自分の親は商社マンで、
子供の頃からいろんな国に住んでた。
東南アジアの某国に住んでた時のこと。
近所で小さい子供が車に引かれて亡くなった。
ぶっちゃけ車のマナーが最悪で、
100キロ位で走るのは当たり前、
人はよけて当然、礫死体がその辺に転がってる位の国。
引かれた子供の母親が轢いたヤツに、
「お前は絶対に許さん、呪ってやる」
って怒鳴ってた。
轢いた方も轢いた方で、
「あの子が飛び出してきたんだから俺は悪くない」
って怒ってる感じ。
そして裁判所に訴えたら、逆に
「子供が飛び出したせいで車がへこんでライトが割れた」
と賠償命令。
「酷いね」
「日本じゃ考えられないね」
と言ってた。
数ヵ月後、加害者運転手の妻が失踪。
警察も出てきたが見つからず、
今度は子供が1人居なくなり、
数週間の内に残りの子供も居なくなった。
1人の子供は死体で発見されたが、
妻と最初に誘拐された子は見つからず。
「もしかしたら、子供を事故で亡くした被害者に『逆恨み』されてるんじゃないか」
と、被害者宅を捜索したらビンゴ。
亡くなった子供を祀っている祭壇に、
母子の首が飾られていたそうだ。
母親のまぶたと口はタコ糸で縫ってあった。
実行犯であった事故被害者の母親は、
「あの男を苦しめたかった」
「加害者妻は監禁して、うるさかったから口を縫った。その前で子供を殺した」
「子供を全員殺した後、加害者妻も殺した」
「加害者妻が子供を殺した後、こっちを睨むから目も縫った」
と供述。
被害者一家はあっさり全員死刑になった。