脅されて結婚した私が理想的な女性の社会像として講演会のゲストスピーカーに呼ばれた

某NPOから理想的な女性の社会像として
講演会のゲストスピーカーに呼ばれた
発表者というより、椅子に座って
主催者のインタビューに答えればいいらしい
というのも私の経歴がこんなんだから

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・22歳で大学卒業→元々婚約者がいたので
23歳の誕生日を迎える前に結婚
・24歳で第1子、年子で第2・3子(双子)を出産
・25歳で資格取得の予備校に通って国家資格合格→就職

若くして子供を複数産み少子化対策に貢献し、
なおかつ社会進出もして
手に職系の専門職だから男性と同じくらい稼いでる!すごい!
って褒めてもらったわ

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でもね、何故こんなことができたかというと、
単に夫が金持ちだったから
高校の頃にこれあんたの婚約者って
一回り年上のおっさん連れてこられて
断ったら父さんの会社飛ぶからな、って
脅されて否応なく結婚
本当は大学も渋られたけど、
夫が「知的な女性のほうがいい」と行ったので進学できた
卒業後は観念して結婚・出産して、
夫の金に物を言わせて家政婦とシッター雇って丸投げ
夫はまだ子供が欲しいようなのでこっそりピル飲んでる
自分の腹を痛めた子達なのに他人みたいで、
可愛いとは思うけど身悶えるような愛情はない
叱るのはしんどいから、ほとんどシッターと夫任せ
たまに授業参観や家族旅行に
行くとこんな母相手でもべったりになるから
それはちょっと可哀相だなと思う
夫は女性に学がないほうがいいというタイプではないから、
専門学校に行くのは
賛成してくれたし、
一応は専門職ってことで鼻が高いらしい
夫の会社の顧問先に就職したから
浮気の心配もないしってことだって

神経がわからんのは私に話を持ちかけたNPOで、
こういう特殊なケースを
理想的な女性像というのはおかしいでしょと
全部打ち明けた上で断ったのに
お金やシッターの件は伏せて頑張る
ワーママとして話して、と再度依頼してきたこと
そりゃシッターや家政婦雇ってくれる
経済力があって、育児のいいとこどりだけできて
好きなことを仕事にできます!っていう環境があれば、
誰だって理想的なワーママとやらになれるわ
内情隠して話してくれてバカじゃないの

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