小学校5年生の時虐待を受けていて外をウロウロしていたら「朝まで家においで」とついていった結果

小学校5年生の時
犯人がアホだった
警察凄いと思った

当時も鍵っ子で親が離婚してから義父が来たんだが、
義父が虐待する親だった。
なので義父が家に一人の時だけ
母親が明け方に仕事を終わって帰ってくるんだけど、
外をウロウロしていた。

駅前でお腹すかしていると、
事情を聞いてきた男がいて
朝まで家においでといわれついていった

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最初はいい人だと思いました。

当時の毎日の様子を少し説明すると、
学校に行くと放課後まで絶対に家に帰らない。
ちょうど義父が3年間仕事をしていなくて、
毎日理由をつけては叩かれたり、おもちゃにされていた。

ある日から学校にいって夕方まで友達と遊んで、
ランドセルを家の近所に隠し、
そのまま母親が帰るまで外をウロウロするようになった。

給食の余ったパンを持って帰らせてもらってた。
先生は両親共働きでお腹が減るからだと思っていたけど、
仲の良い同級生数人は事情を知っていたので、
給食のあまりが出るとじゃんけんになるんだけど、
俺の分を勝ち取るために
数人がじゃんけんに加勢してくれていた

誘拐だと気づいてからがすごく怖かったです。
今だと笑って話せるようにもなり、
飲んだ時にネタになったこともあります

俺は男です。スミマセンなんか。。
期待しているのと違ってしまって

その男の人は広島カープの帽子被ってて、
年齢にして40代頃だったと。

それで家に着くと、
お母さん何時頃に帰るのかと詳しく聞いてきて
朝の5時頃には家に帰ってくると言った。
親の仕事について詳しく聞かれた。

その後、風呂に入って体を温めろと言うので、
断ると多少怒り気味に入れと言うので入った。
風呂に五分ぐらいつかって出ると
男が携帯で誰かと話しているようで、
今、ガキ一人家に連れてきとるとか
車持ってこれるかなどと聞こえた。

ガキという言葉で嫌な予感して
早くここから去るべきだと思った

ちなみに小学校高学年から
連絡用の携帯電話を持たされていた。
じぇーふぉんのやつです。

風呂からあがり帰るタイミングを伺っていると、
男はランドセルとか何か
君のこと分かるもの持っていないのかと言ってきて、
そこで閃いてランドセル隠していると言って、
そこまで行くとちゅうで逃げようと思った

すると男は、
ランドセル隠してる場所近いんか?と言うので
はい、すぐそこです。歩いて五分ぐらい。
今から取ってきましょうか?と言うと、
しばらく考えた後に、
ええちょっと待っとれと言われた。

うわ、これ外出れないなと困った。

とりあえず家から猛ダッシュで
飛び出るしかないと感じ始め、
とにかく気をそらしてもらおうと、
お腹がすいたので何かいただけませんか?と言うと

男は、待っとれと機嫌悪そうに言ってきた。
その後すぐに誰かが扉をどんどん叩いた。
すると男は足音を立てないように玄関までいくと、
のぞき穴から外を見ていた。

それから男の携帯に電話がかかってきて、
おお、おまえか。先に電話いれえいうたやろと
言いながら鍵をあけにいった。
男と同い年ぐらいのオッサンだった

二人になるとキついなと思っていると、
広島カープのオッサンが、

おい、今からお前の家見に行くど?
と言って三人で家を出た。
白い軽自動車の前にオッサンB、
後ろに広島と俺が乗った。

とにかく家を知られたくないので、
警察官いそうな交番あたりを案内したけど、
そこは案の定無人交番で、警官もいない。

あまりにも同じ場所をグルグルさせるので、
広島が怒り出して、
おまえ自分の家もわからんのか?


