うちの地元では嫁不足解消のために 女児が生まれたら小さいうちから許婚を決める習慣があった

昔むかしうちの地元では嫁不足解消のために
女児が生まれたら小さいうちから許婚を決める習慣があった。

どこも子沢山なので
女児しか家にいないなんてことはまずなく
そっちの次女をうちの長男にちょうだい、
うちの末女をそっちの次男にあげるから、
みたいな感覚。

そんなわけで、
A家からうちの長兄に嫁がきたとき私は中3。
私は否応なしに高卒と同時にJA就職&A家へ嫁ぐ
ということが決められていた。

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(高卒女子は多くはなかったけど、成績がよかったため
コネによるJA内定決定=給料持参
という条件になるため高卒まで嫁ぐのが延期されてた)

A家からきた嫁はごく普通に我が家で嫁いじめにあってる。
そして時々私に、
あんたもうちへ嫁いだら覚悟しときなと脅される。
それでも近所同士だからそこまで悲惨ないじめでもなく
上の世代にとっては常識レベルなもの・・・。

私は都会から来た女の先生に
こっそり相談&助言受けつつ必死で勉強した。
両親祖父母に、
せっかくJAに勤めて現金がもらえるのに
それを家族に一銭も渡すことなく
A家にだけ渡すことになるのが悲しいと訴え。

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おりしもA家で不幸が続いたため、
1年だけはJAに勤めながら実家にいることになった。

JAの仕事を覚えるのに必死。
JAで昇給試験を受けるためにちょっと勉強する。
まだ給料がこんだけしかもらえない。
このままじゃ両親祖父母には何もしてあげられないと
冷や冷やしながら嘘をつき続け
公務員試験のための勉強続行。

1年後、見事に公務員試験に受かって家出。
約束を破ったことになる実家と
A家からきた嫁には悪いけど
私はA家の嫁になるなんてまっぴらごめんだった。

連絡はとったことあるけど実家には二度と帰ってない。
帰る気もないけどその気があっても帰れなかったと思う。

家を出て就職した直後には
帰省してきた折には既成事実を作って
子供を授からせて帰れなくしてやれと
いきまいてる男衆が大勢いたそうだ。。。

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