ほうかされた人をテレビ局が「知る権利」だと撮影していた。消防士「危ないので、離れてください!」

数年前、放/火された家の前でのこと。
放/火された人が、焼け残った家の前で警察の事情聴取を受けているときに、
地元テレビの連中が、その人を映していた。

警察官が遮って

「被害者の心情も察してくれないか」

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と言ったのだが、
知る権利だの情報を隠蔽するのか!
などとそいつらは怒鳴って、
警察官が吊るし挙げられていた。
当然、その警官も言葉を濁しながらも話を聞いていたが…

その時、消防士が、
おしくら饅頭のように

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「危ないので、離れてください!」

といって、5~6人がかりでそいつらを押し出した。

そのどさくさに紛れて、
誰かがマスコミ連中の機材を水溜りの中に
蹴っ飛ばしたらしい。

泥水まみれの機材を担いで、カメラマン連中が引っ込む一方、
放/火された人が、涙を流して消防士に頭を下げていた。

消防士はDQNかもしれないし、
そういうのを見て「ざまあ見ろ!」と思った俺もDQNだが、
あれは、実に正当な行為だったと思う。

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