いえ、車だと風景が違ってて難しいです、
と返したらここで言ってきた。

広島
こいつワシらが何しよるんか感づいとんちゃうか

オッサンBがすこし笑いながら、気づいとるな

俺はどんどん怖くなってきて、
もうお母さんに会えないんじゃないかとか、
同級生ともう遊べなくなるのかなとか、
子どもの時って想像力がわきまくるんだけども、
どんどんどんどん最悪の状況を予想して
泣きそうになっていた。

それでも必死に平静を保ちながら、
え?気づくってなんですか?と答えていたけど、
おそらくこの時から少しの動作も
敏感に監視するようになったので
見透かされていた気がする。

そこでここらへんをグルグル回っててもだめだと思い、
思いついたのが、少し家に近づくのが嫌だったけど
ローソンに行こうと思った。

大きな理由があって、
ここに暴走族がよく溜まってたんだけど、
一度、いつも夜中にうろついている俺を
暴走族の兄ちゃんや姉ちゃんらが
声をかけてくれた事があった。

いつも見かけるけど親いてないんか?と言われ、
コンビニで肉まんとコーラ買ってもらった事があった。

それで広島に、
このままだと分からないままで困ると思うので
ローソンないですか?

なんでや?と聞かれ、
家の近くの目印なんですと言った。

すると近くに何がある?と言われ、
ガソリンスタンドとうどん屋があって、
目の前を大きな道路がありますと言った。

そうしたら運転していたBが、
ああ国道何号線とこやろと言ってUターンしだした。

そしてローソンが見えると、
案の定暴走族の兄ちゃんらがいた。
しかしいつもより少なくて男四人ほどで、
女の人二人ほどだった。

広島がちょっとションベンしてくるから待っとけと
言いながら降りたので、
ドアが開いた時に暴走族の兄ちゃんらに見えるように
前に乗り出したんだけど、
こちらに気づいていない様子だった。

広島が5分ほどして戻ってきて、俺に
おい、おまえ帰られへんぞ?と言ってきた

ここで泣いたんだわ
もう怖くて限界だった。

帰らせてください!

広島
おいこらガキおとなしいしとけ。
叩かなあかんようなるぞ

義父から虐待受けていたので、
暴力がとにかく嫌いで、
それをしてくる大人も大嫌いだった。
ここらへんでちょっとイライラしてきてまた泣いた

すると広島が、
帰りたいんやったらおまえの家の電話番号教えろ。
直接話しすると言われた。

この時、本当に家に固定電話が無かった。
家に電話ないです。
このクソガキ、さっきからワシらなめとんな
と言いながら髪の毛掴まれて
後ろに頭を抑え込まれたまま、ほっぺたつねられた。

ほんとうに無いです。と言い返すと、
Bにおい山走らせと言って、
コンビニの駐車場から県境の山まで移動した。

この時、殺されると真剣に思った
車中強く憶えていることがいくつかあり、

広島がBにしきりにスコップ積んどるか や
ガソリンで燃やしてもうたらこんなガキ一人すぐやで
というような間接的に聞こえるように脅しが続いたのと、

一度どこかの交差点あたりで、
おいガキ(この頃にはもう呼び方がガキ)頭さげえと言われ、
ポリいとると言われた。

また、しばらくして検問が張っていて
一か八かで横道入って加速したのだが、
そのときに広島がしきりに後ろを気にしていた。

そうこうする内に、
段々と民家がなくなってきたのが分かった

検問はガチでありましたよ。
飲酒検問だと思うけども。

1で犯人がすこしアホなんだなと思ったのが、
ポケットに例の携帯電話を入れているのに、
俺が風呂に入ってるさいちゅうに調べていなかった。

といっても、後々ばれるのですが。。

山に入ってから途中のガレージのような所に車を止めた。

広島が、
おいこのままおまえ置いて帰ってもええんや

ここでまた泣く。
この頃になるとこちらも泣きつかれていて、
涙がさほど出ていなかったようにも感じてた。
とにかく怖いという事を相手につたえ、
反抗はしない事をわかってもらいたかった。

義父に暴力振るわれているときに、
叩かれながらいつ終わるんかなあ
という感覚に似ていた。
なんというのか怖いんだけど、
感覚が鈍くなってくるみたいな感じでした。

広島とBが持て余してきた様子で
車の外でタバコを吸いながら、
何やら長々と話していた。

ここから逃げて帰るの怖いし、
かといってどうなるかも分からず、
もう訳が分からなくなっていた。

心なしかすこし空が明るくなってきたようにも感じた。

それで二人が戻ってくると、
おいおまえ、家わかっとるやろ?
と聞いてきたので、はいと答えると、
これが最後のチャンスやぞと言ってきた。

とにかく山から降りて貰わないと困る。
思い出しますので
さっきのコンビニに行ってくださいと言った

結局、このまだと分からないままで怒らせて、
次に山へいかれるともうアウトになると思った

なので、極力時間をかけながら
最終的には家のアパートまで連れて行って、
隣の家を自分の家だと言おうと考えた。
もしバレたら暗かったからと言って、
その隣の自分の家を指差せばいいと思った。

