嫁が浮気をして離婚。2人の子供の親権をもらい、嫁に復讐を誓った

7年以上前、
嫁が一回りも下の独身男と浮気をし、離婚となった。

子供は長男と長女の2人で当時7歳と5歳かな?
この子らの親権は俺がほぼ争う事なくもらった。

妻は子供には愛情はあったかと思うが、
色々な理由でいつでも会えると思い込んでいた。
なので慰謝料も養育費も払おうとしなかった。
この辺は詳細は省く。

俺は出て行った妻に
「今に見てろ!
絶対親子3人で幸せになって再婚もして見返してやる!
周囲に自分を認めさせてざまみろと言ってやる」
と復讐を誓った。

俺は親戚たちの協力の中、
親子3人の暮らしをスタートさせた。

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父親1人で健気に育児を頑張るお父さんと
世間で思われるのかと思ったが、俺は甘かった。

母子家庭には同情的な世間も
父子家庭にはそうではなかった。

子供を迎えに来るのも様々なイベントにくるのも
親同士の交流のほとんどか母親中心。
そこに離婚したよく素性のわからない中年男性が
女性の輪の中に出入りするのだから
気味悪らがれても仕方ない。

どっちも担任は女性だったし、
俺は事実に直面するまでその可能性を思いもしなかった。

馬鹿だ俺orz

常に避けられ、数奇な目で周囲から見られ、
ある事無い事が噂される。

しかし俺は逃げなかった。
まあ持家だし逃げられなかったのが事実だが、
その渦の中に自ら乗り込んで行った。

子供を学童や保育園に迎えに行く時、
全ての親、子供、先生に笑顔で元気に挨拶をし、
それを毎日の様に続けた。
運動会、マラソン大会、学習発表会はもちろん、
授業参観、PTAも全て最後まで参加し、
その都度周囲に笑顔で挨拶しつつ頑張った。

俺の考えは
「頑張ってる姿を見せ続けてれば、
いつか周囲は分かってくれる!認めてくれる!」
だった。

周囲に妻が男をつくって子供を置いて出て行った
などとどうして言えるものか…
言ったところで信じてもらえるとは到底思えないし、
それで自分を受け入れてくれる事もないだろう。

何より事実を知ったら子供が傷つくし、
そんな妻の子だとレッテルを貼られると
子供に友達が出来ない原因になるとも思った。

まあ2ちゃんでよくある
スカッとやり返す事なんて
思いつかなかったし出来なかったよ…

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そうこうしているうちに
学童等で他の子供達が俺に話しかけてくる様になった。

毎日話しかけて、ちょっと面白くからかったりしてたら
かなりの子が俺に懐いてしまった。
自分の子が帰り支度してる間に
他の子のゲームや遊びの相手をさせられたり、
話し相手になってあげたり…
そんな他の子に人気のある自分の父親を
子供は尊敬の眼差してみていてくれて、
2人とも立派にお父さんっ子になっていったよ。
これは思ってもいない効果だった。

先生も1人また1人と少しずつ好意的な態度になり、
他の母親たちも少しずつ
俺に話しかけてくれるようになった。

ここに至るまで離婚して約1年半くらい。

もう一つ俺が実践した事。今の家を建て替えた。
その際、一つの大きな部屋をつくり、
沢山人が集まれる様にし、子供達に
「お家にたくさん友達を連れてきなさい」と言った。

4年生になる頃は
土日の度に沢山の友達が集まる様になり、
ハロウィン、クリスマス、
お誕生会はほとんど俺の家でやっていた。

その頃には他の子の母親とのコミュニケーションも
徐々に取れる様になっていて、
6年生になった頃は
もう普通に周囲の母親たちととけ込んでいたと思う。

推薦でPTAの役員を務めたのも
部の役員を務めたのもここら辺が初めて。
子供会の実行委員をしたり、司会を務めたり…

もうこの頃には元妻に対する復讐など忘れていた。
忙しかったけど、毎日が充実していたから。
自分がしようとしていた復讐は
いつの間にか完成していたんだと気付いた。

今は二人とも中学生になったが、
変わらない生活を送っている。

2人共部活が忙しすぎて、
以前の様に家に子供達が集まる事も少なくなったが、
それでも偶の日曜は
誰かしら訪ねてきてワイワイやってる。

今年PTA副会長を務めていて、
来年は会長を打診されているが断るつもり。
そろそろ仕事の方も頑張らなくちゃいけないので、
少しそういうのとは距離をおきたい。

色々省いたが元妻は
離婚してから子供達に一度も会えていない。

叶わなかった事。
結局結婚どころか彼女も独身の女友達も出来なかった。
母親の皆さんとは今でも仲良くやってます。
仲良くしてくれてたお母さん方には
もう感謝の気持ちでいっぱいです。

最初の1年半は泣いてばかりでしたよ。
もちろん子供達の見えないところで…

人を憎むパワーって凄いですよね。
その最初の1年半で生活を安定させつつ、
家も建ててしまうんだから…
家を建てるって本当に大変です…

今、同じ事をやれと言われたら到底無理ですね。
見返してやる!って気持ちだけで頑張ってたと思います。

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