25歳の頃、繁華顔を普通に歩いていて転んだ
「アイタタ」と思って目を開けたら病院のベッドで寝ていた
気づいたら身体が動かないし声も出ない
私はパニクってしまったが、どこかで「転んで気絶して病院」と思ってはいた
看護師がきて「あ!」と一言だけ言って部屋を駆け足で去っていった
5分もしないうちに医者や他の看護師も3人ほど駆けつけてきた
医者の話だと私は2年意識がなく遷延性意識障害と診断され
この病院に移されたそうです。
そこは私が住むところから車で5時間かかるところでした
私は転んで後頭部を打ち気絶
脳内出血で手術をしたが意識戻らず
3ヶ月目で遷延性意識障害と診断され
親戚(両親は鬼籍)に延命処置か安楽死か選択したら
みんなが諦めて安楽死を選択したら妹だけが猛反対し延命処置になった
これを聞いた時が自分の中の修羅場だった
そして2年間妹が婚約者との縁談を断り私の介護をし続けていた
妹は会社を辞めこの病院の食堂と清掃婦として働いていた
慰謝からはなしを聞いて妹が駆けつけてきて手を握って「よかった!よかった!」と
何度も囁いていた
それからリハビリ受けて半年で退院
生活に多少師匠はあるが一人で生活できるレベルにはなっていた
私は妹の元婚約者のところに謝罪しに行った
元婚約者は「元気になって良かったです」と言うと
そのあと信じられない事を言った
「もう一度妹さんにプロポーズします。妹さんを僕に下さい」と
婚約者はずっと妹を待っていた。影でも妹にわからないように助けていた
私は即答で「もちろんだ!妹をよろしくお願いします」と返した
気づいたら号泣していた
そして先月妹が式を挙げた
妹は世界一綺麗な花嫁になった