あっちでもない、こっちでもないと言いながら、
顔色を伺いながらそろそろキレるかもしれないと言う頃合で、
あ!ここいつも通る道ですと誘導していった。

すると、ピリリリリリと音がなった。
広島が、ん?と車内を見回しながらBに
おい、おまえ何か鳴っとんぞ?
B いや俺違うど?
広島はこっちを見ると、
なんやおまえ携帯持っとんか?

そこで開き直って、
はい持ってます。お母さんが持たせています。
さっき家に固定電話がないと言ったの本当なんですと
多弁に言った

電話に出ていいですか?と言うと
待て!と声を荒げ、おまえ電話出てなんていうんや?
と聞いてきた。

そこでとっさに、
外でウロウロしているところを
優しいおっちゃんらに車で送ってもらっていたけど、
僕が道が分からなくなって困らせてしまったと言います。

そのときにBが笑いながら、
役者やのおwと吹き出した。

広島は、
そんなもん言うかい。
さっきからびーびー泣いとるのに電話でおまえが泣いたら、
お前の母ちゃんなんて思うねんと真に受けず、
とりあえず何号線そのまま走ってとBに言った

その後、回転寿司があるガレージに入って
携帯貸せと言われて渡した。
不在着信がスゴい件数だった。

後から知ったのは、この1時間後ぐらいに
母親は警察に通報していたとの事でした。
いつもなら必ず電話に出ていたのと、
圏外でもなく電池切れではなかったのに
おかしいと感じた点
またどこかで眠っていることも考えたとのことでした。

それから、この時には広島が携帯を持っていました。

そして空は明るみ出していたと記憶します。
ガレージで広島が、おいこの番号誰や?と聞いてきて、
そこには知らない番号の不在通知がありました。

しかし、とにかく誰でもいいので電話に出たかったので、
親戚だと嘘をつきました。  

そして持て余していた二人も疲れてきた様で、
おまえほんまにおかしな事言わんやろな?と聞いてきて、
はいと答えるものの、
広島は頑なに信用しようとはせず困っていた感じだった。

それから暫くして、
とりあえずどうなってるか電話にはでてみろと言い、
広島が考えた通りに言えと提示してきたのが、
さきほど自分が考えた、
優しいオッチゃんに車で送ってもらっているが
道に迷っているという内容でした

すると次に電話がかかってきたのが、
例の知らない番号で自分が親戚だと嘘をついた番号です。

広島はBに、おいエンジン切れといい
携帯を俺にわたすと
片耳をこちらに近づけて聞いていました。


もしもし、、、
相手
○○くんかな?

吉田(仮名)のおっちゃん?

相手
。。。いま、近くに誰かいてるかな?
いてる場合はうん、
いてない場合はううんと言ってみてくれる

ここらへんが1に書いた警察がすごいと思った部分でした
事前に想定していて、極力自然になるように話をさせた。


うん。
相手
ちょっと待ってな

1、2分待ったところでこちらから電話を切りました。

理由は、
この時まだバレている様子は無かったのですが、
正直バレることが怖かったのと、いっぱいいっぱいだった  

電話を切ると
広島、
おい今の警察やろ

違う、吉田のおっちゃんの声だった

広島
なに言うてきとんや

声が遠くて聞き取りずらかった。

広島
おい、携帯かせ、
ほんでなお前の母ちゃん電話せい


なんて言えばいいんですか?

広島
僕は大丈夫やから
吉田のおっちゃんに心配せんといてと言え。
それと吉田のおっちゃんに帰ってもらえ。
僕怒られるの怖いからとかうまいこと言えるか?


