私が「こいつは~~っ!!!」と思った相手・・・
それは従弟の披露宴で花嫁に
罵詈雑言を浴びせかけた親類のオッサンです。
去年のことですが、従弟が結婚しました。
相手は左腕の肘から先がない身障者。
性格はすごく優しく、いい人で、
家事もきちんとこなすそうです。
その従弟の結婚披露宴でのこと。
「相手が身障者」というのが気に入らない親類のオッサンが、
大声で文句を言い出したんです。
(「あんなカタワを嫁に貰ってどうするんだ!」「世間体が悪い!」
「もう、あいつらとは縁を切る!」...etc)
その会場にいた人は皆「ムッ!!」となり、花嫁は下を向いてしまいました。
(しかし、言った本人はケロッとしている)
それでも、何とか披露宴はすすみましたが、
お色直しというときにトラブルが起きました。
ドレスを着替えた花嫁に対し、オッサンは
「身障者が健常者の真似をするな!!」みたいなことを言ったんです。
花嫁の方は、見るからに「泣くのを我慢している」という表情に。
私が、『オッサン!いい加減にしろっ!!』と思ったその時・・・・・・!
とうとう従弟が切れてしまい、オッサンに詰め寄り
「あいつ(花嫁)の事が気に入らねぇならサッサと帰れ!
親戚の縁を切りたいってぇなら、いつでも切ってやらぁ!!
あいつには腕はないけどな、お前と比べりゃ一億倍も性格はいい!!
第一、お前、人のこと言えるのか!?
お前は身長と髪の毛と足の長さと体型に不自由してるじゃねーか!!!
腕がないって事でどーこー言いたいんだったら、
身長と髪の毛と足の長さと体型をマトモにしてから来いっっ!!!!」
と、たんかを切りました。
私、思わず吹き出しそうになりました。
だってそのオッサン、チビ・デブ・ハゲ・短足の四重苦だったから。
(ついでにその従弟のこと、カッコイイ!!とおもった)
そのオッサンは怒って帰りましたが、帰ってくれてよかった。
それからは和やかな雰囲気になったので。
それにしても恥ずかしかった。
嫌なら披露宴に参加しなければいいのに。
披露宴の後、従弟側親族は嫁側親族に
頭を下げっぱなしでしたよ。
おわり
おばさんが詫びを入れてきたので、我が家では一応、
最低限の付き合いはしています。他の親族もそんな感じです。
さすがに従弟の所は、「名前も聞きたくない!」と
言っているらしいですが・・・。
でも、当分は表面だけの付き合いになりそう。
まだ不快感が消えていないので。
親もいまだに、「いくら気に入らないからって、
披露宴をぶち壊すような真似をするのは大人じゃない」
と言っていますし。
反対に従弟は、思い切り株を上げましたけど。
私、従弟のお嫁さんが羨ましいと思いましたよ!
いざっ!ていう時に庇ってくれるなんて最高だ!!
私もそーゆー婿さんを・・・と思うんだけど、
なかなか、いないんだよね・・・・・