会議の休憩中に携帯をみたら嫁母から鬼着信。嫁が顔と左腕に 大怪我をして救急車で運ばれたとの連絡だった

重要な会議に出ていて煮詰まった為
小休止しようとの上司の計らいに飲み物を飲みつつ、
ふと自分の携帯を見たら鬼着信の嵐
見たら嫁母で確認中に電話がきたので取ると、
嫁母の半泣きの声が嫁が顔と左腕に
大怪我をして救急車で運ばれたとの連絡だった
一瞬で頭が真っ白になり、
その後の会議でも様子がおかしかったらしく
上司が聞いてきたので上の空で答えたら
何でそんな大事な事を言わないんだ馬鹿野郎!早く帰ってやれ!
と言われて早退した

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車で自宅に帰る時、駐車場で震えが止まらなくて
同僚が飲み物を買ってきてくれて、
上司が何なら送ってやると声を掛けてくれたりと有り難かった
何とか無事に家に着いたが当たり前だが嫁も嫁母も居ない、
だが近所の人達が遠巻きにいた
家の前の道路を見るとどう見ても結構な量の出血です
本当にありがとうございました
警察も来てたらしく何があったのか
聞いてなかった俺はもう半泣きで、
どこの病院か聞いてなかったから電話しても嫁が出ない
何回も電話して、出る訳無いと漸く気付いて
嫁母に連絡したら嫁母も通じない
近所の人達に聞いても要領を得なくてもう恥ずかしながら車庫で号泣してた

泣いてたら携帯が鳴って見ると嫁からで慌てて出ると、
わりと元気そうな嫁の声で今処置が終わったからこれから帰るよと
心配と安堵からの怒りで思わず何があったんだ!
と声を荒げてしまい、嫁がとりなす様に話した
嫁が洗濯で嫁母は外で草取りをしていた時、嫁が終わった!
と部屋に入って後片付けをし始めた時に
外から女性の悲鳴が聞こえたそうで、
慌てて2階の窓から見たら犬と散歩中の夫婦と
思われた旦那さんと犬が、
大型犬に襲われていて奥さんが発狂していた

それを嫁母が箒一本で取り押さえに行ったのを
見て慌てて外に飛び出したのだと
どう見ても闘犬みたいな犬で、
嫁母が鎖を掴んだ時に大型犬が嫁母に歯を剥いたらしく、
嫁母が咬まれる!と思った嫁が鎖を取り上げ
大型犬を抑えたんだそうだ
嫁は力持ちの部類に入る(デブ)が、
結構振り回されたり自分が咬まれかけたり
(運良く避けた)と必死で戦ってた時に、
近所でのんびりお茶を飲んでた飼い主が
慌ててチャリで到着→何とか無事に引き渡せたんだそう
ほっとしたのも束の間、嫁が襲われてた夫婦と
飼い犬(これも結構大きい)の様子を確認しようとしたら
気が立ってた飼い犬に顔と左腕を咬まれたのだと
私が悪いんだよと、飼い主を守ろうと
必死で気が立ってた犬に無闇に近寄って迂闊だったと、
相手にも申し訳無い事をしたと

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でも相手のご夫婦は怪我してなくて良かった、何よりだよ
私がドジったせいで却って迷惑かけちゃったと話すけどさ、
お前顔だよ?顔咬まれたんだよ?
何でそんな他人の心配ばっかすんだよ
痛くねーのかよ辛くねーのかよ馬鹿野郎と
何でそんなお人好しなんだよとかこいつ真正の馬鹿だとかでも
生きていてくれて良かったとか死んでたらとか
もう俺が情緒不安定になって嫁に宥められる始末で情けなかった
でも嫁も辛かったのを知ったのは事件から2日後の真夜中
嫁が余り寝られて無いのは知ってた

俺を起こすまいとそっと起きて隣の部屋に行ったりしてたから、
痛みが辛いのかなと思ってたんだが違った
咬傷は筋や神経が切れて無ければ、
大体は縫わずにそのまま消毒して
傷が塞がるのを待つしかないんだそうだ
神経や筋は痛めて無かったものの、かなり深い傷だった嫁は
痛みと伴う熱で辛かった筈なのにニコニコ笑って平常通りだった
だが本当に嫁が辛かったのは嫁母が大型犬に歯を剥かれた瞬間、
自分が犬に咬まれた時の事、
そして何より大型犬を抑えた時の咬まれかけた事や振り回された時に
覚悟をした時の事をどうしても思い出してしまい
寝られなくなった事だった

それに気付いたのが、隣の部屋から聞こえた小さな泣き声だった
そっと見ると、いつも素っ気ない飼い猫達が嫁の側にいて、
嫁の顔のガーゼに前足で触れてニャーオと
まるで大丈夫?とかもう怖くないよ、
大丈夫だよと言ってくれてるかの様だった

嫁、泣いてた
いつも笑って滅多に泣かない嫁が、怖かったよ、怖かったよと泣いてた
居たたまれなくて思わず大丈夫かと声を掛けたら、
涙拭いてごめんなさい!起こしちゃった!と謝る
そんな嫁が不憫で、そうだよな、
怖かったよなと言って頭を撫でたら嫁が我慢の限界だったんだろう、
泣き出した

怖かったと、母さんに何かあったらともう必死でと、
最悪自分が咬まれてどうにかなっても鎖を離さない様に
自分の腕に巻き付けたと小さな声で泣きながら言った
嫁母は嫁母で、娘が自分を庇って咬まれるのでは無いかと
鎖を寄越せと嫁に近寄って行くが、
大型犬に振り回されてる嫁から近寄るな!
それより飼い主に連絡つけて!と言われて目を離している間に
娘が死ぬんじゃないかと半泣きと不安でトラウマになったみたいだ

嫁の傷は中々塞がらず、
漸く塞がったは良いものの顔や左腕には痕が
くっきり残った挙げ句左腕に痺れが残った
咬んだ犬の方の飼い主から、
治療費は払って貰ったが整形費用はどうするか未だ考え中
嫁は治療費だけ払って貰えれば良いと言ってるが
俺と嫁母は何だか納得いかなくて渋ってる
でも今でも嫁の寝顔を見る度に悔やむ
あの時俺が居たら少しは違ったんじゃないかとか、
少なくとも嫁が怪我をする事は無かったんじゃないかとかでも
反対にあの時嫁が死んでたら俺はどうしてたんだろう、
ならどんな酷い怪我をしてでも生きていて欲しいとか色々考える

後で悔やむと書いて後悔とは本当によく言ったもんだと思う
長くてごめん、これが一年前の俺の修羅場

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