がんばってみる

広島
頑張るやったらあかへん、もうちょっと待て

そう説明されている矢先に
また先程の番号からかかってきた。

この当時、子供なのでわからなかったけど
警察が捜査用につかう携帯電話があると知った。
この番号は、下四桁が1234ではありませんでした。

ある程度の年齢になってから、
通勤用のバイクを盗まれた時に被害届けを出した際、
この当時の事を話すと、
そういう専用の携帯を持っていると教えてくれました

しかし、手違いで警察側も
このあと1度ミスをしてしまいます。

広島は、俺に携帯をわたして、
さっきのように出ろと言ってまた耳を近づけてきた。


もしもし。
警察
○○かぁ?
(さきほどの吉田のおっちゃんになりきっている感じでした)

うん
警察
怪我とかしてないかあ?心配して待ってるよ?


うん、、大丈夫。
警察
さっきのように答えてくれるかあ?
いま近くに誰かいてるの?


うん
警察
いてるんやね?

うん

ここらへんで、広島が肩をたたき、
切れと合図してきたので切った

電話を切らせると、広島は
吉田のおっちゃんってなにもんや?
そんなよそよそしい話し方するんか?


お母さん離婚してて、一応お兄さんになります。

広島
おまえのおじさんにあたるんか?


そうやと思う、
おじさんだけどお母さんの父親が違うのでわかりにくくて

ここらで話をごまかすために、
お母さんのお父さんとおじさんのお父さんは別でとか、
とにかくややこしく頭がこんがらがるような、
友達のお父さんの友達の知り合いみたいな
まどろっこしい話をしてました。

このあと しばらくして広島の家に戻ります。
覚えているのはこの時、
会社に向かうスーツの人を結構見かけたので、
朝の6、7時ごろになっていたのではないかと思います。

広島の家に着くと、ここで目的を告げてきた。

広島
お前連れ回して悪かったおもとる
(ここにきて態度がすこし軟化していて、
緊張が和らいだのを覚えています。)

1つに警察が探していると知った事プラス、
この時点では広島らも気づいていません。
次に山ではなく、
広島宅に戻ったことで少し安心感がありました。

広島は続けます。
お前をなんで連れ回したかわかるか?


家に送ってくれるため?
(子供ながらにそんな訳あるかと思うけど、
極力分からないように分からないようにしていた)

広島
ちがう、大人には大人のルールがある。

ここらで何やら難しい話をしていましたが、
最終的に、おまえの世話して、
あちこち連れてったったんやからお礼を貰わなあかん。

おまえな、家にお金置いてる場所知ってるやろ?


いつも置いてるか分からない

広島
おまえのお母ちゃんは話わかる人か? 


どういう意味ですか?

広島
もうええ、ちょっと待っとれ

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その間もじゃんじゃん不在着信が鳴っていた
それと確か家に着いてから、
充電が3つ中1になったんだったかな。 

広島の携帯電話の充電器と合わなかったのか忘れましたが、
電池式の充電器を借りた記憶もあります。

そしてここで、広島が少し声を荒げました。
ここは一気に絶望の縁に再び叩き落されたので、
よく覚えています。

広島
おいクソガキ おまえほんまに役者やの

怯える感じで、え?どうしてですか。。

広島
おまえやっぱりさっきのポリやんけ

え?。。

広島はBに携帯を投げ、見てみ  これ

Bは携帯を見ると、これて○○警察やっけか    

広島 おお

広島がこちらに携帯を見せ、
この番号どこか知っとるか?警察や

とにかくもう
どうリアクションを取ればいいのやらも分からず、
泣こうと必死でした。 

広島
あかんわ、これポリ動いとんぞ

B
こいつどうする?

広島
山やろ

B
そやけど罪重なるな

こんな感じで殺す前提のような話が多かったけど、
虐待されていると
大人の顔色でなんとなく嘘ついてるとか、
本気で言ってないとか何となくですが、
勘づくものがあって、

この時、思い通りにいかなくなって、
当たり散らす感じも見受けられました。
しかし実際どうしようとしていたのかわかりません。

また、警察側の1234でかけてしまったのは、
あれは署員との連絡行き違いのような事も
母親経由で聞きましたが、
結果的にまったく恨みなどなく、
むしろこの一連で警察は本当にかっこいいと思いました。

