お金がなくて毎日100円マック食べていた。嫁「男の子なのにそんなので足りるの?」

嫁との思い出話

俺の親は育児放棄気味で、
子供の前でも余裕でダブル不倫できるような人たちで、
昔から小遣いとして月10万を渡して
食事も全部そこから好きに使えという扱いだった
そのせいか昔から無意識に一人の食事が嫌で、
友達に奢ると持ちかけては誰かと一緒に食事をしてた
小中のワイワイ楽しい給食が忘れられなくて、
一人なら食べないこともしばしば
情緒面の成長が止まってたんだと思う

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おかげで調子に乗った質の悪い相手から集られたりすることもあった
焼き肉行こうとさそわれ、現地に行ったら
勝手に呼ばれた見知らぬ人10人分を奢らされたり
一人食べ放題8000円で、その一回で一月分の俺の食費が消えた
その日からは毎日マックの100円バーガー食べてたんだけど、
最後5日所持金200円で途方に暮れてた
その時声をかけてきたのが嫁

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お腹すいて大学近くのマックに入って空いた席に座ったら、
空き席探してた嫁が俺を見つけ、相席してきた
ハンバーガー一個の俺を見て「男の子なのにそんなので足りるの?」
と聞いてきて、冗談っぽく
「いや、あと5日100円で過ごさなくちゃならなくて」
と笑ってごまかそうとしたら、
ニコニコして「そっかー」と言いながら
俺のトレーの方に自分のポテトを乗せた
そしてそそくさとバーガーだけ食べ終えた嫁は、
1000円を俺の前に置いて止める間もなく立ち去ってしまった
翌月嫁にお金を返そうとしたら拒否され、
じゃあご飯を奢るよと言ったら「ラーメン行きたい!」と
オススメのラーメン屋に連れて行ったら、
一番安いラーメンを注文する
「1000円分なんか頼めよ」と言えば、
「楽しいからもう1000円より価値のある時間だよー」とニコニコ
この瞬間嫁に惚れた
人生で一番楽しい食事の時間だった

昼寝してたら久々にこの日の夢を見た
懐かしい
あーまた嫁に会いたい

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