「私、子供が出来るんですよ♪」この男性の本性をみな知っている

田舎の総合病院で働いている。
業務上知り得た事実なのでフェイク入れまくりだから、
辻褄合わないところはご勘弁。

もう1年近く透析に通っている女性患者Aさんは、
3ヶ月くらい前に離婚して名字が旧姓に変わった。

先日、たまたま産科病棟に行ったら、Aさんの元夫が、
若い切迫流産患者の見舞いに来ていた。
名字が同じなのと年齢差から、
患者さんは元A夫さんの娘さんかと思ったら、
なんと再婚した新しい奥さんだった。

産科病棟のナース曰く、元A夫は新妻にベタ惚れで

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「自分は子供が大好きで欲しくて堪らないのに、
前の妻が子供は作らない主義の女で、
しかもなかなか別れてくれなくて苦労した。
今の妻は自分にとって天女だ」

と手放しで新妻を可愛がり、事あるごとに前の妻を罵倒するらしい。
しかし…透析外来に長年いるスタッフは誰もが皆知ってる。
Aさんが透析に至るずっと前、透析外来に通っていたのは元A夫だったということを。

元A夫とその親戚一同の昼夜を分かたずの恫喝もとい説得に屈し、
Aさんが元夫への生体腎移植に応じたのは5年前。

移植後、元夫はみるみる回復し、
しかし相変わらず夫と親族の世話に明け暮れるAさんは
様々なストレスが重なり、事もあろうに糖尿病を発症するも、
未だに病人気分が抜けない元夫とその親族に当然のようにこき使われ、
ろくに治療を受けられないうちにちょっとしたきっかけから体調を崩し、
ひとつしかない腎臓がダウン。あっという間に透析に至った。

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透析患者ともなると、妊娠出産などもってのほか。
子供も望めず、透析などの治療費もかさむのを真の理由に、
Aさんは表向き『性格の不一致』『家事怠業』を理由に
一方的に離婚を言い渡され、ろくな慰謝料も無しに追い出された。
これが3ヶ月前の出来事。

で、元A夫に毎日のように見舞いされてる、
娘とみまごう新妻は県外出身、妊娠6ヶ月から7ヶ月目に突入。

元夫は、顔見知りの私を見かけても、
恥じ入るどころか明るい顔で

「私、子供が出来るんですよ♪」

とはしゃいでいる。

その日の昼休み、職員食堂で
“たまたま”相席になった私が、
産科スタッフに“うっかり”元A夫が免疫抑制剤を
服用するに至る理由を話したのは言うまでもない。

そして今、当院スタッフ間では、

『元A夫=キチクさん』

で十分話が通じる状態。
守秘義務があるから、外に対しては、誰も何にも言いませんが。

元A夫を見かけるたびに、

「あ~ら、キチクさん」

と呼び掛けたくなる衝動と、
スタッフ一同は戦い続ける毎日です。

生体腎移植の対象は家族が基本。
だいたいは親子、祖父母、おじおばだけど、夫婦間もあります。
血液型が違っても移植はできます。

ちなみにAさんと元夫は、地元の世話焼きおばさんの仲介で、
お見合い結婚だったようです。

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