賛否は今の平和な日本で生きている人が言うべきことじゃない

15/06/23
今朝のNHKニュースの内容が極悪…

今日は沖縄戦から70年という節目の「慰霊の日」を特集していた。
さまざまなトピックスの中に喜屋武さん(76歳)の経験談があった。
沖縄戦は、島の形が変わったといわれるほどに熾烈を極め、
沖縄県民はアメリカ軍の攻撃に逃げ惑うことしかできなかった。

お母さんと兄弟4人の喜屋武さん一家も
同様にあちこち逃げ回るうち、運よく壕を見つけた。

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しかし、すでに日本軍人が数人いて、
銃剣を突き付けながら「泣く子は入れられない」とおどした。
喜屋武さんのお母さんは

「上の二人は泣かないから入れてくれ」

といい、喜屋武さんと喜屋武さんの
お兄さんを壕に入れてもらい、3歳と9カ月の二人を連れ出した。

近くに置き去りにして戻ってきたが、3歳の子が

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「お母さん!お母さん!」

と泣きながら追いかけてくる。
すると今度は、幼い子の足では追い付けないほど
遠くに連れていき、お母さんだけが壕に戻ってきて、
入口を内側から石でふさいでしまった。

置き去りにされた子は、それ以来、行方不明のまま…。

話は喜屋武さんが遺骨だけでも見つけてあげたいと思い、
DNA検査を推進しているNPO法人に登録してうんぬん、
という話につながっていたが、経験談が過酷すぎて、
後半の話なんて全く耳に入ってこなかった

喜屋武さんのお母さんの行動に賛否はあるのはわかるが、
そんな賛否は今の平和な日本で生きている人が
言うべきことじゃないと思う。

銃剣を突き付けられながら瞬時に
こんな判断しなければならないなんて、
ひどいにも程があるだろうに…。

家族で朝ご飯を食べつつ見ていた母と私は二人で泣いてしまうし、
私は思い出すだけで涙が止まらなくなってしまう…。

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