年収5000万⇒ 年収零円(借金5000万)⇒ 年収1000万(借金零) と天国と地獄を見てきた

年収5000万⇒
年収零円(借金5000万)⇒
年収1000万(借金零)
と天国と地獄を見てきたよ。

独立してある程度成功して、
年収が5000万までイケた。

年収以外にも会社の経費としていろいろ使っていたから
実際はもっと裕福な感じだった。
と言っても趣味とかもそんなになかったし、
高い家に住むのも無駄だと思っていたから、
経費で落としていたのは、
友達との飲み代とか、漫画とか、旅行とかだけだった

車もタクシーが最強だと思うから買いもしなかった。

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そんな生活が5年ぐらい続いて、
貯金もびっくりするぐらいの額が溜まったし、
仕事も別に俺が居なくてもどうにかなりそうだったから、
やる気ある子に譲って、
たまに会社に行くけど、金は一切もらわないで、
一生ひっそり暮らす予定だった。

そんな恨まれるような悠々自適な生活をしていたら、
姉から電話がかかってきた

「金が無い。」

どうやら話を聞くと、
旦那がリストラにあって
住宅ローンの返済が出来ない。
「お前が連帯保証人で、金持ってんだから払え」
(実際にこの口調)
と言われた。

姉とは昔から仲が悪く、姉の旦那も死ぬほど嫌いだった。

姉の結婚式にも行かなかったし、
子供が生まれても一切会いには言っていなかった。
家族からのバッシングもひどく。
姉夫婦が家を買うときに
誰も保証人になれるような人がおらず、
保証人になる代わりに、
姉との連絡を取らないことを何も言わないでくれ
という条件で保証人になった。

もちろん俺が甘いのは言うまでもない。

俺にとっては金を払うことよりも、
姉夫婦が今後普通の生活をすることのほうが嫌だった。
この家に住み続けるとか、
そもそも普通の生活をするのが嫌だった。

会社の税理士、弁護士に相談した結果
家は売ってその差額分を払うという結論になり、
姉夫婦もその場では合意したが、
いつまでたっても売る気配がなく。

何度連絡をしても
「まず先に全額返済したらいい、
私達だって引っ越しとか大変だし、
子供にもお金がかかる。」
「独身のお前には理解できないだろう」
と謎な主張を続ける。

そして、無視をし続けていたら、銀行から連絡が来た。

もうこれは面倒だと思い、姉に連絡をするが、一切出ない。

もう正直この世に居られないようにしてやろうかと
本気で思い、過呼吸とかにもなったが、
我慢をして、姉の人生を壊してやろうと思い、
姉の会社に電話をしてやった。

姉と話しても無駄だと思い社長に変わってもらい
これまでの経緯を全て説明すると
驚きの回答がかえってくる。

「君さ、お姉さんが困っているんだから
 出してあげればいいじゃない。
 お金を持っているのに、
 そうやってけちくさい事やっているといいこないよ?
 君のお姉さんは君が思っているのとは全然違う人だよ?」

本当に生まれて初めて
(´・ω・`)こんな顔になった。

本当にこういう人がいるんだと、もう怒りとかではなく、
普通に疑問に思ったことを投げかけてみた。

「じゃあおたくの社員が困っているので
 社長さんが助けてあげたら如何でしょうか?
 私は姉の事を金払ってまで助けようとは思いません。」

すぐさま社長が怒り始める。

「お前何様じゃ?
 そもそもお前がやってることは名誉毀損だし、
 営業妨害やぞ?
 これで訴えたってもええんやぞ?
 うちの業界(不動産)でどういう人間がおるのか
 知っとるやろ?」

何を言っているのか本当に理解できず、
ぽかーんとしていたら
「覚えてろよぼけぇ」と言われて電話を切られる。

8さんとはつながって居たほうが楽な気がします。
8さんじゃない手加減も知らない、
どうしようもない人が結構いる気がします。

もうやだな。本当にめんどくさいな。
金払って終わりにしようかなと思って、
いろんな人に相談をしていたら、
それで金を払ったらまた吸われるから、
絶対に何か対策をしたほうがよいと。
けど特に対策がなく、いろいろ悩んでいたら、

会社のがんばりやの子から電話がかかって来る
「1さん最近取り立て屋みたいなことやってるんですか?
よその会社にかけたりしてるって話
聞きましたけよ・・・・?」

あぁ。。。。
どうやら、姉?旦那?が
うちの会社の主要取引先に片っ端から電話をして
そういう悪評を連絡しているようだった。

実際会社に実害がガッツリ出ていた。
本当に仲が良い所ですらも、
正直こういう噂が出るのは良くないですね。。。
大変だとは思いますが、
一旦契約を中断せざるを得ないですね。。。

