5歳の時母親が突然いなくなり
入院したと聞かされていたんだが
半年くらいして
「お母さんが帰ってくるよ!」
と言われ大喜びで待ってたら
知らない女の人が
「○○ちゃん(俺の名前)!」
ときた
突然のことにびっくりしてる俺をよそに
父も同居の祖母も
「よかったねー」とニコニコ
俺はこれはお母さんじゃない!と訴えるも
子どもだからうまく説明できず最後は号泣
父と祖母は久しぶりだからね~
病気でやせちゃって雰囲気も変わったから
分かんなくなっちゃったかな?
とのんきなこと言ってるし
母を名乗る女性は
少しずつ慣れてくれたらいいよ、
と少し寂しそうな感じ
最初はその人が母と
入れ替わったような気がして
始終ものすごい恐怖だった
何せ子どもなのでそのうち新しい母親にも
それなりに慣れていったが
でも違和感はずっと消えず
自分がおかしいのかと時々考えていた
で、結論から言うと
本当に入れ替わってましたよ母親
実母が離婚して出て行き別の女と父が再婚
子どもだから実母だと
思い込ませられるだろう、
その方が新しい家庭もスムーズにいくだろう
という浅はかな考えで
俺にトラウマを植え付けてくれた
ネタバレの後、実母は裏切りして出て行った、
新しい女とは実母と別れた後に
付き合い始めたと説明されたが
正直こいつらの言うことは
何一つ信用できないと思ってしまったわ
いろいろあってほぼ確信した上で
問いつめたら父があっさり認めた
父の嫁はごめんなさいと泣いて謝ったけど
もう母と呼べなくなった
実母は離婚後まもなく亡くなっていた。
がんだったらしい
父と父嫁は離婚前後の経緯を聞いても
のらりくらり逃げてばかりで
一向に要領を得ないが
その後長年かけていろんな人に
聞いた話を総合すると
母発病→父裏切り→父母離婚→父再婚
→母チェンジの流れで間違いないと思ってる
当時すでに母方の祖父母は亡くなってたから
母は俺を連れて出られなかったんじゃないかと
父嫁は母に俺のことを頼まれたと言っていて
それはもしかしたら嘘じゃないかもしれないが
母もまさか自分になりすましてくれとは
頼んでないはず