不倫旅行中に伝染病が発生。秘密を守る為には逃亡しかありません。

私子 当時24歳 地元会社員
教授 大学時代の恩師
数年前の出来事です。

大学時代の恩師と卒業してから
お付き合いするようになりました。
教授はその道の権威でしたが、
既婚者でした(ごめんなさい)。
私子は教授を公私ともに尊敬していました。

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普段は地元で食事をしたりする程度でしたが、
ある時教授が某所での学会に出席することになり、
その足で学会会場近郊の温泉地で待ち合わせをして、
初めての旅行を楽しむことになりました。

私子は教授とは勿論、
お付き合いする人との初めての旅行に
ウキウキでした。

学会後の懇親会を途中で抜けた教授と
宿で落ち合い、まったりと一泊を過ごしました。

私子にとっては初めての経験で、
とても幸せなひとときでした。
ですが、ここに落とし穴があったのです。

次の日も宿泊する予定でしたので、
日中は近隣の観光名所を巡っていました。

私子、初の旅行でもうウキウキw
楽しい時間を過ごしていました。
そして夕方になり、宿に戻りました。

しかし、戻ると宿に異変がありました。
なんと前日に出発した宿泊客の中に、
ある伝染病患者が発生したというのです。

その伝染病というのは、
詳しくは書けませんが、
感染が陽性だと判明すると直ちに
法定隔離されるというものでした。

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私達は地元の保健所の人の
個別検査が入るまで部屋にいるように
言われました。

言われるままに部屋には戻りましたが、
私達は道ならぬ関係です。
わざわざ偽名で泊まっているというのに、
このままでは関係が明るみに出てしまいます。

2人で慌てました。
そして出した結論は・・・・・・
逃亡です。

秘密を守る為には逃亡しかありません。
幸い宿泊カードには偽名・偽住所を記入しています。
2人で別々にこっそりと抜け出し、
駅で待ち合わせをし、地元に帰りました。

ほとぼりが冷めるまでは
お互い用心して会わないように
決めて別れました。
そして日常生活を送っていました。

幸いなことに、私子には健康に異変もなく、
何の問題もない毎日でした。
しかし、やはり隠し事はうまくいくものではありません。
教授の家族がその伝染病にかかってしまったのです。
ある日の地元の新聞に、教授のお宅のある周辺地域で、
その伝染病患者が発生したとの報道がされてしまいました。
私子真っ青。

結論を言うと、教授がかばってくれたので
私子の存在はバレませんでした。
でも教授の不倫旅行は露呈し、
お宅でも揉めたらしく、
大学も追われてしまいました・・・(国立だったので)。

幸いその道では教授は第一人者だったので、
今は某私大の教授に落ち着いておられますが、
私子とはそれ以来、ゼミの飲み会くらいでしか
会えなくなりました。

あれから数年経ちますが、
今でも教授が好きなので、彼氏はできても
結婚はなかなか踏ん切りがつかず、
独板にいます。

 

ごめんなさい。おやすみなさい。

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