ド真ん中元カノからメールがきた。
別れてから11年後悔し続けたと。いまでも大好きだと。
俺もようやく忘れようと、
新しく彼女を作り結婚の約束をしたところだった。
現状を伝えると、おめでとう!幸せになって!と、、、
なんでこのタイミングだったんだ、、、
辛すぎだろ
正直いまは混乱してます。
メールには元カノがどれだけ俺を思ってくれてたか、
11年分の思いが全部書いてありました。
びっくりしました。涙が止まらなかった。
今までの不可解だったことが全部つながりました。
すれ違いや思い込みでここまできてしまいました。
いまでも、もちろん元カノが大好きです。
でも、婚約者を幸せにすると決心したのも事実です。
よく考えます。
会ったら、、、どうなるかわかるので、、、
それが答えなのかなあ
板チすいませんでした。
仕事終わってから元カノに会ってきました。
すぐ元カノに連絡しました。すぐだ!と思ったから。
もちろん警戒された。というか、
元カノこれ以上傷つきたくなかったのかも。
11年ぶりにあった元カノは、
あの時とほとんど変わらず綺麗だった。
かわいかった。反対に少し太った俺は
恥ずかしい位でした。
幸せぶとりだねと、からかう元カノ。
最初はぎこちなかったけれど、
30分もすれば懐かしいあの頃の空気がよみがえってた。
元カノは頭の回転が速く、
教養もあるので会話が本当に楽しい。
ツッコミも的確にしてくるし、
とにかく時間を忘れる位。
元カノは、11年間の俺への思いを伝えてくる事はもうなかった。
俺も、11年間元カノのことを
どんなふうに思っていたか話すことはなかった
目の前の元カノを見たかった。
元カノが目の前にいてどう思うのか自分で知りたかった。
カフェでお茶を飲んだあと、公園をぶらぶらした。
あっという間に時間が過ぎた。
会ってどんな風になってしまうのか
全く予想がつかなかったので、
夕飯の予約なんてしていなかった。
どうせならもう30も半ばになった俺なので、
高くてうまいもの食わせてやろうと思った。
「何食べたい?寿司でも焼肉でもコース料理でも、
できるだけ高いもの食いに行こう」
「笑、そういうのあんまり食べたくないよ。」
「じゃあどういうのがいいの?」
「うーん、、、なんか定食屋さん!」
「定食?」
「うん!とんかつ定食」
定食。
その単語が俺の頭をドカンと殴ったんだ。
そうだった。
11年前、まだ就職して間もなかった俺を気遣ってか、
デートのたび元カノが食いたいものはいつも定食だった。
俺もいいもの食わせてやりたかったけど、
なかなか出来なくてその言葉に甘えてたんだ。
「定食いや?とんかつ食べたいんだけど」
俺は号泣してしまった。
道のど真ん中にしゃがみ込んで号泣してしまった。
そうだ、元カノは俺と付き合ってる時に言ってた。
「なんでいつも定食食べたいって言うの?」
「笑 だって結婚したら毎日普通のご飯食べるんだよ?
本当のご馳走なんてそんなそうそう食べなくていいよ
なんかね、安~いお得な定食を2人でああだこうだ
笑いながら食べるのが好きなの。そういうのが1番幸せと思わない?」
当時、俺との未来を描いていた彼女がそう言ってた。
忘れてたよ。
結局俺たち2人が望んだ未来は来なかったんだ。11年間も。
わんわん泣いた。
11年間いろんな思ったこととか、
目の前にいる元カノの事とか、
この先悲しませてしまう今カノのこととか、
もう何が何だかわからない位に泣いた。
元カノは黙って俺の背中をさすっていた。
以上です。
俺は今カノと別れて、
元カノにプロポーズしようと思います。
昨日の今日だけど、今回はもう自分からつかまないとって。
これからの顛末はここにはもう書きません。
でも、大切な人生の岐路だったと思います。
アドバイスをくれた方々本当にありがとう。
心から感謝します。