大人になったら警察官になりたいと思った
理由でもあります。

そして、昼頃に驚いた事がおきました

昼前、Bが広島宅を出ていきました。
どこに行ったのかは分からないです。

この間も、広島とBは携帯で連絡をとっており、
俺は広島宅のテレビを見ていました。
というよりも広島が…
ニュースになっていないチェックしていたのを
自分も見ていた。
なぜチェックしていると分かったのかというと、
つける番組がニュースばかりでアレッと感じたのと、
途中、おそらくBからの電話で
広島が今ずっと流しとるよとテレビの事を言っていた。

そして昼頃、Bからの電話で
今から戻ってくるような感じの応対で、

広島
おおまっとるからはよ来てくれよ

と言っていた

昼、Bが戻ってくるやいなや開口一番にこう言った

B
やってくれよったわ
広島
なんや?

B
さっきから音聞こえてないか?
広島
音?

B
ヘリ飛んどるぞ
広島
なに

B
そこちらっと開けてみ
広島
どこや、おおなんか音しよんな

B
ずーっとクルクル旋回しとる
これあかんで

ここで広島が慌てだした
なぜ移動することになったのか不思議なのと、
警察はなぜここら一帯をしぼれたのが
決定打はないのですが、
ここのスレでもどなたかが言った
逆探知によるものなのでしょうか? 

ちなみに解放後に、母親と俺の二人で
刑事さんと話していたときに知りましたが、
この時、ヘリは2台飛んでいます。

それと冗談ぽく世間話風に、
ヘリ1台飛ばすのにいくらかかるか知ってまっか?
50マンでっせ

確か50万と言った記憶があります、
燃料費がすごく高いと聞きました。

30万円だったかな。。とにかく凄いお金でした

そして、外が気になってたまらなかったのでしょうか

俺を連れて、三人で再び車に乗り、
高架下ばかりを走らせて、
多分ファミマだったと思うけど、
ここに車止めた時、広島が小便に出ていきました、

このときには恐怖も和らいでいて、
僕も!と勝手にドアをあけて
Bが後ろから
おい!待て!帰ってくるまで待て!と叫びながら
クラクションを鳴らすのを聞きながら、
猛ダッシュしました。

すると後ろから猛スピードで車を発進させる音がして、
もう振り返るのも怖くて怖くて、
半ば泣きそうになりながらどこを目指すともなく、
通行人が多そうな道ばかりを選んで走り回りました。

途中、キャッチの兄ちゃんみたいな人が沢山いるあたりで
急いで携帯電話で不在着信の警察の番号にかけました 


もしもし 今すぐ来てください 逃げてきました!

警察
○○くんやな?!近くになにがある??


コンビニがあります。
ちょっと待ってください ○○店と書いてます

警察
そこ絶対に動いたらあかんよ

3分そこらで、パトカーがきました。

警察官A
○○くんかな?

はいと言いながら泣きました。

警察官B
○○11から本部
現在○○一丁目ファミリーマート○○店前路上で
ドッキングどうぞ

このあとすごい数のパトカーが来て、
周りのキャッチのお兄さんらが
びっくりして集まっていました。

まず、そのまま本署に向かいました。
何課の入り口か忘れてしまったのですが、
入った瞬間に歓声がわいたのをおぼえています。

年配の刑事さん
○○くんよかったなあ、おっちゃんら心配したんやで
婦警さん
怪我はしてないね?
刑事さん
もう少し頑張ってくれるか、
悪い奴捕まえなあかん 話し聞かしてくれな

お茶を入れてくれて、取調室に入った。

刑事さん
おかあさん 急いでこっち向かってるからな

大事になってしまい、少し顔を合わせづらかったです。

そして、母親が来ると泣き出し
どれだけ心配したかと言い、
警察官や刑事さんらに頭を下げていました

その後、母親と二人で刑事さんに経緯を話し、
刑事さんが、
その監禁しとった場所覚えてるかな?と言われ、

覚えていますと言うと、奥に去っていきました

そして刑事さんが戻ってくると、

刑事さん
お母さん感動の再会のとこほんますんませんけど、
○○くんもう少しお借りしてよろし?

母親
どうぞどうぞ、
私からもあとでキツく言っておきますので

刑事さん
○○くん、相手の顔覚えてるか?


