1週間ほど右の耳の後ろが痛いんだけど、
触っても何もない。
同時に体がとてもだるくなったんだけど、
熱を測っても微熱しかなくて、
よくわからず寝て過ごすようになった。
そうこうしていると胃も痛くなってきて24時間、
水を少し飲めるだけになった。
風邪をひいたときのような体のだるさ、
胃痛、吐き気、そして何も口に出来ない状況から
本能的にヤバイと感じてかかりつけの病院に行った。
連休明けだったせいで病院が老人でごった返して
席がなかった。
私はフラフラの状態で、その時診察に入った人の席に座った。
その後も老人が次々とやってきた。
老人の付き添いの人も老人なので、
病院内は20代は私と茶髪のにーちゃんくらいで、
あとは平均年齢60超えた人たちばかりだった。
茶髪のにーちゃんは座らずにしゃがんでスマホを触ってた。
私は体がだるすぎて席から離れられなかった。
しばらくすると、杖をついたよろよろの
80代くらいのおじいさんが付き添いの人2人と
やってきた。
私の前に立つと
「若者は老人に席を譲るべきだ」
主張し始めた。
確かに健常時はそうかもしれないけど、
ここは病院。
病院に老人優先もくそもあるか、
付き添いの健康な老人が立てばいいだろ。
今すぐにも横になりたいくらいの
体のだるさに耐えながら必死に抵抗したが、
茶髪のにーちゃんは立ってるだろと畳み掛けられた。
茶髪「え、俺検診だけで元気ですし」
助け舟を出してくれるにーちゃん。