怒鳴られて涙目wwww
だけどなんか目が覚めたわ
スペック
俺→高校生。中高一貫の男子校。
オタでネットとかブロク好き。
姉→大学生。めっちゃ頭いい。
俺は中2でスマホ買ってもらってからネットにハマった。
始めはイラスト集めようくらいの気持ちだったんだけど
主要なとこは全部チェックするくらい夢中になった。
なかでも女叩きにハマった。
女を語る自分はニヒルでかっこいいと思ってたし、
惚れた晴れたに惑わされない冷静な人間だと思って、
食卓でもカーチャンの飯に
「専業主婦なのにこの程度なのか」
とか文句付けるようになった。
カーチャンはハイハイっつってた。
で、ゴールデンウィークに
東京の大学通ってる姉が帰ってきた。
俺がいつもみたいにカーチャンの手際が
悪いっつってたら叩かれた。
俺
「何すんだよ!」
姉
「お前は何様だ!」
俺
「働かないで主婦してるんだから
もっとできるだろって正論だろ!」
姉「いい年してるんだから、
親になんでもしてもらうことを恥と思え」
姉の目が据わってて怖かった。
姉は背もデカイし、中3まで空手やってたから
俺は今でも怖いし正直苦手なんだ。
芸能人あんま詳しくないからわかんないけど、
キャラで言ったらミカサとかアニみたいな雰囲気。
かなわないのでとりあえず姉の前で
カーチャン虐めるのはやめることにした。
明日で姉は帰るって日に事件は起こった。
昼飯のときに姉に彼氏がいるって話になった。
しかも彼氏、医学部らしい。
学生だし結婚は考えてないって言ってたけど
エリートじゃん。
姉にムカついてた俺は、
「姉ちゃん玉の輿狙いか」って言った。
姉
「違うよ。まず会ったとき医学部って知らなかったし」
俺
「でも将来医者って思ったら絶対逃さないって気になった?」
姉
「別に」
俺
「医学部は金持ちってホント?」
姉
「嘘だよ。相手忙しくて金なくていつもワリカンだし、
なんなら私のほうがちょっと多いよ」
俺は姉を褒めるつもりで、
「姉ちゃん普通の女とは違うな」と言った。
これが姉の琴線に触れたくさい。
姉
「普通の女?」
俺
「女って普通おごってもらうじゃん」
姉
「それどこ情報?」
俺
「…よく言うじゃん」
姉
「どこで?」
俺「いや、テレビとか…あとネットとか」
姉
「ネットって?」
俺
「2ch系のとか…」
姉の目がまた据わっていた。
姉
「お前、自分の周りにいる女挙げてみろ」
俺
「えっ」
姉
「いいから。誰」
俺、涙目で担任の名前やカーチャンの名前言う。
教師と身内以外は小学校同じだった近所の女子だけww
しかもそいつたまに道で顔合わすだけww
姉
「その中でデートしたことある女は?」
もちろんゼロ
姉
「このクソ弟!」
ちなみに姉は怒鳴ると声もデカイ。
姉
「じゃあ聞くけどお前の言う『女』って具体的に誰?
ネットで聞きかじりの情報で女叩いてんの?」
俺、言い返せないけど、
「皆が言うってことはそういう女もいるってことだろ…」
ってやっと言い返す。
姉
「ほー!そういう女もいるが女全体の話になるのか!
じゃああたしの目の前にいるガキはクソで男だ!
じゃあ男は皆クソなんだな!」
俺
「違います…」
姉
「じゃあクソなのは?」
俺
「俺です…」
姉
「もう一度言え」
俺
「クソなのは俺です…」
姉
「もう一度」
俺
「クソなのは俺です…」
姉
「もっと大きな声で…」
俺
「クソは俺です!」
姉
「よーし!カーチャンに謝りに行け!」
その後、俺はどつかれながら
カーチャンに謝りにいかされ、家事も全部させられた。
姉は翌日帰ってった。
姉怖い。
でもなんかスッキリしたといえばスッキリした1日だった。
ちなみに姉、俺を監視するために
ちょくちょく帰ってくることにしたらしい。
もう叩かれないように頑張るよ…