彼が浮気している現場を見た後に妊娠が発覚した。彼母に伝えたら彼が1メートルほどふっとんだ

私 20歳 社会人
彼 20歳 大学生
彼父 40代後半?
彼母 30代前半

彼とは友人の彼氏の友達として、
彼と18のときに知り合い、そのまま付き合い始めた。
同い年だけど、私は専門学校を卒業後就職、彼は大学生活。

お互いが学生のときは会う時間も多かったけど、
私が働きだしてからはかなり会う時間が減った。
当時二人とも実家住まいだったのでお互いの家を行き来してた。

彼の家庭は少し複雑で、
彼の本当の母親は彼が小学生のときに離婚、

今の彼母は彼が高校生のときに再婚した後妻らしい。
元が水商売だったこともあり、
彼は正直彼母をよく思っていないようだった。

スポンサーリンク

彼母が話しかけても無視したり、挨拶しなかったり。
彼母はやさしくておしとやかな感じの人で、いつも気さくに話してくれる感じだった。
彼は嫌ってるようだったけど、私はちょこちょこ話をしてた。
話をしてみたらいい人で、彼がいないときに一緒に台所でお茶したりもしてた。

あるとき、いつものように彼の家に行くと
家の前に知らない車が。
その車から彼が降りてきたので
友達に送ってもらったのかと思って声をかけようとしたら、
彼が運転席側に回って、車の窓が開いた。
そのまま車の窓から出てきた頭にキス。
暗かったためシルエットしか見えなかったけど、たしかに女の人。
その場で私はしばらく硬直、
その日は結局理由をつけて会わずに帰った。

数日もすると、あれは何かの見間違いだったんじゃないかと思えてきて、
不安はあったけれども、仕事が忙しい時期だったのもあって
なんとなく彼に追求できずにいた。

そんな時、セー理が遅れているので検査薬を使うと見事陽性。
彼に言わなきゃいけないけど、
彼の浮気疑惑もあるしとかなりノイローゼみたいになった。
次の休日、彼の家に行くと彼はまだ帰ってなくて、
しばらく家で待つことになった。
そしたら、彼母が「すごく顔色悪いけど、何かあった?」
と聞いてきた。
それまで誰にも言えなかった分、
その優しい言葉に糸が切れたようにその場で大泣きしてしまった。
泣きながら、妊娠したこと、
彼が浮気しているかもしれないことを話してしまった。
彼母は頭を撫でながらゆっくり話を聞いてくれ
て「一人でよくがんばったね、不安だったでしょう」と言ってくれた。
その言葉に私はさらに大泣き。

そうやっていると彼が帰ってきた。
私が泣いてる状況がよくわからないようで(゚Д゚)←こんな顔になってたが、
すぐに部屋に行こうと手を引っ張ってきた。
たぶん私と彼母が話していたのが気に食わなかったんだと思う。
そしたら彼母が急に見たこと無いくらい厳しい顔になって彼に
「そこに座りなさい」って言った。

彼母「そこに座りなさい」
彼「は?何でだよ」
彼母「いいから座って」
彼「意味わからん、何でよ」
彼母「いいから座れって言ってるだろ」(ものすごいどすの聞いた声)

彼はしぶしぶ座った。
彼母の声で彼父も驚いて隣の部屋から出てきて、
私が泣き顔を見てさらにびっくりしてた。

彼「何だよ、○○(私)も泣いてるし」
彼母「どうする?自分で言える?」

私はさすがにここは自分で言うべきだと思って、
妊娠していることを話した。

私「あのね、私妊娠したの」
彼「はあ?マジで?」
私「うん」
彼「…」
私「どうしたらいいかわからなくて…」
彼「俺はまだ結婚したくないわ、無理、おろしてほしい」

スポンサーリンク

間髪いれずに彼が言ったことに
軽くショックを受けつつも、浮気のことも追及。
最初ははぐらかそうとしてたけどキスしてたのを
見たと告げるととたんに彼豹変。
「お前がかまってくれないから遊んでるうちに仲良くなった、
お前がかまってくれないのが悪い」
と開き直り。
挙句の果てに
「おなかの中の子も本当に俺の子か、
お前も浮気していたから会う時間が無かったんじゃないか?」
などと言い出す始末。
あまりの言葉に私は思わず号泣。
涙を止めようと下を向いた瞬間、
彼が「ぐぶわ」と奇声を発した。

顔を上げると彼母が般若のような表情でこぶしを握り締めていた。
隣の彼父、ポカーン

どうも彼母が彼をなぐったらしい。
彼は1メートルほど吹っ飛んでる。
体を起こした彼のムナ倉を彼母がつかんだかと思うと、
そこからは彼母のターン。

「それでも男かゴルア!!!!」
「浮気しといて開き直るってどういう根性だ!!!!」
「おまけに妊娠させて俺の子かってなめてんのか!!!
お前以外に誰がいるんだゴルア!!!!!」

その場にいた全員ポカーン。
それまでまるで鈴木京香みたいに
おしとやかで声を荒げたりしたこと無かった人が
ものすごい勢いで怒鳴ってる。
しかもめちゃくちゃ強い。
彼氏も抵抗してるんだけど、見る見るうちにボコボコにしていく。
彼氏の顔がえらいことになってきた時点で
ようやく我に返った彼父が彼母を止めた。

その後彼母は私にすごい勢いで土下座。

「こんなことになったからには○○ちゃんの
ご両親にも息子を連れて謝罪しに行く」
「生むかおろすかは○○ちゃんが決めてほしい」
「もしどちらになっても責任は持つ」

丁寧な言葉でこういう内容を言われた。
そしてもう一回彼に向き直ると、

「産むかどうかはお前が決めるんじゃねえんだよゴルア!!!!」

と怒鳴った。

その後、うちの両親にも彼母・彼父が彼を連れて謝罪。
子供は結局おろすことになったが、
費用はすべて彼家が負担となった。

ちなみに彼母は昔レディースだったらしい。
そのときの喧嘩が原因で卵巣が
機能しないため妊娠できない体だそうだ。
彼父と再婚したとき、子供ができるのが
嬉しくて仕方なかったそうだ。
私がおろしたことを報告したときも
電話口で泣きながら何度も謝られた。
彼と別れたためそれから会っていないが、
彼母は元気でいてほしい。
彼は別にどうでもいい。

以上、4年ほど前の話でした。

彼からは手術直後に謝罪のメールが来てました。
かなり彼母と彼父に怒られて反省してたみたいです。
それからは特に私のほうには連絡は来てないですね。
彼のご両親からはしばらくしてからうちの実家に
おなかの中の子あてに菓子折りと
謝罪の手紙が届いてたみたいです。

スポンサーリンク