数年前に下の妹が、通ってる学校の斡旋で
アメリカに語学留学することになった
当時新卒だったけど、
入った職場を4ヶ月で辞めてニートだった私は
仕事をする気力もなく、
暇だったので妹とメールをやりとりしていたのだけど
ある時点から1日何通も来ていたメールが、
ぷつりと途切れたことがあった
最初は友達でもできて、
寂しくなくなったんだろうなーと思っていたのだが
安否確認のためにメールをしていたのもあって、
「何かあった?」とメールをしてみた
すると、ホストファミリーには食事付きの条件で
高い家賃を払っているのに
他の国の留学生との待遇の差が激しく、
妹の分だけ食事がなかったり、シャワーが使わせてもらえなかったり
パソコンを使わせてもらえなかったりしているとのこと
頭に血が昇ってその場でホストファミリーに電話をかけた
留学なんてもちろんしたことないし、
英会話教室に入ったこともないただの洋楽アイドルオタクの私
40〜50代くらいのおばちゃんが出たけど、
「私の妹がちゃんと扱われてないってどういうこと?!
あんた何様のつもりなの?!」というようなことをまくし立てた(つもり)
「あんたの件、大学にも報告するから!」と言って電話を切った
聞いてるだけで英語が話せるようになるCDじゃないけど、
この時ほど洋楽アイドルオタクでよかったと思ったことはない
その後日本の学校と現地の大学に報告して、
妹はホスト先を変更した
私は普段ブチ切れるタイプではなくて、
電話した次の日熱を出して寝込んだ
今の時期になると思い出す、私の武勇伝でした
あんまりスカッとする話じゃなくてごめんなさい
あ、今私はニートじゃないよ!
今考えると妹の状況も考えず…と反省するばかりですが
あのあとそのホスト先は、
どこの国の学生も受け入れができなくなったと聞きました
私は普段英語は話せませんが、
火事場の馬鹿力というのか、あの時すらすらと英語で
抗議できたことに驚きました
抗議したという記憶があるだけで具体的に何と言ったのか
思い出せませんが、
妹がピンチだと知って脳が頑張ってくれたのかもしれません