些細な事かもですがなにせまだ初々しいw中学生でしたから・・・
中学入学を控えた春休みの平日の昼下がり、
夕食の買い物をしようとスーパーへ向かったとき
道に落ちてた封筒を何気なく蹴ったら、
中から札束がどさっと飛び出した。
慌ててながら交番に届けたら
万札やら五千円札千円札など合わせて総額70万余り。
よく見たら銀行の封筒だったし平日だし
銀行から引き出してすぐに落としちゃったんだろうな。
落とし主もすぐに交番に飛び込んでくるだろうななどと思ってたのですが・・・。
(銀行も交番も拾った場所から至近距離でしたから)
半年後警察からの連絡があり、
落とし主が現れなかったからお金取りに来てねと。
キョドってしまい父と共に警察署へ。
まだ中学生だし、拾っただけだし、
こんなのもらっちゃってもいいんだろかなど
わたわたしながら意味不明の戯言をのたまってしまいましたが、
お巡りさんが
「法律で決まっているからね。安心して受け取っていいよ。
こんなこと言っちゃいけないけど黙ってネコババするような人も多いのに
正直に届け出てくれた素直なキミへの神様からのプレゼントだと思えばいいよ」
と優しく言ってくれました。
父も
「父子家庭で文句も言わずに家事をがんばってくれてるお前に
神様がご褒美をくれたんじゃないかな」
と。
みなに勧められたのでようやく安心してありがたくいただきました。
で、そのお金で欲しかった冷蔵庫と
お菓子やパンを作るためのオーブンと全自動洗濯機を買ってしまった
中一にして激しく所帯じみていた己が、とんでもねーガキだったよなぁと
今となっては衝撃的に思い起こされるのでしたと。