社長の鞄持ちでアメリカに連れて行ってもらった。社長が倒れて救急車で運ばれる時にカツラが・・・「アデランス イズ ブロークン!!」

数年前、某社長の鞄持ちでアメリカに連れて行ってもらった。

結構高齢な方なのに、
どうしても急流下りをやりたいときかない。
私もそういうのは苦手なんだけど
仕方なくお付き合いした。
乗っている間は私も自分の事で精一杯で、
社長の事を見る余裕がなかった。

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無事下って、
みんなが立ち始めてるのに社長はじっとしたまま。
不審におもいながら、社長の前に回りこむと
白目をむいて、ヨダレがだら~で意識がなかった。

とにかくパニックで

「へ、へるぷみぃぃ」

って叫んだ記憶はある。
しばらく後、救急隊が来て
社長をストレッチャーに乗せようとした時
・・・社長の髪の毛がズレた。

とにかくあせった、
社長が白目をむいていた時よりも焦った。

とっさに社長の頭を押さえた。
そしたら救急隊員が

「患者に触るな・・・」

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どうのこうの言っている。

私はまともな英語が出てこず

「アデランス イズ ブロークン!!」

と答えた。
もちろん救急隊員は???って顔。

「ヒー イズ アデランス オア アートネイチャー!!」

と叫んだら、側に居た日本人が
爆笑しなが通訳してくれた。
それで救急隊員も分かって、
ズラをパチっパチっと止めてくれた。

その後社長は無事、
意識を回復し今もご健在だけど
ズラの事だけは墓場まで持っていくしかない。

あの時通訳してくれた日本人の方も
どうか墓場まで持って行ってやって下さい。
お願いします。

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