もう終わったことなのですが吐き出させてください。
30歳の女です。
一度はプロポーズしてくれた彼に
フラれてしまいました。
彼の両親との同居を拒んだからです。
彼は農家の長男。
小さい頃から、結婚後は
親との同居が当たり前と教えられて育った人です。
付き合い始めて1年くらい経った頃に、
彼の両親と私たちが住むための家を建てられました。
しかも二世帯住宅ではなく、玄関もキッチンも一緒。
まだ婚約すらしていなかったのに、
彼のお母さんから
「ここがあなたの住む家なのよ!」
と言われていました。
その時から違和感はありましたが、
彼の両親はとてもいい人たちだったので、
そんなことを思ってはいけないんだと
自分に言い聞かせていました。
その後、彼実家でのお試し同居生活が始まりました。
農業のお手伝いや家事、
バイトもできる限り頑張ったつもりです。
彼の両親は基本的には優しかったのですが、
「○○さんのところのお嫁さんは
全然働いてくれないんだって~。
あなたはそうならないわよね?」
と彼母から遠まわしにプレッシャーを
かけられる日々が続きました。
慣れない農作業と家事とバイトを
こなすだけでもしんどかったのに、
彼母はバイトをもう一つするように命じてきました。
知り合いのお店の従業員が足りないので、
手伝って欲しいと頼まれてしまったのです。
彼母の言うことに逆らったら、
働かない嫁の烙印を押されてしまう。
そう思い、仕方なくバイトのかけもちを始めました。
農作業と家事、二つのバイトに追われているうちに、
異変が起こるようになりました。
疲れているのに眠ることが出来なくなりました。
眠れないので疲れも取れません。
しだいに感情のコントロールも
できなくなってきました。
心療内科に駆け込んだところ、
鬱病の診断が下りました。
医師から実家で療養するよう言われたので、
すぐに実家に帰ることに。
自室で久々にぐっすり眠ることが出来た時は
心から安心しました。
同時に、彼の実家では常に
監視されているような気分だったことに気付きました。
鬱が軽くなった後も彼の実家には戻らず、
自分の実家で過ごしていました。
そういう過去があったので、
彼の両親との同居はもう無理だと感じていました。
本来ならここで別れを告げられても
おかしくなかったと思うのですが、
その後もお付き合いは続き、
昨年秋に彼からプロポーズを受けました。
鬱になり一度は実家に帰ってしまった、
私のようなできそこないと
結婚したいと言ってくれたことが
本当に嬉しかったのです。
結婚後は彼の実家近くでアパートを借りて、
二人の家庭を作れればいいなと思い、
彼にその希望を伝えたら
「同居じゃないと無理だ」
と言われてしまいました。
なぜそんなに同居にこだわるのか
聞いてみたところ、
・俺は長男だから同居するのは当然
・農業は継がないが、代々残してきた土地がある
その管理をしなくてはいけない
・俺達の家だって親が建ててくれた、
住まないのは申し訳ない
というような答えが返ってきました。
同居ができないなら別れるしかない、
とまで言われてしまい、落ち込む日々が続きました。
その後連絡しても無視されることが続き、
もうダメかもしれないと思い始めていました。
そこまでされても私は彼を諦めきれず、
「例えまた鬱になったとしても、
あなたと一緒にいたいので同居します」
というような手紙を書いて送りました。
今思うとバカバカしいですねw
連絡が取れなくなって数週間経った頃、
私の中の何かが切れてしまい、彼母に電話。
(彼に直接かけても出てくれないので)
彼母は出ませんでしたが、
数分後彼から電話がかかってきました。
「別れたいなら直接会って話したい」と伝えたところ、
「もう好きじゃないし、どんなに話し合っても
俺の気持ちは変わらないから会う意味がない」
というようなことを言われる始末。
自然消滅だけは絶対に嫌だったので、
きちんと話して別れようと持ちかけ、
なんとか会うところまでこぎつけました。
ついに迎えた別れ話当日。
最後なので聞きたいことは全部聞くつもりでした。
以下がその一例。
私「あなたが仮に私の両親と暮らす事になったら
簡単に休めると思う?」
彼「休ませてくださいって言う」
私「嫁は常に監視されてるような気分なの。
いつも動き回ってないと○○の嫁は怠けている
って近所に言いふらされるし、
休ませてくださいなんて言えるわけもない。
そういうこと、想像したことある?」
彼「…なかった」
私「結婚するって、二人の家庭を作るってことだよ?
あなたは実家にいて息子気分のままで
いられるかもしれないけど、私はそれじゃ困る。
親がしんだ後の土地の管理を心配するより、
目の前の二人の問題を心配したらどうなの?」
というようなことを話しました。
彼は絶句してました。
話しているうちに彼が何も考えてないことが分かり、
どんどん冷めてきてしまい、
別れて正解なのかもしれない
と感じるのようになりました。
その後無事別れました。
今は自由を楽しんでいます。