妊娠が発覚した時、医者に真っ青になられた「今回は諦めたほうが」

妊娠前から、嫁がやたらと息切れとかを訴えていたんだが、
そのちょっと前に酷い風邪を引いたので、
体力が落ちているもんだと二人とも思ってた。
妊娠が発覚して血液検査をしたら、
とんでもない異常な数値が出た。

血小板が人の半分以下で、
とある血液の病気だったのが判明。
すぐさま大学病院に紹介状を出されて、血液専門の科に行って相談。
医者は「頑張りましょう」と言ってくれて、
それから入退院を繰り返した。

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薬に上手く反応してくれて、
血小板は何とか人並みに戻って一安心したんだが、
あと3週間で予定日と言うところで再びがた落ち。
今度は薬にもなーんも反応せずに、ただひたすら血小板が減っていく。
仕方がないので、血小板を血液を大量に準備して、陣痛を誘発して
予定日を繰り上げて出産する事に。

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普通分娩で出産のあとの大量出血が怖いんだが、
かといって帝王切開だと
傷がくっつかない可能性があり、結局普通分娩を選択。
結局出血は普通の量で、弛緩出血もなく無事に出産。
その後集中的に治療をして、今は半年に1回、
定期的に検査もしているが、
今年いっぱいでそれも終了の予定。
子供は全く持って健康で、今は3歳。

今だから言えるが、大学病院に行った時に医者に
「今回は諦めたほうが」と言われた。
しかし、嫁は治療に賭けたいと譲らなかった。
「今回どころか次回があるかどうかも分からないのに
諦めきれない」と。

産婦人科の担当医も、血液内科の担当医も、
「今だから言えますが、あの時は上にかなり
反対されたんですよ。
とにかく怖かった」と出産後に言ってた。
俺も怖かったけど、何もできなかったけど、あの時は
「いざとなったら俺がどうにかしてやる」と訳も分からずに思い込んでいた。

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