合コンにいったらさんざんな目に合った 。ダシに使ったんだろう。

大学2年のとき、クラスの友達に誘われて合コンにいったんだけど
そこは当然の喪である私はさんざんな目に合った
友達も半笑いでやめなよーwって言ってたから、
多分ダシに使うために誘ったんだろう
私も愛想笑いで大学に用事があるといって早く抜けて来た

スポンサーリンク

帰り道に大学に寄って帰ってたんだが、
雨が降り出してきて、それでも傘をさす気分じゃなく、
ぬれながら大学構内を歩いていた
(幸い日曜の夜なので学生も殆どいなかった)

それで雨にぬれてたらなんだか
無性に悔しくなってきて涙が溢れていた
すると前を歩いていた白衣をきた女の学生と目が合った

涙でぐちゃぐちゃで気持ち悪い嗚咽を
だだ流しにしている喪女をみたその女の人は
凄いギョッとした顔をしていた

ああ、気持ち悪いなー自分と思って
早歩きでその場を去ろうとした
だけど、その女の人はこちらに走ってきて傘を差し出し、
強引に学校の奥にあるプレハブに連れ込んだ
いいです、いいですとうわ言を垂れ流す喪女と
その背中を押しながら走る白衣の学生という謎な状況だった

そのプレハブは女の人の研究室の居室らしく、
そのとき一人の男性がいた
女の人がその男性を外に出して、
着替えをくれてタオルまでかしてくれた
私の嗚咽が止まるまで女の人は何も聞かず
そばに居てくれて背中をさすっていた

その優しさにまた泣けてきて、合コンの話をしてしまった

スポンサーリンク

女の人「そいつら駄目人間だねー」
男の人「だねー」

となんといっていいか分からないが
相手を凄く貶める訳ではなく
2人は優しく共感してくれた

泣き止んでしばらくたって
女の人がポタージュをいれてくれた
その優しさにまた恐縮してごめなさいと連呼していたら、
女の人

「優しくされたらごめなさいじゃなくて、
ありがとうって言うんだよ」

と優しく諭された
そのあと色々な世間話をしてその2人の学生が
4年で現在卒論頑張り中と教えてもらった
その日は3人で帰り、結果的に楽しい日になった

そこで2年の日が流れ、私はそこの研究室を志望し、
無事に配属され、M2年となった2人に
厳しいながらも優しく指導されている

私みたいなブス喪女でもこんな素敵な出あいがあると知った。
でも2人が今年度で卒業されるのがさみし過ぎる

スポンサーリンク