はい、覚えてます。

刑事さん
今からちょっとついてきてくれるか


え。。どこ行くんですか

刑事さん
顔見えへんようにするから、
こいつや言うて欲しいねん


わかりました。。

刑事さん
怖かったわな、最後に勇気だして協力して。

そのまま、黒色のバンの後ろに乗りました。
チョッキを着て、
メガネをかけた小柄な刑事さんが指揮していた

母親が義父の暴力に気づいていたかについては、
これまで何度も顔にあざができたりするたびに
問い詰めていたのですが、
子供ながらに義父に虐待されている事を
必死にかくしていました 。
母親が再婚した相手が
そういうこ をすると知ると母親は悲しむと思った。

なので、学校で喧嘩したと毎回それで通していました。
しかし1度風呂場に顔面をつけられて、
湯をかき回す棒で叩かれた時に
左半分がおばけみたいになったことがあって、
さすがに隠し通せなくなりました。

いつも通り、喧嘩したと言うと、
喧嘩でそこまでなるなら
さすがに聞きに行くと詰め寄られ、
この時にバレましたね。

しかし、母親も弱かったと思う。
義父と子供をどちらか選ぶのは出来なかった。
今はもう三人マシになりましたよ。
自分も引きずっていましたが、もうさすがに(笑)

虐待は、中学に入ってから自衛が必要だと思い
柔道部に入ってからなくなりました

ず、例の暴走族の兄ちゃんがたむろする
コンビニに向かってもらいました。
なぜかというと、色んな道をぐるぐるしていたのと、
夜と昼朝では同じ道も雰囲気が変わっていて
判りにくく感じました。

コンビニから記憶を辿りながら、
途中寄り道をした経路もそのまま付き合ってもらい、
向かいました。

この時、捜査車両は三台だった記憶です。
先頭に覆面パトカー、
真ん中に自分らが乗る黒いバン、
後方にも覆面パトカーがいました。

なので先頭車両には、
携帯電話でその都度指示を出して向かっていた。

話が前後しますが、
出発前にかっこいいなと感じたのは、
防刃チョッキというのを一斉に着だした。

防弾チョッキですかと聞くと、そう説明してくれました。
相手が刃物とか持っていても大丈夫なようにと。

それと、女性の刑事さんも一人いて、
その方は壁にかけてあった黒い手錠を外し、
ジャッと音を立てながら
施錠確認のような事をされていた。

その時すごく物々しく感じたんです。
子供ですし、なんか凄い緊張感が押し寄せてきました。

そして警察署から出て20分ほどたっていただろうか

正直この時、子供ながらに
もういないのではないかという気持ちもありました。

するとここが
犯人のアホだなと感じたところでもありますが、
Bの車が定位置に停まっているんです。

この車です!と言うと、
刑事さんが、これ中おるなと言ったあと
まずそのまま通り過ぎました。

そして近くの周囲を確認がてら、携帯電話で
捜査車両AとBにそれぞれ指揮をしていて、

刑事さん
甲刑事は裏かためて、こっちまえからいくから

刑事さん
乙刑事一緒に突入しよか

大体こんな感じで振り分けていて、
通路という通路にそれぞれ刑事さんが入っていくんです

そして黒バンの中に刑事さん二人残りました。

その後すぐに正面からドアを叩いていましたが、
反応がなく、
何やら鍵がどうのと話した後に、
ドアが開いてBが顔を覗かせました。 

その瞬間、逮捕状を見せていっせいに雪崩込んでいき、
しばらくしてから手錠をかけられたBが先にでてきました。
なにやら向こう側からこちらの中が見えないらしく

怯える自分に刑事さんが、
顔上げても大丈夫やから
悪いやつの顔見てくれるかあと言い、
間違いなくBですと頷きました。

そして運転手役だったことも伝えました。
次に肩を怒らせなガラ、
少々ふてくされたように顔をしかめて
広島が出てきました。

この時、向こうは見えていないらしいですが
こちらを睨みつけるように車を見るので恐ろしく、
この人ですと言ったあと下を向いていました。

その後、警察署に戻り
2時間ほど話を聞かれ終わりました。

自分もかなり抜けているところがあって、
いくら毎日深夜にうろうろしていても
知らない大人の家に行くなんて、
今だと考えられない危なさでした。

ただこの時とあと1回だけ着いて行ったことがあって、
そのときは20代中頃のお姉さん1人と
20代中頃のお兄さん三人の本当に真面目な人たちで、
たまたま自動販売機にジュースを買いに来たときに、
自分を見つけて家に保護してくれました。

