まだ使える」って、えぐれた根もとに
筆をチョイチョイして口紅塗ってた。

退職してから「ゆっくりするわ」って言ってたのに、
父方の遠縁の、なんのゆかりもない
おばさんの介護を頼まれて
電車で毎日往復2時間かけて介護に行ってた。
おばさんは長患いして母に当たりちらしながらしんだ。
おばさんは母に何ひとつ遺さなかった。

父のシ後もいいように扱われて、
とくに葬儀にはよく呼ばれた。
「あの人は働くから」「香典要員」等言われていた。

母はすごくいい人で私に対してもいい人。
でももう母を見ているのがつらい。

私がそばについてないとって思ってたけど、
私がついていてもだめだった。
母を見てイライラしたり、
母のために怒るのに疲れた。

今こっそり家を出る準備をしてる。
母を捨てていく罪悪感がすごい。
母のもとを離れたら楽になれると信じたい。

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