会社の人間は社長を除いて全員
その話が嘘か真かはどうでもよく、
邪魔という思いになっていた。

社長でも制御することができなくなり、
全部の株売却、
会社から損害賠償請求ということになった。

損害賠償請求は俺にだよ。

会社に7000万
家に3000万を払うことになり、

会社の方のは一部分割にしてもらい、
家の方をとりあえず一括で払い携帯を折って、
姉の家に害虫1000匹を郵送して、逃亡

元々が連帯保証ということで、
弁護士にもわりかしどうしようもなかった。

今思うと正直ありえないと思うけど、
あの時期はもう金を払えばどうにかなるなら、
金を払う約束をして、早く一人になりたかった。
もう誰も人間を信用出来なかった。

結局姉夫婦がやった事っていう
物的証拠は何も得ていないんだよね。

俺は自分で作った会社を潰したくないという思いも強かった。

弁護士は意気揚々と
あの人から金をとってやりましょう!
なんてことは一切なかった。
本当にいいんですね?と50回ぐらい言われた。

ちなみにやる気がある社長も
「訴えます」と言うのは一切なかった。
社内の雰囲気を取り戻すのに
社長の力じゃどうにもならなかったし、
自分の甘さ(連帯保証人にサイン)で
周りの人間に迷惑をかけるのが嫌だった。

会社が潰れるか、
俺が金払うかの二択しかその時は無いと思ってた。
ゆっくり考えると会社潰れなかった気もするけど。。。。

その時従業員が役員含め40人ぐらい居たのだが、
彼らに迷惑かけるのは嫌だった。

一応正式には損害賠償請求ってことになってるので、
そうしましたわ。
わかりづらくて本当ごめんなさい。

女は怖い
会社やってる時からとりあえず女は寄ってきたけど
みんな金金ちゃんだった。

その当時爬虫類を飼っていたから定期的に買っていた。
500匹ぐらいは家に居て、500匹プラスで買った感じです

現金は基本全て無くなったよ。
10万だけ手元にあったよ。
借金だけど他の借金と違って催促とかはなかった。
最初に2000万払った時に会社のほうで
一括で支払い済みってことにしていたくれたらしい。

してくれたってのは社員にね。
経理上はちゃんと払われてない状態だけど、
そこまでは社員はみれないから。
だから、支払いに関しては
毎月いくらという取り決めはなかった。

そんなこんながあるうちに体重は20キロ痩せ(80⇒60)
極度の人間不信、人間恐怖症に陥り、
誰も住んでいない田舎に逃げ込んだ

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1ヶ月ぐらいは何も出来なかった。
テレビを見ても人間が写っていると体調が悪くなったので、
近くの川から生物を手に入れて池に放して観察していた

段々と活動することが出来るようになり、
次は物置にあった「キャプテン」をひたすら読んでいた。
すごく面白くて毎日毎日読んでいたんだけど、
一切記憶がないのが不思議

キャプテンを読んでいたら段々と元気なってきて、
移動してきてから3ヶ月後に初めて外(?)に出た。

近くの温泉まで1キロぐらい歩いて行った。
3ヶ月ぶりに湯船に入り本当に極楽って状態だった。

家に帰ったら何故か電気がついていて、
消し忘れたのかなって思ったら兄貴夫婦が居た。

兄貴とは本当に仲が良く。
不出来な兄をもらってくれた、兄嫁もとても好いていた。

兄夫婦を見てキョトーンとしていたら、

兄貴が「まぁ座れ。」と真面目な顔をしたから
また面倒な話かなと思った。

座ったら兄貴が
「ビールを奢って下さい」と満面の笑みで言った。

兄貴は元々役者を目指していて、
俺が大学の時に全く金がなく、
昔からよくその言葉を言っていた。

だが、兄貴は無駄なプライドとかもなく、
そういうことをすんなりいうし、
俺が金持っている時もビール以上のねだりはなく、
一回も苛ついた事はなかった。

兄貴もそれを分かったうえでの発言だった。

久しぶりの害の無い人間だと思い
ホッとした瞬間に涙がでてたら、
兄貴が
「お前お金無いらしいから
今日はお兄さまがおごってあげようと思って来てやったぞ。」
と横に隠し持っていたビールと
兄嫁が作ってくれた料理を出してくれた。

