電車に乗ってる時。同じ車両に髪ボサボサですごいポッチャリしたオバさんがいたのね。
その日はあまり人いなくて混んでないし静かだったんだけど
何駅かしたら学校帰りらしいギャルの女子高生グループが乗ってきた。
しかしこの女子高生たちギャーギャー騒いでとにかくうるさい。
すると仲間のうち一人がさっきのオバさんを指さし
「ちょっwwあの人マジヤバくない?www」
とか言い出した。
すると他の奴も便乗し始めて
「超デブじゃんw」
「マジキモーいw」
とかもう言いたい放題。
本人目と鼻の先にいるのに。
そしたら座ってたオバさんが立ち上がって女子高生たちの所まで
ゆっくり歩み寄っていった。
さすがにここまで言われたらメチャクチャキレるだろと思った。
下手したら殴りかかるかもしれない。
誰もがそう思った。
するとオバちゃんは意外にも落ち着きを払った声で一言だけ言った。
「そう。あなた達は私みたいなのと違ってキレイでかわいい。
だからそんな汚い言葉は似合わないよ。」
これには流石の女子高生たちも目を見開いていた。
その後さっきまでの態度が嘘のように静かになり
全員一言もしゃべらないまま次の駅で気まずそうに降りていった。