学生の時からの友達A子とお正月に会った時に、
結婚すると報告された。
彼氏がバツイチということもあり、
挙式はまだ未定。
とりあえず3月某日に届けを出すことにしたそうです。
以前から彼氏のノロケを聞いていたので、
素直に祝福しました。
届けを出す日が近づくにつれ、A子はウキウキ。
でも、最近彼氏の様子がちょっとね…とも聞いてた。
彼はA子の家に婿入りするので、男
版マリッジブルーかもねw
なんて会話をしてた。
そして3月某日の夜。
「婚姻届出してきたよ(はぁと)」
と絵文字満載のメールが来た。
その1週間後
ものすごく暗い声で電話が来た。
「婚姻届が受理されなかった。っていうか…彼、既婚者だった」
えええええええ!?
要約すると
「約10年前に妻に離婚届けを渡して家を出たが、まだ出してなかった」
ということらしい。
その時、なんかよく分からないけど、変に勘が働いちゃったというか
すごく嫌な予感がしたんだよね。
A子から彼氏の情報を聞き出して、色々つじつまを合わせていったら
彼の実家と思われる所に、私の友人が近くに住んでいることが分かった。
A子には内緒で、友人にそれとなく話を振ってみた。
すると…
「ああ、○○さん家でしょ?あそこは去年子供も生まれたし、
2番目の奥さんだけど、姑さんとも仲良くやってるみたいよ。
でも、去年?一昨年?から旦那さんが仕事の関係で留守が多くなったって
奥さんが愚痴ってたわー」
…この事実をどうするべきか、今すごく自分の中で修羅場ってます。
時系列にならべるとこんな感じです。
(日付や年数を含めフェイク有り)
3月10日夜 婚姻届提出
3月17日昼 A子に役所から呼び出し電話
3月18日昼 役所に出向き、不受理の理由を説明され返却
3月18日夜 彼を問い詰めたら「約10年前に~」と弁明
3月19日深夜 私に電話
3月25日 私の友人に彼氏の家のことを聞いてみる
3月28日 友人からの返信+187の書き込みに至る
辻褄が合わない点はごめんなさい。
あと、友人からの話は、実はもっと長くて
・12~13年位前に最初の奥さんと出来婚、同居
・姑と折り合いが合わず、すぐ別居
・10年前に離婚して彼氏が実家に戻ってくる
・5年位前に2番目の奥さんと出来婚、同居
・2年位前から留守が多くなる(A子と付き合い始めた頃)
・昨年○人目の子供が生まれる
友人と彼氏妻はご近所さん&同じ幼稚園の顔見知り
友人母と彼氏母は昔から婦人会仲間なので情報に間違いはないはず。
もちろん、A子や重婚未遂?の事は伏せてあります。
やっとA子と連絡が取れて会って来ました。
他の人に聞かれたくない、泣き叫んでも大丈夫な所を希望ということで
カラオケボックスに長時間こもってきました。
彼女は…やつれてました。
会って早々に、A子の方から事の顛末を語り始めました。
結論から言うと、別れました。
そして例の重婚の件は全て知ってました。
役所で婚姻届を返された後、彼を呼び出し説明を求めると
申し訳なさそうに「約10年前に妻に渡してある」の弁明。
「俺はA子が運命の人。A子と結婚したい」等と言われ
即別れる!と言えなくなり、少し考えさせて欲しいと帰宅。
じっくり考えれば考えるほど、
「10年も出さないなんて酷い妻!早く説得してきて!私待ってる」
と待ちモードに転換。離婚を待つことにしました。
一方、自宅では、A子親が婿殿を親戚一同にお披露目するとか
二世帯住宅にする計画やらでお花畑状態。
仕方なく、A子親に話したところ、A子父が大激怒。
彼を家に呼んで事情聴取するも、やはり「10年前~」と説明。
具体的にいつ離婚するのか?等の突っ込んだ質問にはあやふやな答えの連発。
彼を庇うつもりだったA子も違和感を感じたそうです。
お前の言葉じゃ信用ならん!!と戸籍の提出を求めました。
が、彼はしじろもどろと、それを拒否。
更に激怒し、家族や会社に全部話す!!!との言葉を聞いて
観念したのか、戸籍を第三者が取れる同意書?を書かせることに成功。
すぐさまその同意書を持って、役所で戸籍を入手。
全て明るみに出ました。私の友人から話を聞いたその通りでした。
A子父はすごい足音で帰ってきて彼氏をフルボッコ。
A子は戸籍を見て大泣き。A子母は静かな般若顔。
万一の時用に待機させていたA子兄2人がみんなを制止。
更に追求は続きます。
今度はA子の疑問
「提出から“1週間後”に役所から連絡が来た理由」です。
実は、A子は提出する前日に役所に行って中身を確認してもらってました。
・10分程度で終わると聞いていたのに、すごく時間がかかった。
・対応した職員がすごく怪訝そうな顔をしていた。
・必ず繋がる2人の連絡先を書くよう何度も念を押された。
・不備があったら、【翌日午前中】に電話が行くと言われた。
・でも実際は1週間後に連絡が来た。
・返却時になぜ今頃?と聞いた所、旦那さんに聞けと誤魔化された。
これらを並べ、キツく問い詰めると、全てを話し始めました。
・重婚は認められてないから、すぐ返ってくるだろうと思った。
・A子の耳に入る前に、返してもらおうと思った。
・届書を出しA子を帰宅させた後、夜間窓口に戻った。
・一度出した物は返せない、営業時間中に来いと言われる。
・翌朝の朝一番に出向くも、彼とA子両名の出頭が必要と言われる。
・A子は仕事で来れないと言い、最長3日間の猶予をもらう。
・必ず自分から連絡するからとA子に連絡しないで欲しいと言う。
・役所から何度も催促は来たけど、バックレたらなかったことをなると思い無視。
・まさかA子に連絡するとは思わなかった。
とのこと。
更に分かったことは
・今住んでるアパートは、A子と会う用に借りたもの
・デートは日付が変わる前迄で、毎回家まで送迎していたのも
お泊りや旅行をしなかったのは、家族にバレないため
・婿入りを承諾したのは離婚暦がバレないようにするため
とんでもなくクズ男だったわけです。
さすがのA子兄もプルプルして殴りかかりそうになっていたそうです。
塩をまくという言葉がありますが、本当に塩をかけて追い出しました。
以来、彼に会ってないそうです。
次が最後。後日談です。
後日談として
A子父は、高血圧で入院。A子母は体調不良で寝込む。
そしてA子は、まず役所に突撃しました。
どうして前日行った時に重婚のことを教えてくれなかったのか!!!と。
そこでの回答は
・正式に提出されるまでは、窓口に来た人の分しか確認できない
・仮に、彼が既婚だと分かっていても本人不在では口外できない
・男性は離婚と同日に結婚も可能な為(既婚を知ってた?)
っと、当たり前な回答。
どうしても納得できず、その後
警察に結婚詐欺の相談→婚姻目的に金銭の授受がない為×
弁護士1軒目→本当に既婚だと知らなかったの?と門前払い
弁護士2軒目→逆に奥さんに不倫で訴えられるかもよ?と門前払い
弁護士3軒目→慰謝料は取れればマシ、取れたとしてもすずめの涙
弁護士4軒目→諭されて終了
彼の自宅に突撃→すぐ近くまで行ったが理性で必死に堪えた
思いつく限りの行動は全てやったし、やっと普通に寝れるようになったよ。
もう男はコリゴリ。次に結婚する時は戸籍を見せてもらう!!!
とぎこちないながらも笑顔を見せてくれました。