浮気したら家が全焼して子供が大火傷→嫁「アナタにも息子と同じようになっていただきます」

最初に言っておくが俺が全部悪かった。
て言うかタチの悪い浮気をしたのが悪かった。

まずスペック(浮気騒動当時)
俺34歳会社員
嫁34歳会社員
浮気相手20歳アルバイト
俺と嫁は同級生で家もお互い近所。
田舎で普通に育ち普通に交際して普通に結婚した
30の時に嫁が妊娠した。
この時に俺は過ちをおかす。
そう、浮気である。

スポンサーリンク

嫁がもう腹膨らんでるって言うのに、我慢できなくて、
アルバイトの若い女と知り合った
この若いアルバイト女は発覚当時の女とは違くて、
完全に割り切りの関係だった。
俺も淡白な一回限りのつもりの相手だった。

だが俺はアホだったんだな、これで味をしめてしまった。
こんなに簡単に割り切った関係が探せるなら、
まだまだいける(バレずに色々な女と遊べる)んじゃないかと思った。
結果的にはその時の事は出産後すぐバレてしまった。
だが一回限りの事だったし、
夜のお店に行ったとでも思って、
一回のみなら許すと言ってくれた。

俺は「はいはい」と思って、表面上は謝って
心の中では「次はどうしよう」としか考えてなかった。
どうも自己分析するに、
田舎ののんびりした環境で普通の恋愛、
それも嫁としかしてなかった分、
初めての過ちでネジが吹っ飛んでしまって
制御不能と言うか頭がおかしくなったんだと思う。

それに加えて嫁は子育てに忙しくて
俺の相手をしてくれなかった上に
仕事も忙しい時期だったもんで
余計にストレス発散とスリルを楽しむので
行きずりの女性との出会いにのめり込んでいった。
そして運命と言うか被害者というか、ある女と出会う。

コイツがメチャクチャ可愛かった。
沢尻エリカをもう少し細身にした感じ。
こんな可愛い子がいるのかと舞い上がった上に
向こうが「アナタと結婚したい!」と
本気で好きになってくれたんだからたまったもんじゃない。

向こうがこっちを本命になるようにとにかく貢いだ。
そのうち貯金を切り崩し湯水のように金が消えていく。
彼女にそれを伝えると
「そんなに無理しなくても良いのに。
もうブランド物とかいいから、落ち着いて一緒にいようよ」
とか言ってくれてなんて良い女だと思った。
ある時、嫁が俺に
「親戚の葬式の為に2日ほど家を空けるから、
子供の面倒よろしくね」と言ってきた。

4歳になったばかりの子供だから
俺も大丈夫だと思い快諾した。
と、同時に「今日浮気相手家に呼べるじゃん」と考えついた。
子供なんか如何様にもお菓子で買収なり、
変な証言しても誤魔化せると思った。

夜になり、早速浮気相手を家に召還。
沢尻エリカ似の彼女に子供もメロメロである。
オモチャ今度買ってあげるから
お姉さんと遊んだの内緒ねーなんて言ったりしてた。
んで浮気相手にご飯作って貰って
3人でご飯食べて幸せいっぱいだった。

この時までは。
その後すぐに子供は寝ついた。
そんでそれを見計らって
すぐに俺と浮気相手は家を出て宿泊施設へ直行。
家で楽しもうと思ったけど
さすがに子供に見られたらヤバいと考えて場所を移したんだ。
それが間違いだったんだけど。

早朝になり、浮気相手を家まで送り、自宅に帰ると家が無かった。
何を言ってるかわからないだろうがマジで、燃えつきてた。

よくよく携帯を見たら夜中に
近所や嫁や実家の親から着信の嵐。
手が震えだした。
だって、家の中に子供置いてきたんだから。
急いで嫁に電話した。
一体何がどうなってるんだと。
そしたら嫁が泣きながら
良かった生きてたんだってわんわん泣いてくれた。
もう罪悪感が半端無かった。

俺は震えた声で「こ、子供は」って言ったと思う。
子供は無事だった。
でも大火傷で顔半分と足がヤバい状態らしかった。
もうその場で崩れ落ちて俺も泣いてしまった。
そんで病院の場所を聞き出して直行した。
火事の原因だけど、
浮気相手と食べたご飯はシチューだったんだ。
浮気相手はシチューだけ一旦テーブルに持って行って
消すのを忘れたらしい。