兄嫁が出してくれたのは俺が一番好きだったカレーだった。

兄貴は兄貴で屑だけどいい屑

俺が失踪したあとの話をいろいろ隠さずに話してくれた。

うちは男同士で仲が良く、女同士で仲が良かった。
一部始終を聞いたオヤジがブチ切れて、
姉と姉旦那を叩いたって大変だったらしい。

その後いろいろと他愛もない話をしていたら、
兄貴が急に真面目な顔をして
「おまえいつまでここにいんの?」と言われ

わからないな。
気が向いたら戻ろうかなと話していたら、

「ここに居ても、何も変わらないからお前もう戻ってこい
 A子(嫁)と話したけどしばらくはうちに住めばいいよ。
 お前あんだけ頑張ってたのに、
 あいつのせいで人生終わりにされていいの?」
と言ってきた。

母親もマジ基地。
そういうことだと思いますわ。
ちなみにオヤジが手ぇあげて、
旦那は鼻とか色々やっちゃったそうですw
パピー武闘派w

兄貴のに即答は出来なかった。
うーん。と言っていたら、

「お前が居ないと
定期的にビールおごってくれる人が居ないんだよね。」
と笑顔で言われて、
こいつマジでそれだけのために
俺を呼び戻しに来たんじゃないかと疑ったけど、
帰ることにした。

久しぶりに東京に来てまず思ったのは
人が多すぎて気持ち悪くなった。
そして空気が汚くて気持ち悪くなった。
こんな短期間で人間って変わるんだなと思った。

兄貴の家についても相変わらず、働きはしなかった。
何も払わなくていいと言われいていたから、
兄貴の「鋼の錬金術師」を持って
近くの公園に出かけるのが日課だった。

ハガレンを読み終わった頃には
テレビも普通に見れるようになり、
段々普通の人間として活動出来るようになってきた。

ニュースで日経の話とかが流れてくるうちに
そろそろ働くか。という意欲が出てきていた。

けどきっと昔の付き合いがあった所とは
いろいろ聞かれるのも面倒だし、
なんだが嫌だなと思っていた。

新しいことを始めるのもちょっと面倒だな。。。。
うーむうーむとなっていたら、
さらに一ヶ月たっていた。

実際そんなことなかったんだが、
兄貴の嫁の目線が冷たいような気がした。
毎日漫画ばっかり読んでいたし、
俺が嫁ならそう思うだろうなと思っていたのが
原因だと思うけども。

もうしょうがないと思い。
一番付き合いが深かった旧取引先の社長に電話をしてみた。

携帯の番号とかも全てわからなくなったので、
会社宛てに電話をしたのだが、

普通は【会社名】の◯◯です。って言うと思うんだけど、
【会社名】が無いということに、つながってから気づいて、
「・・・・山田社長いますか??」って言ってしまい、
「どちら様でしょうか?席を外しております。」と
完全に糞営業と勘違いされてしまった。。。。

その場は、
「では、◯◯から電話があったことを
伝えて頂けますでしょうか?電話番号は◯◯です」
と伝えたら、10分以内ぐらいでかかってきた。

社長は昔から元気な人で
「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「どうしてたの!?元気!?
大丈夫!?とんでもない目にあったね!」
と次々と言われ続け、久々に人との会話で戸惑っていた。

「あ、あ、あ、」
となっていたら、社長に
「よし今日飲みに行こう」と言われ
飲みに行くことになった。

社長には

・若い内にリアタイアなんかしようとするから
 バチがあたった。

・隙がありすぎる。

・田舎から引っ張りだした兄貴に感謝しろ

とボロクソに言われ続けたが、
君がいなくなったあの会社は
綺麗にまとまっていてつまらない。
また何か面白い事をやろうと言ってくれた。

その会社はネットを良くやる人なら、
結構な確率で知っているサービスを運営しているのだが、
それを最初に零から作り上げたのが俺と社長だった。

恵まれているとは思いますよ
けどしっかり努力もしたよ。
全てをすてて、血反吐出るぐらい働いて、
それでも結果が出ない場合に妬むのがいいと思うよ。

社長にはまた一緒にやろうと言ってもらって
いろいろやり始めた。
20個ぐらい作ったあたりで、
やっと固定収益が出始めて
毎月50万ぐらいは俺に入るようになった。

逃げ出してから早くも1年がたとうとしていた。
正直月50もあれば、十分生活には困らないのだが、
なんたって5000万も借金がある。
毎月50万返済したところで、8年もかかるわけで、
全然足りなかった。

兄夫婦に土下座をして毎月10万入れるから、
あと半年居させてくれと伝えた。
未だかつて無いぐらい必死に働いた。

なにがあってもあと4年で返済を終えたかった。
そうなると、単純計算すると
最低毎月130万ぐらいは稼がなければならなかった。

ある日社長の知り合いの所の
グレーゾーンなものを作ってくれる会社がなくて
困っていると言われた。
俺は金になればなんでも良かったから、
喜んで手伝うことにした。

金になるまでに1年かかったが、
それだけで毎月100万を軽く超える売上になりましたとさ。

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