お年玉付き年賀はがきが当たった時の話。
10年以上前のこと、いつもは切手しか当たらないんだが、
その年だけはふるさと小包(だったと思う)で
「和牛ステーキセット」!だった。
さっそく手続して、届いて、家族みんなで(たしか2人分で、
うちは4人なので半分ずつにしたが、肉がでかくて1/2人分で
十分だった)
「さすが和牛!おいしーねー!」
「柔らかいねー!味が濃いねー!」
「ふだん食べてるのと全然違うー!」
と大喜びで食べた。
それから1ヶ月くらいして。
某デパートから電話があった。
「お年玉年賀はがきの和牛ステーキセット、
当店が請け負って発送しているんですが、
手違いがありまして」
「えええっ!とっくに食べちゃいましたが!」
「いえ、違うんです。こちらの手違いで、
和牛ではないステーキセットをお送りしてしまったんです。
複数のお客さまからのご指摘で発覚いたしまして、申しわけございません、
正しい和牛ステーキセットを送り直させていただきます」
「あのでも、前のは食べちゃって返せませんが…」
「よろしいんですよ、それはお召し上がりいただいて、
それとは別に、です」
再びステーキセットが届いた。
二度もステーキが食べられてよかったが、
食べてすぐ
「むっ!これは和牛ではない!」
と気づく人も複数いたというのに、
うちは単純に
「わーいわーい」
で気づかず、貧乏舌とわかってちょっと凹んだ。
どっちもおいしかった。
貧乏舌って意外と得なのかもね
美味しければいいのさw