3つ隣のお宅が火事。部屋のダクトから黒煙が出ているのに気が付いて体がすくんで動かない

先週日曜日の早朝、
住んでいるマンションの
3つ隣のお宅が火事になりまして、
隣人と出勤前に気が付いた夫とともに
初期消火活動を行いました。

消火器を使ったり、バケツや洗面器の水で、
なんとか事なきを得ました。

仕事に行こうとする夫が、
火元の部屋のダクトから
黒煙が出ているのに気が付いて、
夫が火元の部屋のドアをたたくも、無反応で
(住人は気づかず眠っていたそうです)、

「これもう亡くなってる!?逃げなきゃ」と思い、
バッグや通帳などを取って逃げようとしたのですが、
体がすくんで動かない。

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その間に、夫が火元のドアを蹴破って
消火活動をしようとしている姿を見て、
ハッ…と我に返りました。

夫に「おいバケツ!!消火器も!!」
と怒鳴られて、ようやく金縛りが解けたように
動けるようになりました。

それからは必死でした。
服や靴が濡れるのも忘れて、水を汲んで、
騒音に気が付いた隣人さんと夫が消火器を使用して、
夫の指示で隣人さんが消防に通報して、
火元の住人さんから燃えているのが布団と言われて
間一髪だったことに気が付きました。

以前、テレビで、布団は燃えるとなかなか消えない、
消えたと思っても火種が残っている場合が多い、
と言ってたことを思い出して、ぞっとしました。

鎮火後に、消防と警察が到着して、
現場検証や事情聴取など。
別の人に同じことを何度も聞かれました。
これは証言が一致するか、差異が無いか、
調べていたんですね。

事情聴取中、消防士さんから言われたのは、
夫の指示が冷静で的確だったこと。
適切な対応をしたから延焼しなかったこと。
本当に素晴らしい対応でした、ということでした。

なんというか、ダクトからのぼる黒煙を見て、
まっさきに逃げなきゃと思った私と、
冷静な判断で大火災を防いだ夫。

自分がどれだけ薄情な人間か、
思い知らされた気がする、そんな日曜日でした。

その日の午前中は現場検証や事情聴取でドタバタして、
午後は現実離れした出来事にボーーーっとしていて、

夕方からTVで大相撲やテニス観戦、
ご飯を食べて、お風呂に入って、
ようやく日常に戻ってきた実感が湧いて、
なんかちょっと怖くなって、
でも翌日も仕事だから、と、
無理やり布団に入りました。

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人のふり見て我がふり直せ、
いい意味でも、悪い意味でも、
実感した、そんな一日でした。

その翌日、あのタイミングで
黒煙に気が付いたからこそ、
延焼することもなかったのだと思いました。

あの時に気が付かなければ、
夫の出勤時間が少しでもずれていれば、
火元の人は煙に巻かれて亡くなっていただろうし、
延焼して私も命を落としていたでしょう。

(火元の部屋がロビーの手前だったため、
廊下やベランダから飛び降りる以外逃げ道がない。
また、該当の部屋の火災報知機が
故障していたそうです。)

生とシの瀬戸際を体験し、本当に生きていること、
生かされていることに、大きな感謝を持ちたいと、
そう思いました。

でも、上記に気が付いたとき、
本当に身体の震えが止まらくなりました。
時がたてば、落ち着くだろうと
夫にも実母にも言われたのですが、
時間が過ぎればすぎるほど、
あの時のシーンが鮮明に思い出されて、
手先も震えて…。

火災に遭遇したのもですが、
こうして尾を引いてしまっていることが、
何よりの修羅場です。

みなさんありがとうございます
あまり震えが続くようであれば、受診してみます

これがPTSDなんですね…
本当に自分にこんなことが起こるなんて
思ってもいませんでした

それから火元の布団ですが、消防が回収?
押収?していきました
消防の方でも、水に一晩つけておきます
と言われていたような気がします

このことは友人にも話しておりません
なんというかあまりに現実離れしていて、
何から話したらいいか…

たしかに消防士さんから勤め先聞かれました
職場への根回しもしておきます

本当にいろいろとアドバイスありがとうございます
押しつぶされそうだった気持ちが少し楽になりました

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