会社の同期が新車を買った。「〇ちゃんがこの車好きで乗ってみたい、って聞いたから」

会社の同期で、とても残念な奴がいる。
黙ってると「金持ちでセンスの良いイケメン」なんだけど、
喋ったら馬鹿さ加減がハンパない!
そういう訳で仕事の方も推して知るべし、という感じ。
実際すごい金持ちな家らしいけど、それをひけらかすことしないから
周りも自分も嫌ってはいなかった。

んで昨日の休日出勤の時、同期がデカい新車で会社に来てた。

どうしたんだコレ?と聞いたら

「〇ちゃんがこの車好きで乗ってみたい、って聞いたから」

親に買ってもらったらしい。
ちなみに〇ちゃんとは、自分らの後輩ですごく良い子。
まさか狙ってたのか?と思ったんだが、
その場はスルーして行こうとした時、
〇ちゃんも出てきた。

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「あ!ハチロクだー!」

「いいでしょう!俺のだけど、乗ってみない?」

「・・・え、いいんですか?」

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同期の誘いかけに戸惑いつつ、
そそられてる感じの〇ちゃん。

「〇ちゃんみたいなかわいい子なら大歓迎!どうぞ!どうぞ!」

じゃ、ちょっとだけという〇ちゃん。
迷わず 運 転 席 に乗った。
乗り心地やら前面のパネル部分やら色々確認した後、
満足げに降りてきた〇ちゃんは、
丁寧に頭を下げて同期にお礼を言った。

「やっぱり同期さん位体格良くないと、この車厳しいですね!」

とも言ってた。
職業体験の中学生と間違えられたこともある位
ちっちゃいからな。
ここまで、自分達はただ立ち尽くしたまんまだった放心してる同期を
なんとか慰めて、2人ともそのまま帰宅。

明日から〇ちゃんを見る目が変わりそうな予感。

どうも、34です。同期を慰める為に
飲みにつれだしたのに「お礼」と言って奢ってもらいました!
まさか、こんなにレスがついてるなんて思わなかった。
 
後日談ってほどじゃないけど、報告。
ランチの時に〇ちゃんと話す機会があったから、
さりげなく色々聞いてみた。 
 
「好きな人があれで迎えに来てくれたら嬉しいけど、
あの車に乗ってるからって、恋人候補になる訳じゃないですよ?」
 
・・・うん、まぁそうだよね。
ちなみに同期のことは
 
「愛車の運転席に快く乗せてくれた良い人」
 
だと。
どうやら、かなりガチで車好きみたいで
 
「整備士になりたくて、専門学校を受験したけど落ちた」
 
から、うちの会社(自動車関係)に就職したそうだ。
 
「ATとCVTの違い」
をすごい分かりやすく教えてくれた。 
 

人間、見た目じゃわからないって言葉を実感したよ。

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