それで痕を見て虐待を知ると、
あたしたちが言ってあげるといわれ、
乗り気ではなかったのですが
その人たちと義父に言いにいきました。

しかし、顔を見るなり
義父のあまりの気迫でいきなりドアを閉められ、
玄関に立ちすくむ自分に何かしら声をかけようと
必死に相談していたのですが、
ドアを明ける勇気がこちらにないので
帰らざるをえませんでした。

そういう人達がいたので、
広島にも油断した自分の過ちは大きかったと感じます

居酒屋で話すノリで書き始めましたが
ここまで文に起こして改めて整理してみると、
本当に涙がでました。
感謝です

いやあ結構頭が抜けてる子供だったと自覚しています。。
ただなんというのか、
虐待のおかげなんて言い方は大きな語弊を生みますが、
怖いんだけども、
途中で応用が効く場面?のようなものが多々ありました。

嫌な状況がいつか終わるから、
それまで抗うなみたいな発想になったり、
ああこれ大人こう考えてとかでしょうかしてなして

父親は好きかと言われると好きではないんですが、
恨んでいるかというとまったくですね(笑)
とらわれ続ける事が苦になりました。

それでも克服し始めのときは、
昔の話になったときに義父があれは躾やと言い出した時、
大概にせえよとは思いました。
躾で衣服取られて玄関に正座させて、
江戸時代の罰は角材の上に座らせてたんや等と
どこの親が説明させるのだと(笑)

他にも輪ゴム鉄砲の的にさせられたり、
電気はつけたらはたかれる、
いきなり真後ろで
シャドーボクシングの真似をしだして怯えると、
不愉快だと暴行が始まる

なので横を通られるだけで極度の緊張をし、
ソレが不愉快だとまた暴行と。

躾だと言い出した時に1度言ってやりました。
これ今の時代だという捕まってたよと
黙っていましたが

母親もうすうすはおかしいと思っていたと思うけど、
本人が隠すので難しかったのかなと思いました
もし自分が母親だったら、
間違いなく即義父に問いただして家を出て行く

以前、少しだけ保育士補助をしていたんだけど
色んな親御さんを見ていて、
やっぱりうちは変わってるなと思った

虐待真っ只中の時に生きる糧が、
いつかの復讐でいまに見ていろと思ってた。
それで自衛の柔道やりだして、
もう勝てるだろうと感じた時に、
ああここでやり返すと
もっとも嫌いだった人間と同じになるんだなと思った。

それからは、自分がまっとうな人間になって
このおっさんを見返してやるに変わった。
すると相手は劣等感に苛まれるので
もっと過酷じゃないかなと思った。

するとこれが思ったより義父にダメージがでて、
いきなり夜中に泣き出した。
母親が心配して俺を起こして、義父が泣いてると。

そして話をキクとすべてに自信をなくしているのと、
血が繋がっていないから
いつか捨てられるのじゃないかなと、
生まれて初めて自分の弱いところを見せた。

もう敵ではないんだなこの人。と思ったかな
その時に母親が謝ってきて、
なんかもうしめっぽくなるので
明るく行こうぜとして言い合った。

それからも少しの間、義父は落ち込んでたけど
その時に男やったらしゃきっとせえよ!
と一喝を最後に、悩んでても見てみぬふりになって
ひたすら趣味のロシア語勉強とかで気を紛らわしてた。
するとケロッとしだした。

近所にロシア人が引っ越してきて、
最初はスーパーの場所とか聞かれた事を答えるだけだった。
ある日、なんだったかな肉のコゴオリ?というのかね
お礼に料理を持ってきてくれた

嬉しくて2、3ロシア語をネットで調べて
巻きずしを持っていくと、
こんな喜び方あるのかというぐらい喜んでくれたので、
そこから教わるようになった(笑)

大阪府警の方々見ているか分からないですが、
南警察署の方々もありがとうございました。

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