俺と姉はいつも腹が空いていた。記憶に残る御馳走は袋ラーメンを そのままバリボリ食べる事

平成になったばかりの時代のお話。
俺と姉はいつも腹が空いていた
記憶に残る御馳走は袋ラーメンを
そのままバリボリ食べる事

父が俺と姉の背中にタバコを押し付け
母は俺と姉を殴る

学校には行かせてもらえず
味方は姉だけ

背中のヤケドに姉が自分のツバをつけてくれる
俺もお礼に姉の背中のヤケドにツバをつける

姉の人差し指と中指は骨折した時に
放置された結果、曲がったまま
骨折した時も姉は脂汗を垂らしながら
必死に生きようとしていた

俺も親父に殴られた時に
呼吸ができなくなった事がある
息を吸うと横腹が痛い、だから細かく息を吸い込む
でも段々と苦しくなってくる
そんな時に姉は泣きながら
俺の顔に向けて自分の服の裾をパタパタとさせ
空気を送ってくれていた
ぶっちゃけ何の効果も無かったけど、
だけどそれだけで何故か耐えれると思った。

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父と母が絶対で、それ以外は敵
父と母だけが俺と姉を見ていてそれ以外は見ていない
父と母だけが俺と姉を愛してくれて、
それ以外はどうでも良いと思っている
そう教え込まれていた

だから何度殴られて、
何個も背中のヤケドが増えようと
必死に父と母にしがみ付く
父と母に捨てられたら死ぬと本気で姉と俺は思ってた

父と母を決して邪魔をしてはいけない
父と母に決して自分達の存在を知らせてはいけない
自分達は空気なんだと、邪魔はしないよ、
だから食べ物をください
そんな考えに支配されていた

食事の時には姉と俺どちらかが催促しにく
父と母の機嫌の良い日は殴られるだけで済む
機嫌の悪い日はヤケドが増える

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こんなクソみたいな幼少期を書くだけで
文章力が何故か下がってくのを感じる
正確に思い出そうとするたびに
拙い表現しか出てこなくなる
これが修羅場と言えるのかどうかは分からない

だってこれは姉と俺にとっては地獄そのものだったから。

姉も俺も独身です
姉は中学を卒業後に働き始め俺を育ててくれました
俺も中学卒業後に土木作業員を始めました
父と母はまだ生きています
たぶん鬼だから父と母は永遠に生き続けると思います

俺が働き始めて1年後に姉と一緒に逃げました
今は別々に住んでいますが姉の家とは近いです。
姉は今年で38歳。
自分は36歳になります。

姉はことあるごとに自分の貯金を俺に渡そうとしてきます
それは俺がもうすぐ結婚するからです
俺の結婚が決まってから姉はどこか生き急いでいる感じがして怖いです
酒・タバコ・ギャンブルはもちろんのこと
自分の身の周りの物でさえ最低限しかお金を使わない姉です。

姉の家にはベッドと衣装ケース2箱と冷蔵庫・台所用品・化粧ポーチ1個
しかありません。

自分も似た様な感じで最低限の物しか買わずにずっと貯金してきましたが
彼女と暮らし始めてから少しづつ自分の物が増えてきました。
先日初めてずっと欲しかったゲーム機を買って嬉しかったです。
彼女は姉と俺の過去を知っています
付き合う前に彼女には言いました
彼女は姉も呼んで一緒にくらせばどうか?と言ってくれています

しかし姉は前述のごとく自分の貯金を俺に渡して一緒に住むのは
悪いからと断ってしまいます
姉は自分にとっての彼女と同列と断言していい程の最愛の人です
姉を幸せにしたい
しかしどうすれば良いのか分かりません
過去に何度も旅行や買い物にも誘いましたが断られました
少し困った顔をして「カズちゃん(俺です)と彼女さんに悪いから」と
言われます。
今はひたすら姉が遠くに行きそうで怖いですね。

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