新幹線の中で俺が惚れて連絡先押し付けたのが出会い
仕事で新幹線で京都から乗車した時
その時は連休でそこそこ混雑していた
たぶん自由席は満席、指定席だったんだけど
そこでオッサンと若い男が揉めてた
キーキー言うオッサンとオロオロする若者、周りは心配そう(迷惑そう)に見守る
どうやら指定席券を持ってた若い男のところに既にオッサンが座ってたらしい
そこに現れたのが着物でビシッとまとめた嫁
オッサンに「うちのモンがえらい迷惑かけましたなぁ。
許しとくれやっしゃ、そんでここの席はうっとこが購入した物やけど
なんでおたくが座っとらはるんか、説明してくれます?」
京都弁は間違いだらけだろうけどこんな感じ。
着物だし、威厳あったし、オッサンビビって別の車両行った 俺もビビってた
俺がその席の後ろだったわけだけど、嫁とその若い男は姉弟で
結婚式に行く途中だったらしい
弟は「あの変な京都弁なんやねん」と姉に抗議し
嫁は「うるせーバカあれくらい言い返せ情けない」と弟を叱ってた
着物姿が似合い過ぎてどっかの若女将かと思うくらいだった 迫力半端なかったし
でもその時の嫁に一目惚れして弟の前で連絡先渡して今に至る
ちなみに嫁母は本当に綺麗な京都弁を喋る
嫁は喋れない(京都寄りの関西弁)
後から聞いたら、あのときは何故かなんちゃって京都弁を振りかざしていたらしい
話をこっそり聞いてたら到着駅が同じで向かう場所(○○タワーみたいな)の方向も近い
嫁たちは降りてからの勝手が分からないらしくどう行ったらいいかゴソゴソ確認しまくってたんで
ものすごく勇気だして後ろから「○○タワーでしたらこの出口を出て云々ですよ」と声かけてみた
二人ともビックリしていた、当然だ
嫁が笑ってお礼言ってくれたけど、そこから会話は続かず到着までなにもなし
到着すると改めて嫁たちがありがとうございましたって会釈してくれたんだけど、
そこからキモいの承知で名刺を取り出し
「すごく素敵だなって思いました、気持ち悪いとは思いますが、
もし次どこかであったらまた話してやってください」と渡して逃げた
っていうかこれただのナンパだと今気づいたわ
弟くんは固まってるし嫁もあ、はい…って受け取ってはいたけど
これ確実にオワタ感半端なかった
が、なんとその後連絡がきた
しかし相手は弟くん 俺の名刺の会社が弟くんの希望会社だった(当時大学生)
いろいろ教えてくれって頼まれて了承
そこから弟を介して少しずつ仲良くなり付き合うって感じ
最初は弟くんと連絡取ってたんだけど、いろいろと話はずんで
就活関係なく飯行く仲になった
しばらくすると嫁もくっついてきた
仕事帰りの嫁は女子アナみたいで可愛かったんだけど
相変わらず姐さんオーラ出まくりで(弟を顎で使う)
弟くんから「あれでイイんすか、女帝っすよ」とたしなめられるも
俺自身姉がいて耐性があったのか知らんが気にならず
弟くんの援護(嫁にはかなり俺のことをよく言ってくれてた)もあり
弟抜きでデートに誘って告白、という流れ
今も女帝っぷりは健在だがその分しっかりしてるし
理不尽な要求をされるとこは1度もない
たまのデレは破壊力半端ないのでそれを糧に生きている