披露宴の最後、新婦挨拶の時に花束と一緒に
新婦お母さんに渡されたものはクマのぬいぐるみ。
生まれた時と同じ重さのぬいぐるみを
渡すことがあるらしい。
そこへ酔った親戚が一声。
「生んでないぞ〜!渡してどうする!!」
実は新婦お母さんは新婦が物心付く前に
お父さんが再婚した人。
でもものすごく新婦を可愛がってくれて、
誰もが温かく見つめていたから真相は新婦は知らなかった。
が、バレてしまいそこからは新婦お母さんは号泣しながら
「ごめんね」と繰り返し、バラした親戚は他の親戚に絞められていた。
新婦はびっくりした顔をしていたが、
「でもお母さんはお母さんだもの」
とクマのぬいぐるみは渡さずに
「育ててくれてありがとう」
とお母さんを抱きしめた。
それを見て新郎お父さんが号泣。どうやら感動したらしい。
あまりに泣くから新婦お母さん、
泣くのをやめて必タヒに慰めていた。
という話を後に新婦から聞きました。
「ぬいぐるみどうしたの?」と聞いたら
「実家に飾ってあるよ」
と笑顔だったのがよかったかも。
不幸なのは親戚。
それ以来、他の親戚から無視され奥さんからは
「酔っていたとはいえなんてこと!」
と離婚されそうになっているんだとか
新婦より感動的な話を聞いた私ですが、
「よかったね」と言いながら何となく
もやもやしたものが。
さりげなく
「それは身内だけでやったの?」
と聞くと
「みんな呼んだよ」
「遠かったの?」
「地元だよ」
「・・私、呼ばれてなかったよね・・」
「え?だって私ちゃん、仕事してないから・・」
ようはご祝儀払えないのでは、
と向こうで気遣ったんだとか。
なるべく私の金銭不安をなくしたかったそうで。
二次会もしなかったからそう大袈裟にしようと
思わなかったとか何とか
思わず
「無一文じゃあるまいに貯金くらいある!!
無理なら親に頼めば何とかなる!
私はあんたの友達じゃないのか!!」
と喫茶店での会話でしたが、
店内で絶叫してしまった。
そのまま自分の分だけお金払って帰った後、
新婦より怒濤の反省メール。
新婦お母さんからもごめんなさい電話もあり。
私、友達続けていいのかな
ちなみに呼ばれた友人たちはなぜ私が来ないのか
疑問に思っていたそうで、聞かれたけど
「無職だから」でみんなそれ以上は聞かなかったそうです。
「全員まとめて絶交だ!」
という私の怒りに現在、
謝罪メールが多数寄せられています
親からもらえる!!は思わず口から出てしまったことなんです
無職なのは何とも言えない辛い理由からでして、
それまでの貯金があるからご祝儀くらい出せました。
多分、披露宴招待状が欲しかったのかもしれません。
私も友達の一人として思って欲しかったのかも
でも新婦が幸せならそれでいいです
仕事も決まりました
お給料入ったら速達で新婦にご祝儀送ります
「返品不可。友達と思うなら受けとれ」
とメッセージ付きで
いや、何か
「みんな知ってるのに!!呼べとか言って欲しいんじゃなくて、
誰か一人でも教えてくれていたら、何かお祝いとか贈れたのに」
という気持ちが溢れだしまして
無職にはなりましたが、
だからって社会人じゃないから
披露宴には呼ばないということはないでしょう。
それに無職になった理由を新婦は知ってます。
正規ではないけれど、短期でも色々な仕事をしていることも
ご祝儀くらい出せます。
それを気にしてくれたからとはいえ、招待してくれなかったのは・・
行きたかったんです
私も祝いたかったんです
あぁ、そうなんです
私もその場で祝いたかったんです
みんなと同じように祝いたかったんです