そのまま火が運悪く
近くに置いてあったふきんに着火してしまって、
木造の家はあっという間に燃えてしまったようだった。
俺は病院で洗いざらいゲロった。
子供がこんな目に合うとは思ってなかったし、
子供は可愛いと思っていたから、
事の重大さにもうすがりつくように泣きながら
ゲロって土下座して謝った。

妻は思いっきり俺にビンタして、
しばらくは子供の為に付きっきりで看病する、
良いと言うまで家に待機してろと言った。
家なんてもう無いのにな。
実家にも土下座義実家にも土下座した。
両親はもう泣いて俺を殴る蹴るだった。
義両親は「一応命に別状は無いですからそのへんで」
ってそれを止めてくれた。
もうその優しさでまた罪悪感が増した。

浮気相手にも事の顛末をメールした。
だが浮気相手はここで途切れるかと思ったら
そうじゃなかった。
「罪を償うなら一緒に償うよ!捨てられたらおいで!」
と返信が来たのだ。
俺はその言葉に甘えそうになったが
事も事なのでそうもいかない。
お前とは別れると返信したが結局うまいこと行かなくて
「私が奥さん説得してあげる!」と来たもんだ。

後日話し合いの場を設けることにしたが
これが彼女の人生を潰す修羅場になると
彼女自身考えて無かったと思う。
こう、俺の頭の中ではさ、
浮気で話し合いってのは勿論別れる事や
慰謝料、離婚の是非を決める物だと思っていた。

当日話し合いの場に登場した浮気相手は脳内お花畑で
火傷もそのうち治る!
どうせ二人は離婚するんだし慰謝料だって払う!
そこから二人は0から出発する!
子供いらないって言うなら私が引き取ります!
って意気揚々と宣言。

両親、義両親共に能面状態。
嫁はずっと「そう。そう。へえ」とニコニコと相槌を打つ。
浮気相手は
「以上です!文句があるならそちらからもどうぞ」
と言った。

同時にやかんの湯が湧いてピューっと音がなった。

俺としてはこの音が
張りつめた空気抜きみたいに思えてホッとした。

嫁は「ちょっと待っててくださいね。
話が長くなるのでお茶入れるので」と席を立った。
俺の母親が「嫁子ちゃん。いいわよ」と言い
嫁が「はい」と会話をした。

これは「こんな阿呆にお茶を入れる必要は無い」
という意味かとその時俺は思っていたんだが、
後々考えるとまったく違う意味だったと今ならわかる。
嫁が「お茶どうぞ」と湯飲みを浮気相手に渡した。
浮気相手はどうもありがとうございますと
まだまだ呑気な雰囲気だった。
すると嫁が台所に戻っていった。

台所から戻ってきたと思ったら肉たたき持ってた。
俺、絶句。
両親達能面。
浮気相手「へ?」

瞬間、嫁が浮気相手に肉たたきで攻撃した。
嫁はニコニコしながら

「慰謝料は要りません。
ただ、アナタに息子と同じようになっていただきます」
と言った。

もう言葉が出ない。

浮気相手も顔面がすごい事になって絶句するしかなかった。
「息子はちょうど今攻撃したあたりに傷跡が残るそうなので、
傷をつけさせていただきました。
あと片目もダメになったんですよ。
どうです?まだ大丈夫です?なら同じくしないと」

ガクガク震え出す浮気相手。

「それからなんで子供が傷物になったからって
手放す親がいるんです?
馬鹿ですか?傷物にしたのはどなた?」

スポンサーリンク

そう言って嫁は
浮気相手に持ってきたばかりのお茶をかけた。
嫁は言葉を続けた。

「後は足とかですね」

その言葉に浮気相手が「あの、その、それは」と言い訳し出すと
俺母が「孫ちゃんね、火傷で子供が作れない体になったの。
あと片足が火傷でね、ほとんどもうダメなの」
と写真を浮気相手に差し出した。

その写真を見たからか、この自分の現状からか、
浮気相手は初めて「ごめんなさい」と呟いた。

義父が「はい、謝罪は頂きましたが、
君の謝罪一つに何の価値があるのかね」と言って
浮気相手号泣し出す。
そこから浮気相手は
「本当にごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
助けてください!うわああああ」とか言って
ひたすら助けを求めるも、

