ココでしか言わんが、
物心付いたころからトイレを部屋にして住んでた。
オヤジは暴力家で、俺と母に対してよく暴言を吐いてた。
家族がトイレを使用したいときは部屋を出てじっと待ち、
部屋で暇なときはトイレや床磨き等して、
寝るときは体縮めてマット被って寝てた。
ご飯はおにぎりを便器の蓋の上で食い、
具は下校途中に雑草摘んで飽きた舌を誤魔化してた。
世間の皆さんは一家に1人や2人こんなトイレ番役がいるんだと
本気で思ってた。
まあネタをバラすと
俺は母が外で作った子どもで疎まれてたんだ。
それを親戚が集まる中、
病死した母の遺骨を踏み砕かれながら言われ
俺はオヤジには恨みしかなかったんだと泣いた。
無理して帳尻を合わせようとしてもいいことは1つもないな。
そこに愛情がないんならさ。
母を、ばあちゃん達の地元の海に散骨にしてやったのは
ここだけの秘密な。
幸せにはなれなかったけど心穏やかでいて欲しいんだよね。
あの世でぐらい。
『お汁粉』
母
いつも作らないから今年は頑張ってみた!
大きめの鍋で皆の分を作っていた
父
神社で配っていたのが美味かったから、
お前達にも食べさせたかった!
スーパーで一番高い白玉粉と餡子を購入
兄
友達の家で宅飲みしてしょっぱいものばかりだったから
甘いのが食いたくなった!
1人で食うのもアレだし皆の分もカップお汁粉を購入
俺
そういえば、お汁粉を作ってくれたことないなー
1人で食うのもアレだし皆の分もカップお汁粉を購入
『干し柿』
母
買い物中、そういえば、あんまり食べさせたこと
なかったなあと思って購入
父
会社で貰った干し柿が美味かったから、
お前達にも食べさせたかった!
近くの店で一番高い干し柿を購入
兄
友達の実家から送られて来たという話
を聞いて食ってみたくなったので購入
俺
本を読んでいて干し柿の描写があって
食ってみたくなったので購入
お汁粉は母の作ってくれたお汁粉を食して後は仕舞われた。
あ、父が買ってきた餡子はあんころ餅に変身しました。
干し柿は家族ぐるみの付き合いの友達の家におすそ分け。