兄の価値を潰してはいけないと 頑張って可愛い妹を演じた二年余り

私の兄は生まれながらにオタで、手本のようなオタ。
そして気の弱さからオタグループの中でも格下だった。
そんなある時、妹である私が有名女子校に通っていて
且つ名前が超可愛いことが知られる。
オタグループ内で初めて兄の株が上がる。

調子に乗った兄は素敵な美少女妹の話を作る。
オタ達は私に会いたがり、電話で話したがる。
親が厳しいから、引っ込み思案だから
という理由で回避し続けたが、アニメ声でか細く
「あの、○○です… あの… お兄ちゃぁん(ふぇぇ」
と対処したり手紙の返信を可愛く書いたり、
グループ内で初めて出来た兄の価値を潰してはいけないと
頑張って可愛い妹を演じた二年余り

辛かったし修羅場だったなあ。
私ソフトボール部で、あだち充の漫画に出てくる
ブス女子マネみたいだった。

兄があの二年間どういうつもりだったか謎w
今は兄は漫画家で、
私は嘘電話で得た快感を忘れられず声優になった。

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12~14才の間です。
兄も男子校だったので、特に発展性はなくw
ただ妄想上の美人妹とか
会話したかっただけじゃないかなー
兄自身(年子)がこけしそっくりだから、
妹が美人の筈ないって薄々解ってたと思う。

私は字面だけなら
「聖カトレア女学院の白沢ゆりえ様」
みたいな感じで素敵だった。

顔はタッチのブスマネか、柄本明に似てるね…
自分としては修羅場だったよ。
バレたら兄は虐められるんじゃないかって。
母は馬鹿馬鹿しいってゲラゲラ笑ってたけどね。

兄は漫画だけで稼げてるけど、私は他にも仕事してる。

兄のオタグループには大学になってから会ったよ。
その頃には整形メイクを覚えたので
どうにか女の形にはなってて
声優になっていた事からも、
がっかりされずにすんだ。
肩の荷が降りた瞬間だったよ。

美人はああいうプレッシャーの中で
育ってるんだろうから大変だよね。過剰な期待が。

なんにしても嘘はよくないですよ。

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