嫁が
「じゃあ謝罪はしていただいたので、
足は勘弁してあげますね」言い、
浮気相手に肉たたきを叩きつけた。

浮気相手は「ひぎい!」とか
わけわかんない叫び声あげてたと思う。

義母が
「あんまり叩くと死んじゃいますから、
やっぱり孫君と同じ火傷でいきましょう。ね嫁子」

もう逃げ場は無いと思った。
この場にいる全員ヤバい頭狂ってると思った。

と、その時浮気相手の両親到着。
俺は心の中で「よっしゃあ!もう警察沙汰でも
なんでもなっていいからこの空間を打破する!出来る!」
と思っていたが、そうもいかなかった。
義父が浮気相手の両親、家に上げる。
浮気相手の両親は浮気相手を見るなり容赦なくぶん殴った。
しかも怪我してる方ぶん殴った。

「この度は娘が申し訳ございませんでした」
と言い浮気相手両親土下座。

後から知ったが嫁の両親地元じゃ大層な地主で、
浮気相手の両親は嫁両親に土地も金も借りてる身分だった。
浮気相手
「なんで、なんで不倫くらいで
こんな目にあわなきゃいけないの、痛いよ痛いよパパ」
と叫ぶも
浮気相手両親に
「その言葉、息子君にも言えるのかね」で絶句。

浮気相手
「やだyだあ……お金払うから、払うから許して」
浮気相手両親、黙ってビンタ。

浮気相手
「だから痛いって言ってンデショオオオオオオ!!!!!!!!!!!」
浮気相手両親無言でまた顔面殴る。

あれこれ飛び散る様に俺はもう「お空綺麗」になってた。
浮気相手、たまらずにみんなをふりきり
玄関に千鳥足でダッシュ。
玄関を開けたとこで
「なんでええええなんで浮気くらいでえ!え!ウエエエエエ」
とか叫んでた。

追いかけて玄関まで行くと、
近所中の人間が家の前に立ってたんだ。
それも能面で。
ジッと。

俺「は?」「え?」

義父
「いくらちょっと出りゃ
会社がいっぱいある田舎の集落でもね、
言葉は悪いが所詮田舎の集落は集落。
ぬくぬくしてるだけじゃない」

義父
「で?君はどうする?」

その問いに俺、どうしたら良いかわからなかった。
ただ、もう震えた声で
「すいません、なんでもします。浮気相手とは別れます」
と言った。
近所中の人間の能面みたいな表情が怖くてオシッコ漏らした。
浮気相手は隣でひたすら
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいって
呟くだけになってた。
そこからは、
浮気相手、勝手に警察に駆け込むも「アンタが悪い」

弁護士に駆け込むも
「勿論勝てるが、別件で息子君の事を訴えられたり
警察に言われたらアナタの方がヤバい」と言われ断念。

沢尻エリカ似は「お岩さん」って呼ばれるようになった。
ちなみに目は何でもなかったようで
「眼球って思ってるより丈夫なんだなあ」とか思った。

俺は、子供を残せない処置&
ここでは言えない落とし前つけさせられた。

自分の地元を
ただの田舎と舐めてかかったのがヤバかった。
嫁はなんと離婚せずにソバにいてくれているし
普通に会話もしてくれる。
嫁だけじゃなくて近所の皆も。
それが逆に怖い。
いつもの日常に戻ったんだ。

考えられるか?意味わからないだろ?

落とし前は言える範囲は「欠損」としか言えない。
息子は顔の痣は意外に綺麗に治ってきてる。
足は火傷の痣残ってるけど、歩けるようになった。

なんでこんな事書いたかってーと、
今日俺の誕生日なんだ。
で、俺鈍感だったから
今年の誕生日になって初めて気がついたんだ。

あの時から数年、俺の誕生日のパーティーメニュー、
シチューなんだよ。暑い湯飲み付きで。
それみんなで囲んでワイワイ食ってるの。

ごめん本当に詳しく書けないとこは書けない。
これで落ちる。

浮気は悪かったと思ってる、
あれからしてないし女自体怖くなった。
一応浮気相手も結局体の方はなんともなってないし、
お岩さんって呼ばれてるけど結婚したし子供がいる。
その結婚が本意なのかまでは知らない。

スポンサーリンク