寒空野中、夜の公園に女児が一人でぽつんと座っていた。明らかにわかる薄着。 唇も紫色になっていてガタガタ震えていた。

今日解決の連絡があったので、記念のカキコ。

一ヶ月ほど前、夜行バスで旅行から帰ってきた。
バスが思ったよりも早くついてしまい、
まだ薄暗い道をカート引きずりながら、とぼとぼと歩いていた。
途中、大きな公園があるんだけど、よく見ると幼児?らしき女児が
一人でぽつんと座っていた。

私の住んでいる場所は強盗や殺人も結構多く、
最近それなりの頻度で事件になったりしている。
不安になって声をかけてみると、この寒空に明らかにわかる薄着。
唇も紫色になっていてガタガタ震えていた。

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「どうしたの?」と声をかけると首を振る。
辛抱強く何度か声をかけると「私、死んでもいいの…」とうな垂れてしまった。
目線を合わせて、安物だしと自分のマフラーを首に巻いてあげて
もう一度聞いてみた。

安心したのかやっと話してくれたんだけど、ようするに
・家を閉め出された
・もう二日何も食べてない
・母親は友達のところにいって集れ(こういう言い方した訳ではない)という
・でも、もう友達もいなくなった
・いつ戻っても家は鍵がしまってる

それで放置子とわかった。
私だけではどうにもならないし、幼児(後で聞いたら小さいけど小2だった;)を連れまわす訳にも
いかず、交番へつれて行こうと思ったけど、いっそのこと…と思い、管轄の警察署に電話してみた。
(公園に不審者をみかけたら110番か警察署へ…という看板があったので)

前述の通り、うちの近辺では事件が多発していて、
管轄の警察署は結構熱心なので
小さな事件でも飛んできてくれる。

電話して事情を話したら、保護してくれるとのこと。
今から行くから場所を教えてと言われたので
公園近くのコンビニ前で待ち合わせをして、警察が来る前に女児に暖かいお茶と
おにぎりとパンを買って渡した。
最初は受け取るのを拒否してたけど
「いつか返してくれたらいいよ」の言葉に受け取ってくれた。

それから10分ほどでパトカー到着。
婦警さんが乗ってて、女児を保護してくれた。
私も一緒に行かなくちゃならないかも…と思ったけど、
パトカーの中で少しだけ話しと
携帯番号を聞かれ、開放された。
別れるときにマフラーを帰そうとしてきたけど「あげるよ」といったら泣いてた…。

ここからは後で警察からの電話と女児からの手紙で知ったことだけど
女児は放置子。
但し、普通の放置子みたいにずっと放置されていた訳ではなく、
最近になってらしい。
両親離婚→父親に引き取られる→父親再婚で母親の元へ→放置開始
だったようで、母親が引き取ったものの放置していたらしい。

感覚はまともだったので、友達のうちに長居したくない。
でもいく場所がない…と遊ばせてもらってたら、段々と友達無くなる→居場所もなくなる
→遅くなったら母親が戻ってくるからそれまで公園の風の当たらない場所でじっとしていた。

しかし、私が見つけた前後はいつになっても母親は戻らず、
二日経過していたらしい。
母親にも父親にも捨てられた。私は死んでもいいんだと、
ベンチに座っていたと…。
友達のところに長く居座って嫌われるのも辛かったって。

結局、警察から親に連絡しても中々母親は捕まらず、
女児が父方の実家の電話番号を
覚えていたらしく、そっちと連絡が取れた。

女児の父親は再婚相手が海外の人で、海外に移住。
母親がどこかからそれを聞きつけて
「そんなところに娘をつれてくなんて!」と強引に引き取ったそうで
女児も父親の邪魔になりたくなくて、母親の元に行きたいと言ったそうな…。
海外で子供が苦労するより、母親と一緒がいいかと親権を手放したそうです。
(私の想像では母親が女児を引き取ったのは手当てがめあてかと…)

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その後、父方の祖父母が女児を迎えににきて、その後女児は父親のいる海外に行きました。
外国人の奥さんもやさしく迎えてくれたそうで、昨日、その子からマフラーと手紙が届きました。

母親はその後どうなったとか、どうしてたとかは警察は教えてくれませんでした。
とりあえず、解決したので女児の幸せを祈ってカキコです。

ちなみにマフラーは新しいものでした。
新しいお母さんと一緒に選んで贈ってくれたそうです。

GJありがとうございます。

女児宛に手紙の返事を書いたので、ここにも色んな願いをこめて
書き込みさせてもらいました。

手紙には女児の父親と新しいお母さんの手紙も入ってました。

今、彼女は新しいママに英語を習っているそうです。
そして彼女も日本語を教えているそうです
(ちなみに新しいお母さんは日本語話せますw
手紙は簡単だったけど、日本語でした)

しばらく彼女が飽きるまで、文通しようと思います。
マフラーは返してくれたと思うのですが、
私があげたの1000円の安売り。
贈られてきたものカシミヤ100%の某ブランド品でした。

ただ、もう幸せになってくれたらいいなと思うだけです。
では名無しに戻ります。

警察からは女児は父方の祖父母が迎えにきてくれたから大丈夫とだけ聞きました。
母親と連絡とれたとか、どうしてたかとかも聞いてないし…気になるけどどうでもいいやw

海外の父親のところに行ったというのは手紙が届いて知りました。
お父さんの手紙には助けたお礼と絶対に母親のところにはもういかせないと
ありましたから、何があっても大丈夫だと思っています。

外国人のお母さんは元々日本で暮らしてた期間が長かったそうなので
手紙の印象からも日本ナイズされてそうです。

苦労することもあるだろうけど、
とりあえず父親のところにいけてよかったと思います。

ではでは今度こそ名無しに戻ります。

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