信号待ちをしていた車の脇をチャリで走っていたら突然助手席のドアがあいて激突した

歩道のない道路をチャリで自宅に向ってたの時の事
十字路で信号待ちをしていた車の脇を走っていたら
突然前の車の助手席のドアが開いて
四十歳前後の女性が降りようとした。

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オレは信号が赤だったため
そんなにはスピードを出していなかったものの
急ブレーキ気をかけても止まりきれず
女性及びドアにかなりハデな音を出して
接触してしまった。

「痛いじゃないの!危ないわね!どこ見てるの!」
とヒステリックに言われカチンときたオレだが
とりあえずこのままだと通行の邪魔になるので
側のコンビニへ移動しようと言った。

ぶつかったオバサンは
「あんたが悪い、前を見てなかったんだろ、
移動の必要はない」の繰り返しで
運転していたオバサンも
「私急いでるのよね」とまるで人事の様。

ついに我慢出来なくなって
「あのネオバサンたち、
ドアを開けて降車するときは
後方確認しなきゃいけないんだよ、
因みにこの場合運転していた
オバサンの方が責任が重いんだよ、
我慢して聞いてりゃ言いたこと言って、
警察へ連絡して事故の確認をしてもらいましょう」
とプチ反撃をした。

オバサンたちは
「ぶつかってきたのはあんたの方でしょう、
何で私たちが悪いのよ、最悪だわもう
面白くないけど急いでるしもういいから行きましょう」
とその場を離れようとしたので
車のナンバーを携帯に控えて、
ぶつかった場所の確認をしておいた。

それを見て「なにしてるのよチョット」
とまた文句を言ってきたので
「あなたたちが居なくなっても
警察に説明できるように記録してるんだよ、
それとオレの左手だんだん腫れてきた様だから
この後病院にいって
説明しなけりゃいけないんだよ」と言ってやった。

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すると後ろで信号待ちをしていた
スモークガラスのドイツ製高級外車から
バリっとスーツを着こなし
涼しげな目をしたお兄さんがやって来て
オバサンたちを見て一言

「後ろつかえてんだよ、とっとと道開けろヨ、
あんたらの方が悪いんだから、
おまけに左に寄りすぎて走ってるし。
それとドア開けたあんた、
逆の立場だったらどうする?
それでも自転車の方が
悪いっていえんのか?
彼の手ドアとぶつかったたみたいで
怪我しているみたいだし
このままだと人身事故扱いになるよ」と言ってくれた。
そしてオレの方を向いて
「手大丈夫?なんかあったら相談乗るよ」
と言って名詞を出そうとしたので
「だっ、大丈夫です。
自分警察官に知り合いが居るので何とかします。」
と言って丁重にお断りさせていただいた。

「あっそう、警察より頼りになるよホントいいの?
手大事にしなよ」と言い残して車へ戻っていった。

硬直していたオレとオバサンたちは
直ぐにコンビニの駐車場へ場所を移し、
クラクションを一鳴らし
して走り去って行くベンツを見送った。

その後は近所の交番と保険会社へ連絡し
現場検証をして、改めてオバサンたちの方が
悪いことを確認した上で、
手の治療費は
自賠責保険で補償してもらい
自転車も新しい物に買い換えてもらった。

でもあの時名詞を貰っていたら
どんな未来が待っていたのだろうかと、
今でも考えてしまう。

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