(フェイクありです。短くまとめる才能がありませんでした。)
そんな私をずっと小馬鹿にしてきたのが姉。
「あんたみたいな保守的な女がいるから女性はいつまでも
子育てと仕事の両立に苦労し、悩まなければならない。
子育ては女の仕事と言う考え方の男が減っていかない。
第3号被保険者なんて馬鹿げたものは無くなるべき!無駄!」
と。
姉は大学を出てから入社した会社で社内恋愛を経て結婚。
姉にも子供がひとりいるが、保育園に預けたり
ベビーシッターを利用しながら共働きを続けていた。
働きながら子供を育ててる人は、凄いなぁと思ってる。
それは本心から。
だけど私は働きたい人、能力のある人がそれをやればいいし
快適な家庭を維持することだって“家族のため”だと思ってるし、
何よりも家族もそれを望んでるんだから
誰にどうこう言われる筋合いはないと思ってる。
それは別に“保守的”ってことじゃないと思うんだ。
夫婦で子育てをって男性はどんどん増えていると思うし、
それはそれとして私みたいな古い夫婦像って言うか
そういうのだってひとつの在り方だと思っている。
二度ほど反論したことがあるが、
元々姉はこちらが1話せば100倍になって返ってくるような人で
別に説得する意味もないし、面倒臭いので反論することはやめて
姉が口を開きかけると逃げるようにしていた
その姉の子が高校生活で躓き登校拒否からの引き籠り。
同じ高校に通学していたうちの息子とは仲が良くも悪くもなく
学校では学年も違うし従兄弟同士だってことを
知らない人もいたような感じなんだが様子がおかしくなった頃に
息子から私に「おばさん、知ってるのかなぁ・・・」
って言ってきた時、
私から姉に電話したことがあった。
「気を付けてあげた方がいいんじゃない?」
って。
姉のことは嫌いだけど、
子供のことはまた別だと思ったから。
そしたら「それって仕事してると子供に目が届かないって言う遠回しの批判?」
とか言われて
「そうじゃなくて、取り返しがつかなくなったらって思ったから。
子を持つ母親として心配だったから」
って言ったらガチャ切りされて終わり。
その後すぐに登校拒否になって、
何度か学校側が母親である姉に連絡とろうとしたらしいけど
仕事優先でなかなか学校にはいかなかったらしい。
実家の母に代わりに行ってくれと言うような姉だった。
ちなみに母もずっと専業主婦だったが、
その母のことも姉はずっと小馬鹿にしていた。
あれから10年近く経って、姉は一人息子の自死と言う
とんでもない修羅場を経て現在離婚して実家にいる。
大変な思いをしたからと言って、
姉に同情する気持ちにはどうしてもなれない。
専業主婦兼業主婦のどちらがいいとか悪いとかではないし、
私は専業でも生活に困らなかったと言う
恵まれた環境であることは自覚しているが
専業主婦を攻撃する暇があるなら、何故ちゃんと子供と向き合えなかったのか。
「そうするべきだ」と言う裏で、ざまーみろと思ってしまう自分がいる。